今月のウクライナ-282

今日から二月。
選挙戦ただ中の日本ではありますが、
坂城の町はいつもと変わらず静かなものです・・・
先ほどようやく選挙カーが来たなと思ったら、焼き芋売りであった・・・
老後を過ごすにはとても良いところではありますが、
この一週間の寒さにはホトホト愛想が尽きる・・・
さすがの熊五郎氏もおとなしくしているようだ。
二月も半ばともなれば日差しも春めき、
庭の枯草も色づいてくるころだが、
まだしばらくは冬ごもり。
我々霊長類も、息をひそめて何とかひっそり生息していきませう。

さて、海の向こうでは、ICE と呼ばれる「武装警官」的な連中が大暴れ!
正式名称は「アメリカ合衆国移民・関税執行局」という仰々しい名前ですが、
不法移民ならぬ一般市民の間に二名の死者を出してしまった!
あまりの傍若無人なふるまいに米国民はさすがに怒り心頭に達したか、
死者を出したミネソタ州のみならず、
共和党支持者の多い他州においても大規模な抗議行動が生じている。
センセも ICE による射殺の瞬間をネットで見ましたが、
いやさすがにあれはないでしょう。

アメリカの警官は直ぐに拳銃を取り出して発砲しますが、
実のところ、これはある意味致し方無い振る舞いと言えるかとも思われます。
何となれば、相手も拳銃を所持している可能性があるためです。
だもんで、たとえポケットからスマホを取り出そうとしても
その動きだけで発砲されます。
一瞬遅れれば、自分がやられるからです。
で、日本であれば単なる捕縛ですむ案件でも射殺されるケースが非常に多い。
じゃ、なんでみんな拳銃などの武器を持っているかというと、
説明するまでもなく憲法で保障されているからです。
おかげさまで学校その他いろんな場所で銃による大量殺人が定期的に生じる。
その都度みんなで集まって嘆き悲しむわけですが、
肝心の憲法改正までには一向に到達しない。
全米ライフル協会のロビーの力が半端ない。
じゃなんで全米ライフル協会の力が強いかというと、
多くのアメリカ人が支持しているから。
少なくとも共和党支持者のほとんどが首尾一貫、ぶれることなく支持している。

「民主主義万歳!」といったところでしょうか?

今回の ICE の件を受けて、トランプ政権側は、当初、
「拳銃を携行していた死亡者の男性が悪い!」との見解を発しましたが、
ライフル協会側はこれに猛烈に抗議!
「銃の所持そのものは神から与えられた権利だ!」との見解です。
トランプ政権のバックボーンの一つであるライフル協会ですが、
今回ばかりは反対運動と足並みを揃えて非難している。
非常にねじれた理由からの抗議のように感じられますが WWWWWW
これらの抗議運動を受けて、
トランプ氏、ICE に対する手綱を幾分強めているようだ。

で、この「神から与えられた権利」なるものですが、
これ、トランプ・ドクトリンの中でも使われている表現だ。
大統領就任の宣誓式などでも
歴々の大統領、みな「聖書」に手を置いて宣誓する。
先日当選した NY 市長のマグダニ氏はイスラム教徒なので
コーランに手を置いて宣誓した WWW
日本の総理大臣が当選したら、般若心経に手を置いて、
「働いて、働いて、働いて、南無阿弥陀仏・・・」と唱えるのも良いかも WWW

で、ハナシがちょいと変わって
アメリカ枢機卿がトランプの移民排除政策その他を強く非難している。
枢機卿ということからカトリック教会だ。
で、基本、アメリカ人の多くがキリスト教徒でありますが、
カトリックは少数派で、多数派はプロテスタントと呼ばれる新教徒。
そもそも論として、
欧州のカトリック系からの迫害から逃れてきた新教徒、
特に英国のピューリタン=清教徒と呼ばれる連中が
現在のニュー・イングランド地域に入植したのがアメリカの歴史の始まりだ。
ということから、
初期のアメリカではカトリック系が弾圧されてきた経緯がある。
もちろん現在ではそのようなことはないのでしょうが、
基本、アメリカでは、White、Anglo-Saxon、Protestants、
すなわち WASP=ワスプと呼ばれる連中がエリート層を形成してきた。
ということから、アメリカ人の精神世界の根底にはキリスト教が存在する。
特に新教徒のそれが根強くある。

アメリカがあまりにも強くイスラエルの肩を持つ理由として、
これまでセンセは単に、
莫大なユダヤ資金によるロビー活動と
人的ネットワークによるものだろうと思っておりましたが、
新教の一派である福音派の影響が大きいとのこと。
加えてナチスの迫害後、
現在のパレスチナに入植してきたユダヤ人による建国物語などが
同じような過去を持つアメリカ人の心を打つためだ、
という意見もあるようです。
過去にはこういう映画もヒットしました!
センセは見てませんが、主題歌が有名です!

で、アメリカ人の宗教事情を詳しく説明すると大変なので、
以下の本をご紹介いたします ♪
ハロラン芙美子氏の「アメリカ精神の源」という本です!
中公新書から出されてますが、
「新書」ということから想像されるよりもはるかに内容の濃ゆい本で、
しかも 20 数年前に書かれたものであるにも関わらず
今まさにアメリカで生じていることの本質を理解するのに必須の書物、
と言っても過言ではありませぬ!
文章も実に読みやすく、特に最終章である「神のもとにある国」の章は秀逸で、
実のところ、この章だけ読んでも十分なお勉強になるでしょう。
センセのブログを定期的にお読みになっている知能がすこぶる高い方々には
是非ともご一読をお勧めいたします!


モーリー・ロバートソン氏がいきなり亡くなってしまった!
  え?つい先日 BS の海外ニュース番組でみたはずだが・・・
  センセのバヤイ、ジョセフ・クラフト氏としばしば混同するのですが・・・
  お悔やみ申し上げます・・・
※ つい先ほどの情報。落合信彦氏の訃報・・・
  彼の著作はセンセの本棚に 7 冊ほど並んでいる・・・
  うん、丸山健二とか、あの時代、
  爆発寸前ながら方向を見出せないエネルギーに
 日々翻弄されていたあの若い日々、
  確かにある種の指針を与えてくれた氏の著作でありました・・・
  この歳になってからは
  読む気にはなれない独断的メッセージに満ちたものではありますが WWW
  いずれにしましても、
  本日のお悔やみはこれで打ち止めにして頂きたい・・・







今月のウクライナ-281

連日の降雪で、長野は厳寒の日々です。
連日の熱戦で、大相撲は千秋楽です。
で、連日のあい変わらずのトランプです・・・

PXL_20260112_002319512.jpg雪の研究所と千曲川対岸の山々


トランプ、またタコりました。
トリプル安におののいたのか欧州の反発にひるんだのかは知りませぬが、
グリーンランドに対する実力行使はさすがに控える模様です。
で、グリーンランドの防衛力強化と資源開発に関して
より実効的な話し合いを進めていくようですので、
これはこれでよろしいのではないでしょうか?

最初からそうすればよいだけなのに、
相手側のプライドなぞ無いに等しい態度で振る舞うものだから
いらぬ反発を招くだけでなく、
逆に中国やロシアに付け込まれる余地を作り出すのがトランプ流・・・

「カナダが中国と貿易協定を結んだら 100% の関税をかける!」
などとまた言い出してますが、
協定を結ぶ最大の理由が自分にあることを知ってるのか知らないのか、
開いた口が塞がりませぬ・・・
というか、またタコるのも見え見えではありますが・・・

で、国連の安保理の代わりにするつもりでしょうか、
「平和評議会」なるものを提唱し、
仲間を集めだした・・・
一応、戦闘終了後のガザ地区に関する枠組みを取り決めるような
暫定的な組織のようですが、
腹の中では安保理に取って代わるような組織にしたいと思っているはず。
で、永代議長としてトランプ自身が就任するとのこと WWW
で、現在のところ、中東和平に直接関わる組織との触れ込みなので、
イスラエルを始めとする中東諸国の多くが評議会に参加の意思を示している。
イスラエルと仲の悪いトルコも参加を表明しているところをみると、
なるほど確かに
「地域限定」の組織としては何らかの成果を生み出すかもしれない。
けれども仮に恒久的な組織として発展させようと企んでいるのであれば、
これは「心ある」国々から猛反発を食らうのは必至だ。
早くも西欧~北欧諸国は参加拒否を表明した。

で、問題は日本だ。
今現在、解散総選挙の真っ最中なので高市氏は態度を表明していないが、
選挙後には何らかの意思表示をしなくてはならない。

どうする高市?

個人的には、参加すべきではないと思う。
日本が中東問題に深く頭を突っ込む必要はないし、
何よりもまずその「評議会」そのものがそのうちタコる可能性も大ありだ。
そんな「いかがわしい」組織に頭を突っ込むよりも、
現状の安保理をより良い方向に改革することに関与するほうがよっぽど良い。
そのためにも、現状低下しつつある日本の「国力」を回復し、
世界における日本の存在感と発言力を増していかなくてはならない。
まずは EU 諸国、特にドイツの尻を蹴っ飛ばして
日独両国が常任理事国入りする必要がある。
イタリア抜きで WWW
あいつらヘタるから WWW

ま、言うは易しのハナシではありますが・・・

で、トランプの中国に対する態度が今一つ分からないところがあるために
アメリカは台湾を見捨てるのではないのか?
という疑問が湧いてくるのも分からぬことではないのですが、
「いや、トランプの態度と国家としてのアメリカの戦略とは異なるであろう」
というセンセの見立てを今回示そうと考えていた矢先に
アメリカ国防省が「国家防衛戦略」を発表した!
で、そこには台湾を含む第一列島線の防御態勢の強化が明白に謳われています。
先に発表された「トランプ・ドクトリン」においてもちゃんと書かれてます。

そうなのです!
センセが言いたいことは以下の通り!

アメリカの描く太平洋防衛ラインにおいて、
日本列島を含む第一列島線が最も強力な防御ラインなのです!
その理由は、日本列島は、すなわち、「不沈空母」であるからです!
このラインが抜かれたら、
すなわち「不沈空母」が沈められたら、
太平洋上のアメリカの防衛ラインは一気に脆弱化してしまいます。
グアムなんぞは瞬殺されるでしょうし、
グアムが抜かれたら、あとはハワイしかありませぬ。
ハワイが抜かれたら、金門橋までまっしぐら!
パナマ運河も封鎖!
トランプの言う「西半球」の安全は、
太平洋の安全が確保されて初めて有効に保障されるものなのです!

で、「不沈空母」たる日本という概念は、
センセの記憶が正しければ、
故・中曽根首相が提唱した概念だったと思います。
で、この「不沈空母」が不沈であるためには
まずもって韓国が健全である必要がありますし、
さらにはしっかりとした南西諸島の防御が必要であるに加え、
台湾が「西側」である必要があるのです。

そういう意味において、
韓国~日本~台湾は極東の安全保障において
緊密な連携を保つ必要がありますし、
さらには、繰り返しになりますが、
トランプが言うところの「西半球」の安全保障においても
最重要な地域なのです!

台湾が抜かれれば日本の南西諸島は中国と直に接する形となり、
フィリピンが脆弱となり、
バシー海峡が危うくなり、
海上輸送が怪しくなり、
海上封鎖とまではいかなくとも輸送コストが上昇し、
通貨安と相まって物価はさらに上昇!
戦争に至らずとも日本を窒息させることが可能となります。
また、中国側としては、第二線まで進出可能となりますので、
グアムを孤立化させることも容易となります。

で、以上から、トランプ本人はいざ知らず、
アメリカの国防としては、第一列島線の確保は至上命題なのです!
で、そういう意味において、
アメリカは日本を含むこれらの国々に対して
さらなる防衛費の拡充を要求してくるでしょうが、
そしてそれが妥当であれば特段よろしかろうと思いますが、
あのトランプですから
またトンデモない額を吹っかけてくる可能性がありますので、
日本や韓国としては、これに対処する必要があります。
この時、この「不沈空母」という概念が役に立つのです!
すなわち、日米同盟はアメリカが一方的に日本を助けるものではなく、
日本の存在そのものがアメリカ本土防衛を担っているという認識、
すなわち日米同盟は「片利共生」ではなく「双利共生」であるという認識を
トランプの脳裏に叩き込んでやらなくてはなりませぬ!

以前のブログで現職の李大統領が当選したとき
あの「日本ガ~!」の雄叫びが返ってくることを期待しましたが WWW
李大統領、えらくマトモになってしまい、
現状の日韓関係はこれまでになかったほどに良好です。
台湾のみならず、
半島の有事もまた日本に重大な結果を及ぼすことを考えれば、
両国は将来を見据え、
このまま良好な関係を維持していけたらホントに良いことだ、
と考えてます ♪

※ 安青錦、二場所連続優勝おめでとう!!!
  横綱も目の前だっ!!!


今月のウクライナ-280

先週末に会社の新年会が東京であって何かと忙しい週末でしたので、
疲れてしまってブログの更新ができませんでした。

で、ゆっくり休んだおかげで世間を見渡す余裕ができたので
早速見渡してみました。
そしたら、
グリーンランドで米国と欧州とが対立しております WWWWWWWWWW
いや、正確に言えば、
「トランプと欧州が対立している」と言うべきでしょう WWWWWW
トランプは「軍隊を送る!」とか、
あるいは「関税をかける!」とか言い出してます WWWWWWWWWW
さすがに軍隊はないでしょうが
関税はやるんでしょうね WWWWWW

で、グリーンランドに関しては、
「今月のウクライナ-230」「-234」でセンセの考えを述べてますので
ご覧になってくだされ。
特に付け足す文言もありませぬ。

「今月のウクライナ-234」で述べているように、
グリーンランドの住民のなかでも
アメリカの資本と軍事的保護に対して現実的な見方をしている連中は
一定数いると思います。
TV などでは反対派ばかりが目立ちますが、
このような状況下において反対派が目立つのは当然でしょうね。
で、反対派の連中はグリーンランドの旗を掲げてデモをしてますが、
デンマークの旗は掲げていませぬ。
すなわち、特段デンマークとの連帯意識が強いとは言えず、
叶うことなら独立したい、
という人々も一定数いるということです。

地理の教科書~世界地図を始めて開いた中学生が最初に驚くことの一つに
グリーンランドの大きさがあると思いますが、
あれはメルカトル図法だからです WWW
で、中学生にとってもうひとつ驚くことが、
グリーンランドがデンマーク領であるということでしょう WWW
で、早速デンマークを調べたりしますが、
しょぼい人魚姫の像くらいしか取り柄のない国だな~
などというのが中学生の感想でしょう WWWWWW ※

※ これは中学生の感想であってセンセの感想ではありませぬ!

で、現在ではデンマークの自治領ということで格上げされてますが、
しばらく前まではデンマークの単なる植民地でありました。
すなわち、デンマークの領有そのものには「絶対的優先権」はありませぬ。
そういう経緯ですので、
昔からアメリカはグリーンランドを領有するために
色々とちょっかいをかけてます。
すなわち、「西半球」の安全保障として見た場合、確かに、
何らかの形でグリーンランドに関与したいと
「国家としてのアメリカ」が考えるのは自然だと思います。
パナマ運河も同様です。
キューバ~ベネズエラに関してもそうです。

ですので、トランプではなく「国家としてのアメリカ」が
真面目にグリーンランドを重要視するのであれば、
もっと「ちゃんとした」やり方というものがあるはずです。
それがこうまででたらめなのは、やってるお方がトランプだからです WWW

結局のところ、あのオトコは、自分の手柄が欲しいだけなんでしょうね。
ルビオとか、周りの連中の尻ぬぐい仕事を考えると、
結構センセは連中に同情したりします WWWWWWWWWW




今月のウクライナ-279

前回、トランプ・ドクトリンは単なるお題目ではなく、
実行性が極めて高い「行程表」であるとみるべき、と書きましたが、
全くその通りになりつつあります!
書いた本人が驚くほどです WWWWWWWWWW

ベネズエラ問題について、
「さて、今後はどうなっていくだろうか?」と考えるいとまもなく
今度は例のグリーンランド問題。
これに加えて 66 にものぼる国際機関からの脱退を表明!
グリーンランドそのものの名前は
トランプ・ドクトリンには記載されてはおりませぬが、
「西半球」という言葉の中に内包されているのは明らかです。
また、前々回に言及したドクトリン中の最後、
「国際機関の束縛から自由となり、軍事的に世界一強となり、
力による平和を目指すっ!」
という文言も、
これまでもすでにいくつかの機関から脱退しておりますので
そのうちやりだすのだろうと考えておりましたが、
ここまで急にいきなり 66 もの団体から離れるというのも、
書いた本人が驚くほどです WWWWWWWWWW

「軍事的に世界一強となる!」という宣言も、
先日の議会への軍事費の大幅増額要求として
具体化への一歩を踏み出しております。
これまた書いた本人が驚くほどです WWWWWWWWWW

で、トランプ・ドクトリン、別名ドンロー主義ともいわれてますが WWW
これに関していろいろな識者がさまざまなことを述べてます。
で、「書いた本人が驚くほど」に予測が当たりましたので、
すっかり調子に乗ったセンセ ♪♪♪
以下に「西半球はオレのものドクトリン」に関して
完全に個人的な意見~今後の見通しを述べてみたいと思います。

まず第一に考えておかなくてはならない点は、
前回も書きましたが、
あのドクトリンはトランプの考えを表明したものであると同時に、
アメリカが伝統的に有する基本的な安全保障の考え、
特に伝統的な共和党の考え、が根底にあることを認識する必要がある、
ということです。

少し歴史を調べたヒトでしたら分かると思いますが、
グリーンランドやパナマ運河領有のハナシも
裏庭で妄動する政権をひっくり返したりするハナシも
アメリカにとっておなじみのハナシではあります。
ではなんで今回の事件では過去に比べて大きく騒がれるのか?
それはもちろん
第二次トランプ政権発足早々に打ち出した「関税政策」に代表されるような
自由主義国~同盟諸国に対して
従来の政権が醸成してきた信頼関係を一方的に打ち壊すような
政策を始めたことから生じてきた不信感が最根底にある、と思います。
ではその信頼感の根源ですが、
それはもちろんこれらの国々が共有する「価値観」に由来します。
言論の自由、民主的に選ばれた政府、司法の独立などに加え、
対外的には、たとえ個々の国の事情により関税を課すことはあっても、
基本的には開かれた自由貿易主義で結ばれる、ということです。

いわゆる「ならずもの国家」と呼ばれる国々、
いわずもがなのロシア、中国、北朝鮮、イランは全て
上記の基本的価値観を有していない国々です。
今回のベネズエラもまた同様です。
一説には 800~900 万人にも及ぶ亡命者を生み出す政権に
正当性などないのは当然のことです。
従いまして、前々々回あたりで書いたように、
このような「非人道的」状況の根本的改善を前面に掲げて
今回の驚くべき程の効率的かつ迅速な軍事行動を行えば、
世界中の、少なくとも自由主義諸国からは、
国際法順守はともかく、
やんややんやの大喝采が起こったはずなのです。
また、いわゆる「国際法」ですが、
これに照らし合わせた場合、
マデューロ政権下のベネズエラはどう評価されていたのか、
例のノーベル平和賞をもらったお姉さんの存在から評価は明らかですが、
それではその「評価」とやらはどのような具体的行動を伴っていたのか、
単に「平和賞」を与えただけでお茶を濁すものだったのではないのか、
そうしてそのような
「無力」な国際法を生み出す根源である国際機関そのものに対して
反旗を翻したのがトランプ政権である、
より正しくは「愛想をつかした」のがトランプ政権である、
という構図ではないのか、
ということです。※
※ 66 の内訳をより詳細に分析すると、
もちろんそのような理由だけではないと思います。
とりわけ「環境」などに関連する機関に対しては別の理由からでしょうね。

思い起こせば 2001 年 9 月 11 日の NYC への特攻作戦に端を発した
セガレ・ブッシュの対イラク戦争ですが、
当時の国連からほぼほぼ全面的にゴーサインをもらっての発動でした。
で、あの結果でありました・・・
で、国連は責任を取ったのか?
日本を含む OK サインを出した国々は?
頬被り(ほっかむり)したまま
その後もぬくぬくと実行性のない決議を出し続ける国連ですが
「金食い虫の町内会」と揶揄されるのも無理のないことです。

本来のアメリカであれば、
あるいは「世界に冠たる力と理想を兼ね備えた」アメリカであれば、
率先してこのような「国際機関」の大改革に乗り出すはずですが、
そしてそのようなチャンスは 1989 年に出現したはずなのですが、
やる機会を失った・・・
いや、日本とドイツを安保理に加えるなどの提案はあったはずですが、
実現しなかった・・・
ま、それ以上にもっと大胆な改革が必要ではありますが・・・

で、いつものように脱線してしまいましたが、
基本、トランプ政権の「西半球」戦略は、
たぶん、これは、トランプ個人の希望というより以上に、
アメリカの実存において根源的に内在する「本能的な安全保障感覚」
に由来するものなのではないでしょうか?
ナンか、凄まじい言葉使いではありますが WWWWWWWWWW
そして、最悪なのが、ただ、
トランプ氏の「ど派手」かつ「気まぐれ」かつ「無礼千万」なやり方が
世界に対して大きな誤解を生んでいる、
という言い方もできるのではないでしょうか?
もう少しうまくやれば、世界は、
あるいは少なくとも日本を含む自由主義諸国は、
少なくとも「西半球ドクトリン」に対しては、
「基本的な理解」を示すことができたはず、
と思います。

しかしながらそうは言っても
実存において根源的に内在する「本能的な安全保障感覚」は
アメリカのみならず、
基本的にはどの国も有している感覚であり、
これを野放しにすると「中世」に逆戻りとなりますので、
第二次大戦の結果を大いに鑑みて、
その後に確定した「国家主権」を
国際機関の容認無しに他国が力で取り崩すのは不可!
との取り決めが「国際法」というわけではあります。
このような国際法に
強い権限ならびにその行使を付与するにはどうすればよいのか、
それに対する考え方の一助を提供しようとしたのが
「今週の・・・」でチラッと開陳した
満州~石原莞爾~ペッキングオーダー~覇権のお話なんですが、
そのうちに解説できたら、と考えてます。

次回はベネズエラの今後の扱い方について考察し、
センセの上記推論の裏打ちを試みたいと思います。

※ イラン情勢がきな臭くなってまいりました!
来週までにどうなっているのか、
予断を許さぬ展開です・・・





今月のウクライナ-278

と、昨日の筆の先が乾かぬ間に、
いきなり「トランプ・ドクトリン」に基づく行動が実行された!!!
ベネズエラ空襲を行ったかと思う間にサッサとマデューロ大統領夫妻を拘束し、
アメリカに連行してしまった!!!

先のイラン空爆も完全に意表を突くものでしたが、
今回のカラカス空襲~大統領拘束もまた、
あっけにとられるものではあります。
確かにトランプ大統領、事の是非は置いといて、
その実行力には一点の曇りもない!

ま、今回の軍事行動の秘匿性、精密性、迅速性に関しては、
近年の軍事部門の驚異的な技術進歩によるものであることに
間違いはありませぬが、
行動そのものは、
昨日述べたアメリカ国家安全保障戦略そのままに沿ったものだ。
すなわち、
あのドクトリンは単なるお題目ではない、
すべてが、今後、実行性が極めて高い「行程表」であると考えるべきであろう!

で、その法的根拠云々ですが、実のところ、アメリカはこれまでも、
自国の裏庭である「西半球」においては、
似たような行動を繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し行ってきています。

19 世紀の西部劇時代やその後の帝国主義時代はさておき、
第二次大戦後においても、
レーガン時代の「グレナダ侵攻」
親ソ・ニカラグア政権への対抗軍事組織である「コントラ」の設立、
オヤジ・ブッシュ時代の「パナマ侵攻」など、
いずれも国際法上どうなの?というものです。

で、レーガン時代は未だ東西冷戦のさなかであり、
ある意味、国際的、少なくとも「自由主義世界」においては、
軍事進行に対して一定の「正当性」は認められたとは思いますが、
今回のベネズエラ政権に関しては、ソ連崩壊後でもあり、
イデオロギー的要因は大きいとは言えないと思います。
ただし、前政権であるチャペス時代におけるベネズエラは
明白な反米~社会主義政権であり、
チャペス大統領は自らを共産主義者であると唱えておりましたし、
後継者であるマデューロ氏はチャペス政権を踏襲して
明らかな反米かつ中国~ロシアに依存した政権ではあります。

左右の政権が時代的にも地域的にも複雑に絡みあう中南米諸国の歴史に関しては
センセもよくよくお勉強してからお話ししたいと思いますが、
とりあえず現状をザザッとみておきますと、
最も根底のところには、
昔の宗主国であるスペインやポルトガルなどのラテン系の伝統である
「マッチョイムズ」の存在があるように思われます。
すなわち、原住民である「インディオ」を「力」でねじ伏せ、
大地主制度の下、「ファゼンダ」とか「エスタンシア」と呼ばれるような
大規模プランテーションにおいて彼らを「半農奴」的にこき使ってきた歴史が
最根底に横たわっているように思われます。
「今月のお悔やみ」で紹介したハリー・ベラフォンテの「バナナボート」などは
当時のプランテーション労働者の過酷な労働を歌ったものですが、
このような「半農奴」的な労働者は、一般的に、
原住民であるインディオ、
アフリカから連れてこられた黒人奴隷、
そして宗主国の白人を含むさまざまに混血した労働者によって
構成されておりました。
19
世紀初頭、宗主国からの独立運動~その後の内乱期を経て
現在見られるような多くの国家が中南米に生まれましたが、
大地主 vs 貧困労働者という経済構造は相変わらずのものでした。
しかしながら 19 世紀後半には「メキシコ革命」が起こり、
このような構図に反旗を翻す社会主義的勢力が生まれてきました。

20 世紀に入るとこのような構図の中にアメリカ巨大資本が入り込み、
中南米はアメリカの裏庭と化していきます。

東西冷戦期ともなると、
これにイデオロギーが絡んだ米ソ間の覇権争いが加わり、
キューバに共産主義国家であるカストロ政権が生まれ、
その後はニカラグアにサンディニスタ政権が生まれるなど、
「裏庭」が騒然としてきた結果、
当時のケネディ政権やレーガン政権は
軍事的な対応を迫られる形となりました。

基本、大規模農園を所有する伝統的地主層、
ならびにアメリカ資本と手を組んだ資本家層に代表される富裕層と、
貧困にあえぐ農民と労働者の対立軸が常に緊張を孕んで
この地域の政治の不安定化の原因となっているように思えますが、
目の前にキューバというソ連を後ろ盾とした共産主義国家が出てきた結果、
例えばチェ・ゲバラに代表されるような「革命家」が大陸を股にかけて暗躍し、
その結果、各所に「左翼ゲリラ」が林立して、
多くの国々がさらに不安定化していった、という経緯でしょうか?

ソ連崩壊後はこのようなイデオロギー的不安定さはある程度は落ち着き、
安定化し始めたように思われた中南米諸国ですが、
折に触れて米国資本主義に対する反米意識の高まりが生じ、
この間隙をついて、
新たに強国として台頭してきた中国が勢力拡大を図るようになった結果、
中国よりの左派と米国よりの右派が目まぐるしく政権争いを繰り広げる
今日見られるような状態となってきた、
と考えて大体よろしかろうと思います。

ベネズエラに関しても、
20 世紀初頭にはアメリカ資本が原油資源をほぼほぼ独占しておりましたが、
その後にはベネズエラ国家による国営石油会社も興り、
1970年代のオイルショックによる原油価格高騰によって
一時期は「サウジ・ベネズエラ」と呼ばれるほどに
石油利潤で潤う時期もありました。

しかしながら結果的に富裕層と貧困層との間に大きな格差が生まれ、
1989 年にはこのような状況に反対する国民の大規模なデモが発生しますが、
これに対して当時の政権が発砲した結果、多数の死者が出てしまい、
最終的には軍人であったチャペス氏がクーデターを起こして政権を握った、
という経緯があります。

共産主義的思想を信奉するチャペス氏はアメリカ資本を追い出し、
石油関連企業をすべて国有化した結果、
現在の状況に繋がる原型を作り上げました。
チャペス氏を引き継いだマデューロ氏はチャペス氏の思想に共感し、
彼の政策をそのまま受け次ぐこととなりますが、
両者の共産主義的思想に基づく各種政策は
貧困層には強く受け入れられた一方で、
近代資本主義に基づく現実的な政策を打ち出すことに失敗し、
政治は大混乱。
大量の難民が発生することになり、
マデューロに反対する野党党首が
ノーベル平和賞をもらうというまでになってしまったのが、
つい先日の出来事です。

仮にマデューロ氏がもっとまともな政治を行いさえすれば
恐らくはトランプといえども
このような形での介入を行う余地はなかったのでは?と思いますが、
そうは上手くいかなかったのは今更ながらに仕方のないことであります。

大体、中南米諸国というのはこういうカンジで右派左派の確執が見られ、
これに対してアメリカが介入する、
というパターンが非常にしばしば見られます。
実のところ、今回のトランプの介入は、米国による数ある介入の一つ、
とみるほうがよろしかろうとも思えます。

で、今後の展開ですが、
高市政権としては、
ともかくも当面は様子見としゃれ込むしか手の打ちようはありませぬ。
また、安定政権が確立するまでは米国が直接的に統治する
などとトランプは言っておりますが、
中露の出方に関しても興味深いものがあります。

少なくとも今回の軍事的成功に関しては
中露両国ともに大変に驚愕したことかと思いますが、
肝心のベネズエラ国民としても、
マデューロ政権崩壊を喜ぶ連中はそれこそ数多いでしょうが、
一方で政権を支えていた「岩盤層」も一定数いるわけで、
再び国内が混乱する可能性も否定できませぬ。

さらにはここにきていまさらではありますが、
トランプ政権が国際法なぞどこ吹く風の政策をホントに実行する
ことが明らかとなりましたので、
例えば現在進行形で進んでいるウクライナ紛争解決交渉においては
まさに国際法をガン無視して侵攻したロシアに対して
「道徳的~国際法的」な観点から抑止をかけることは原理的に不可能で、
これを彼に求めることは「ないものねだり」に等しい行為です。

従いまして、例の
「プラグマティスト」ではないが「現実的」な形で解決に臨む
ということとなるのでしょうね、何とも申しようがありませぬが・・・








今月のウクライナ-277

皆さま新年明けましておめでとうございます。

センセはいつものように埼玉は越谷の姉の家に行き、
親戚一同うち揃って新年を迎えました。
今年は某国系の旅行者が激減したせいか、
新幹線も比較的空いていて予約席も確保でき、
行きも帰りも余裕で移動することができました。

で、例年、帰宅の際には姉の家に
「入れ歯」だの「お財布」だの、何かと忘れ物をするセンセですが、
今年は気を付けていたので忘れ物もなかろうと思っていた。
で、2 日に帰宅して夕食を摂って寝る前に歯を磨こうとしたら
歯磨き粉を忘れてきたことに気が付いた・・・
歯磨き粉なんぞどうでもよいとお思いでしょうが、
センセは「サンギ」の高~~~い歯磨き粉を使っている。
そう、「芸能人は歯が命!」というあれだ!
実のところ、電動歯ブラシと水酸化アパタイトとの組み合わせは最強だ!
これに加えて食後の丹念な糸ようじと歯磨き後の GUM リンス、
さらに加えて寝る直前の歯肉ポケットへのヨード塗布も効果的だ!
否応なく進んでいく老齢化への対策として、
筋肉量の維持、骨密度の維持、心肺機能の維持、脳神経機能の維持、
そして、歯の健康維持!
これらはすべて重要だ!
ぜひお試しあれ!

で、「効果の高い高価な歯磨き粉を忘れて後悔しているセンセ」
というイマイチのオチで、
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


さて、トランプ氏のアメリカ合衆国国家安全保障戦略ですが、
一通り読み終わりましたので、
新年早々いろいろと議論していきたいと思います。
まず第一に、この文書はトランプ氏が自ら記述したものではないようで、
トランプ氏の考えを忖度しつつ周りの者たちがまとめ上げたもの、だそうです。
すなわち、トランプ氏独自の考えに加え、
従来のコアな伝統的共和党の考えとか、
MAGA 派の考えとか、
ルビオやバンスの考えとかなどを総花的に表現したもの、
と言えるかと思います。
読み進めていくと
いろいろ矛盾したところや理解に苦しむところもありますが、
それでもトランプ政権が進めたい方向性とその方法が明らかとなりますので、
読む価値は十分にあると思います。
以下、彼は、あるいは彼らは何をしたいのか、簡単にまとめます。

1. 西半球はオレのものだっ!
本来のモンロー主義に立ち返り、米国そのものだけではなく、その周辺、
すなわち北アメリカ + 中南米、さらにはグリーンランドをも含めた領域を
「アメリカの生命線」と考える、ということです。
で、この領域における「敵対国家」の影響を排除する、と宣言します。
この領域における「敵対国家」の影響を受けた政権は打倒する、とします。
この領域における各種の要衝に対する「敵対国家」の影響を排除し、
通商の安全を確保する、とのことです。
最終的には、米国を中心とした経済圏を確立し、
西半球のみで「自給自足」しうる広大な地域を構築する、ということです。

2. アメリカはもはや世界の警察ではないっ!
「アメリカはもはや世界の警察たりえない」という考えは
すでに過去のいくつかの政権からも発せられていた
「アメリカの心の叫び」のようなものですが、
これを明白に宣言したのがトランプ政権、ということでしょう。
要するに、基本、「自分の国は自分で守ってくれ!」ということです。
同盟国に対する軍事費増強への要求は、
これを具体化するための大きな方策の一つ、ということです。
先日、日本の細川政権時代の外交文書が公開されましたが、
中でも北朝鮮の核開発に対して
当時のクリントン政権が日本の危機意識の欠如を指摘し、
防衛費増額を含めた一層の対処を要求した点が
大きくクローズアップされておりました。
今回のトランプ政権では、
日本のみならず、韓国と欧州に対する強い要求が特徴的です。

3. 過剰なるリベラリズムとは決別するっ!
「リベラリズム」という文言は使用されておりませんが、
これを意図する箇所が至るところで認められます。
最も明白に認められる部分は欧州に対するもので、
以前、バンス副大統領が現地に乗り込んで
並み居る欧州の首領たちの前で大演説をぶちかましましたが、
その演説内容を暗示するものです。

4. 台湾を含む第一列島戦は死守するっ!
これ、明白に書かれてます。
ここに明白に書かれた文言と、
最近のトランプ氏の行動~発言との間に何らかの齟齬が見られる、
との観察も多々ありますが、
ここらへんを明らかにする鍵もまた、今回の文書に記載されています。
トランプ氏は
「プラグマティスト」ではないが「現実的」な人間なのです WWWWWWWW

5. 国際機関の束縛から自由となり、軍事的に世界一強となり、
力による平和を目指すっ!

「国際機関から自由となる」というのも実にアメリカ的ではあります。
第一次世界大戦後のウイルソン大統領による国際連盟の設立ですが、
当のアメリカがサッサと抜けてしまってその後はどうなったか、明らかですね!
で、そうなると権威をもった「ちゃんとした」仲裁役がいなくなりますので、
当のアメリカが「世界最強の軍備」を保持することにより、
紛争の仲裁役となって世界平和に貢献する、ということらしいですが、
先の「世界の警察からは降りる!」との宣言とは
真っ向から矛盾するように思われますが ・・・WWWWWWWWWW
もちろんトランプ氏の頭の中では
両者の「整合性」は一致しているようです WWWWWWWWWWWWWWW

だいたい大きな項目はこんなところかな?
次回からはも少し突っ込んでみたいと思います。
思わず吹き出してしまう箇所もいくつか見られますし WWWWWWWWWW




今月のお悔やみ

ジャンボが死んだ・・・
あの、ジャンボ尾崎が逝ってしまった・・・

いつか来るのは分かっていたが、
まだ 70 台だからなんのなんの、と思ってた・・・
78 歳か・・・ちと早いだろ・・・さみしいわ・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

皆さまご承知のように、センセは下手なくせにゴルフ好き。
ま、ほとんどのゴルファーがそうですが・・・

で、W 大のころはよくキャディーのアルバイトをしていた。
プロのキャディーをしたこともある。
女子プロでは吉川なよこ
男子プロでは戸田藤一郎のキャディーをしたことがある。
以下、吉川なよこのキャディーをしたときのハナシ。

なよこさん、その日は少し調子が悪く、
ラウンドを終えて練習場へ。
で、彼女曰く、スイングを見て欲しいとのこと WWW
で、下手くそなセンセ、
よせばいいのに調子に乗って
「少しオーバースイングじゃないんですか~?」などと
覚えたての単語を使ってえらそ~~~にアドバイスしてみた。
「ならばあなた打ってみて頂戴 ♪」となよこさん、
バッグから 9 番アイアンを抜き出して、
文字通りセンセに不意打ちを食らわしてきた!
で、ここでおめおめ引き下がるわけにもいかないセンセ、
渡された 9 番アイアンを手に取って打ち始めたは良いが、
9 番アイアンで大スライスの大連発 WWWWWWWWWWWWWWWWWW
これはこれで普通のヒトにはナカナカ真似できない
秘技中の秘技ではありますが WWWWWWWWWW
それを後ろから見ていたのが当時売り出し中の岡本綾子
綾子さん、眉間にしわを刻みながら、かく宣わった!
「あ~ら、なよこさん、良いキャディーに恵まれてよかったわねえ~!」

オイっ!

パンチショットで有名な往年の名選手、戸田藤一郎のキャディーをしたとき、
同じパーティーに今を(当時を?)時めくジャンボ尾崎が居た!
で、その頃のセンセ、生意気にも鼻ヒゲをつけていた。
今もつけておりますが、あの頃のは黒かった WWWWWW
で、それに気づいたジャンボ、センセの鼻ヒゲに指をあてて
「お、お前カッコいいな!おれもつけてみるかな!」と言う・・・
で、次の週のトーナメント、尾崎氏、ホントに鼻ヒゲつけて登場した WWW
でもまあセンセよりも似合わないのに気付いたのかどうか知りませぬが WWW
翌週にはサッサとそり落としておりました WWWWWWWWWW

さらに別のトーナメント、
練習グリーン上で男子プロたちがパットの練習をしていた場に
真っ黒なタコのような顔をしたオトコが登場した。
青木功だ!
そこにジャンボが登場!
で、青木氏、我孫子仕込みの茨城弁まるだしで尾崎に話しかけるには、
「しゃんめえよ、尾崎!しゃんめえ~~~!」

なにがしゃんめえ~のか、
センセはいまだにわからぬままです・・・・・・・・・


中村寅吉
橘田規氏、
草壁政治氏、
河野高明氏、
藤井義将その他その他その他その他・・・・・
みんな揃ってまことに個性的な役者ばかりであったなあ・・・・
プロゴルファーに限らず、どの世界でも、令和のオトコ、
昭和にはゴロゴロ居た役者モンが絶滅危惧種と成り果てた・・・・・・
センセはさみしい限りだわ・・・・

ジャンボ尾崎氏とともに、
ここにまとめてお悔やみ申し上げます。
合掌・・・





今月のウクライナ-276

フィンランドのミス・ユニバース代表が
大会の場となったタイで中国人と食事をしたときに
SNS に投稿した写真が物議を醸している。
これが例の写真。

つりめ.jpgYouTube からの適当なキャプチャー


一見して分かるように、
サッカーの試合なんかでも時々出てきて問題となる「つり目」ポーズだ。
で、彼女、フィンランド代表として一発退場を食らったのは当たり前として、
この「退場」に抗議して、
二人のフィンランド議員が同じようなポーズの写真を SNS に挙げたらしい。
で、中国はもちろんのこと、韓国と日本でも抗議の声があがり、
フィンランド首相は謝罪に追われる羽目に。
当該右派議員が所属する政党は、二人の処分を検討中とのこと・・・

人種的特徴をことさら強調して「非好意的」な態度を示す行為は
当然ながら差別的と呼ばれるでしょうが、
今回の場合、彼女はなんでこのような行為に及んだのでしょうかね?
相手が中国人だったからでしょうか?
ナンか、個人的恨みでもあったのでしょうかね?
それとも北東アジア諸民族に対して差別的感情があったのでしょうか?
フィンランド人と日本人は振る舞いがよく似ているとか言われますし、
これまで両国の間に何か問題が発生したとの情報も認められませんので、
日本人に向けたポーズではないと思いますが、
一重~つり目は北東アジア人に比較的共通してみられる特徴ですので、
仮に中国人に対してやらかした行為であっても
日本や韓国、あるいは北朝鮮の人々の反発を買うのは当然でしょう。

このような人種的特徴、
あるいは「肉体的特徴」と言い換えてもよいと思いますが、
これを強調してからかったりする行為は
ヒトの心性に内在する、ある意味自然発生的なものかとも思いますが、
これが放置されますと争いの原因となって社会が混乱しますので、
「しつけ」や「教育」、「文化の発達」などによって
「抑制」されるのが一般的です。
このような肉体的特徴に対する「美意識」もまた、
「時代」や「文化」の変遷において変化していくのも知られてますし、
A 族で美しいとされる特徴が B 族では醜いものとして認識される、
などというのも世界中で見られるおなじみの現象です。
「引き目~かぎ鼻」は平安美人の条件であり、
昔の「ひな人形」や浮世絵の美人画などでも
「引き目」は美人の条件となってます。
日本人の間では鼻は高いほうが良いと思われがちですが、
欧州ではしばしば逆の評価が下されるというのも、よく聞かされるハナシです。
京都の舞妓さんの「白粉」に関してはどうでしょうか?
伝統的様式美ですからこれはこれで良いと思いますが、
現代日本人の美意識からは、多少かけ離れている感じはします。
一般的に日本人の間では「色黒」は好まれないかと思いますが、
折に触れて「褐色の肌」がもてはやされたりしますね!
夏目雅子さんの有名なポスターが思い出されます ♪
ジャイケル・マクソン WWW の晩年はあんな風になってしまいましたが、
アフリカ人の間では「黒光りの肌こそが美しい!」
との美意識も幅広く存在します。
従いまして、当然のことながら人種的特徴は環境適応の結果であり、
人種的特徴そのものに優劣の差は認められないのは当たり前なのですが、
何らかの差の意識から生まれた根拠のない優越感が民族的闘争に発展し、
近現代史において悲惨な結果を招いてしまったのは良く知られた事実です。
従いまして、まず初めに、
何かによって引き起こされた優越感~嫌悪感~差別感があり、
それを表現するためにわざわざ人種的~民族的特徴を引き合いに出す、
という順番になっているのかと思います。

今回の「事件」に関して言えば、
なぜ彼女が中国人に対してそのような感情を持っていたか、
本人に聞いてみないと分かりませんし、
仮に聞いたとしても「本音」を語るとは限りません。

で、長々と喋ってまいりましたが、
実のところ、そんなことはどうでもヨロシ!
この話の背後には、実は、爺さん婆さんの入れ歯も吹っ飛ぶような、
腹がよじれるような「爆笑話」が控えておるのです WWWW 以下!


過去ログや、
あるいは「今月のウクライナ」シリーズでもしばしば指摘したことですが、
実は、フィンランド人は昔は中国人だったのです WWWWWWWWWW
まずは「今月のウクライナ-99」をお読みくだされ!
分かりやすく、再度、図を載せます。

YDNA Nの拡散.jpgYDNA N の拡散  センセのブログより


要するに、およそ 紀元前 6000 年くらい前、
現在の中華人民共和国の版図に属する遼河地方周辺に
高度な文明を築いた連中が
周りのツングースやらその他の蛮族に追われ、
北へ北へと拡散していった先の一つがフィンランド、
ということなのです WWWWWWWWWW
また、彼らの YDNA ハプロタイプである N
現代中国の最大民族である漢族のハプロの O から分かれたものですので、
両者はもともと近縁です WWWWWWWWWW
図に描いたように、
彼らはシベリアからスカンジナビアにかけて幅広く拡散し、
その一派はウラル山脈北方に移住して、
現在「サモエード」と広く呼ばれる人々となりました。
その後、さらに西方のスカンジナビアに移動していった人々がおり、
「サーミ」と呼ばれる人々となりました。
ここら辺の事情は
「今月のウクライナ-175」と、同「-176」に詳しく書いてます。
で、「-175」で書いてあるように、
フィンランド人の N 61 %を占め、最優勢のハプロです。
次に I 29 %となりますが、
これは「クロマニョン」系のハプロです WWWWWWWWW

では本来のフィンランド人の顔立ちですが、
「-176」に登場するネネツ人ガナサン人のようなものだったと思われます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ええっと、どうぞ、どなたさまも自らが来たるところをよく知り、
矜持をもって日々を送っていただきたいものでして WWWWWWWWWW
では!


次回は、先日に公にされたアメリカの国家安全保障戦略に関して
お話しようかと考えてます。
ここからダウンロードできますので、
ぜひ引っ張り出して原文で読んでみてください。
非常に平易な英文で書かれてますし、
公式文書なので、
「あるべき英語」の勉強にもなります。
トランプ氏の一見「荒唐無稽」な政策の背後にあるものが見えてきます。
ま、ある意味、吹き出してしまうような箇所も散見されるのですが WWWWWW







今週の・・・

今週もまた何ということもない一週間でした。
だもんで、書くべきこともない・・・
ということで、今週はこれで オ・シ・マ・イ・・・

というのも何なので、ナンか書きます WWWWWW

んん~~~と、おこめ券とか、
鈴木農相の「虚無感」とか、
あるいはベネズエラを隠密に脱出して
スウェーデンまでノーベル平和賞をもらいに行ったお姉さんの話とか、
あるいは一旦休戦したにも関わらず
また再びケンカし始めたタイとカンボジアのおかげで
またしてもノーベル平和賞をもらい損ねたトランプ氏の話とか、
そんなところ?

けれどもこれら、
どうにもインパクトがなくて、書く気にならない・・・


外は秋も終わり、雪もちらつき始めて寒いし、
寒いもんで休日は部屋の中に閉じこもっているし、
大概の TV 番組は心の底からつまらないので本を読んだりしているが、
最近は第一次大戦後の日本社会に関する本を読んでいる ※
で、土曜のお昼はたぬきそばをすすりながら
センセが見る数少ない TV 番組の定番の一つ、
「関口宏の一番新しい近現代史」を見ているわけですが、
昨日は満州帝国建国後の関東軍による北支進出や、
日本陸軍の「軍閥」間の政争に関して放送していた。
※ 「第一次世界大戦と日本」井上寿一:講談社現代新書

で、関東軍の満州事変こそは
その後の太平洋戦争に繋がる大事件でありますが、
満州事変の発生と、当時の日本を取り巻く世界環境との関係、
並びに首謀者である石原莞爾の思想に関して、
現在の世界情勢にも通ずる側面がありますので、
生物行動学でおなじみの「ペッキング・オーダー」という概念に絡めて
国家というものの「覇権」について考察してみようか、
と考えましたが、
結構重いテーマとなるのでやめにします・・・


では、今週はこの辺で・・・ 最悪ですね WWWWWWWWWW!



今月のウクライナ-275

今週も特に驚天動地の出来事はありませんでした。
でも、世界は相変わらずの状況で、不安定要因に満ち満ちています。
だもんで、本日のブログはササッと流していきませう!

1.
ウクライナ和平案は?
本来でしたらトランプが大統領就任の日に
とっくに解決していたはずのウクライナ和平ですが WWW
あれからもまた相変わらずごちゃごちゃしまくり、
ちっとも進展がありませぬ・・・
最近もまたごちゃごちゃやっていて、
「停戦も目の前だ!」などとトランプ氏は言っているようですが、
また再び御破算となるのは見え見えです。
で、先週もお話ししたように、
アメリカとロシアとの間での裏取引のうわさが流れている。
これに関連して、
EU NATO 諸国のアメリカに対する不信感がこれまでになく増しつつある。
国防費の増大のみならず、志願兵の増強に向けて法整備を進めている。
将来的には、徴兵制の復活も視野に入りつつあるようだ。
欧州諸国、もはやアメリカは当てにならないと、臍を固めつつあるようだ。
かてて加えてウクライナ、
汚職問題に端を発し、ゼレンスキーの右腕であったオトコを解任した。
血の結束にも緩みが生じつつあるようだ。
要衝ポクロウシクは陥落したとの情報と、
いまだ持ちこたえているとの情報が錯綜している。
ポクロウシク奪回のために、ロシアは、これまで、文字通りの
「屍の上に屍を重ねる」作戦を延々と行ってきた。
これを陥落させれば、
ポクロウシク北部の鉄壁の防衛ラインの包囲が視野に入ってくる。
このような状況下でプーチンが停戦するはずがない。
ドローン戦に関してもロシア優勢となりつつあるとの情報もある。
ジリ貧のウクライナの前線をどのように立て直すか、
西側が、というかアメリカが、
これを本気になって考えずに安易な停戦に持ち込むとするならば、
それこそ「第二次ミュンヘン協定」の「謂い」ともなって、
トランプ大統領の名は黒歴史の教科書の一ページに
麗々しく記されることとなろう!

2. ベネズエラはどうなる?
今現在、麻薬撲滅対策を口実として
ベネズエラ沖に空母を含む艦船団を派遣し、
ベネズエラ上空を封鎖しているトランプですが、
マデューロ大統領排除の動きであるのは間違いない。
というのは、中央アメリカの小国ホンジュラスで、現在、
大統領選が戦われつつありますが、
これに対してトランプ氏がちょっかいを出している。
このホンジュラスの大統領選、右と左の候補が拮抗している様子ですが、
トランプ氏が右寄りの候補を応援している。
ここまでは分かりやすい、なんということもないハナシですが、
これとは別に、ホンジュラスの元大統領で
オルランド・ヘルナンデスというオトコのハナシが絡んでくる。
ヘルナンデスって誰なんデス?というご意見もごもっともですが、
このオトコ、以前にコカインの密輸に絡んでアメリカで裁判にかけられ、
懲役 45 年の有罪となってアメリカの刑務所に服役してた。
ところがここに来て突然、トランプから恩赦が出て無罪放免となった!
で、この元大統領、
現在行われているホンジュラス大統領選で立候補している候補者と
同じ右派政党の出身。
ホンジュラスの選挙に間接的に介入して
ナンとか右寄りの候補を勝たせたいとのトランプの思惑です。
要するに、
「右派候補を勝たせるために麻薬取引に関与した元大統領を無罪放免とする!」
ということで、
これは「麻薬の密輸撲滅のためにベネズエラに軍を送る!」
とのトランプの口実とは真っ向から矛盾するものであることは明らかです。
例のカナダの 51 番目の州のハナシや
パナマ運河のハナシなどとも関連するのかも知れませぬが、
「北米~中米~南米すべて、アメリカの勢力圏に組み入れたい!」
という彼の思惑を指摘する向きもあります。
「欧州には介入しないから
お前たちもアメリカとアメリカの裏庭には介入するな!」
という本来のモンロー主義の再現とみる向きもあります。
ベネズエラの隣国であるコロンビアは現在左派系の政権ですので、
これもトランプに睨まれてます。
で、そうは言っても
南米の大国であるブラジルは現在ルーラ首相率いる左派政権ですし、
そもそも中南米は右派左派相互に行ったり来たりの
政権争いが日常的な国々でなりたっておりますので、
一々介入したところで時間とエネルギーの無駄のような気もします。
要するに、
80 年代のレーガン大統領を気取っているだけのような気もしますが・・・

で、かたやマデューロ氏、すっかりビビッているようで、
トランプとの電話会談では、
「安全を保障してくれれば政権を放り投げてアメリカに亡命しますう~」
とか言って命乞いしたとの話もある・・・
さすがに数百万ものベネズエラ人が逃げ出すような
しょーもない政治を行ってきたオトコですね!
情けないことこの上もナシ・・・
マデューロの不正選挙や多くの難民問題を口実として政権を転覆させれば、
むしろトランプ大統領、多くのベネズエラ人から
「よっ!大統領!」と拍手喝采されるかと思いますが WWWWWWWWWW

3. 中国戦闘機、自衛隊機に対してレーダー照射する!
つい先ほど入ってきたニュースですが、
沖縄本島の公海上で訓練中だった中国軍空母「遼寧」から艦載機 J-15 が発進し、
緊急発進中の自衛隊の F-15 戦闘機に対してレーダー照射を浴びせたとのこと!

遼寧.jpg空母「遼寧」  ウイキより
日本防衛省・統合幕僚監部 - https://www.mod.go.jp/js/pdf/2022/p20221216_01.pdf, CC 表示 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=126688402による


F-15.jpgF-15 戦闘機  航空自衛隊 HP より
https://www.mod.go.jp/asdf/equipment/sentouki/F-15/


J-15 、すなわち殲-15」は、
先日のインド vs パキスタンの空中戦で
パキスタン軍が使った機体で、
インド軍のフランス製「ラファール」戦闘機を撃墜したことで
一躍名を挙げた戦闘機です。

殲-15.jpg殲-15  ウイキより
日本防衛省・自衛隊 - https://www.mod.go.jp/j/press/news/2025/06/11c.html, CC 表示 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=168442860による


ラファール.jpgラファール戦闘機  ウイキより
Tim Felce (Airwolfhound) - Rafale - RIAT 2009, CC 表示-継承 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=27816011による


これ、単なる位置確認のための照射ではなく、以前に韓国の軍艦が
竹島近郊で日本の哨戒機に照射したのと同じタイプである可能性があります。
要するに、補足して射撃するためのレーダー照射ということで、
次のステップは機銃~ミサイルのボタンを押す、ということで、
極めて危険な行為です。

で、このような行為の動機ですが、言わずもがなの高市発言です。
ま、怒るのは分かりますが、ここまで反応すると逆効果なのも明らか。
日中双方ともに
ナンとか穏便に事を運びたいと考えている人々の努力に水を差す行為ですし、
世界中から非難されるのは中国側であることも明らかですし、
何と言っても、日本人の間でもはや常識となりつつある
「中国嫌い」がDNA 化する恐れがある
のも明らかです。

こぶしを高く振り上げるのはよろしいが、
あげれば上げるほど、今度は降ろすのが困難となるのもまた明らか。
振り上げた腕の脇をコチョコチョくすぐるというのもよろしいかも・・・

高市氏、これまでドラムのバチさばきで磨いてきた
Finger Technique の見せ所です WWWWWWWWWW