今日から二月。
選挙戦ただ中の日本ではありますが、
坂城の町はいつもと変わらず静かなものです・・・
先ほどようやく選挙カーが来たなと思ったら、焼き芋売りであった・・・
老後を過ごすにはとても良いところではありますが、
この一週間の寒さにはホトホト愛想が尽きる・・・
さすがの熊五郎氏もおとなしくしているようだ。
二月も半ばともなれば日差しも春めき、
庭の枯草も色づいてくるころだが、
まだしばらくは冬ごもり。
我々霊長類も、息をひそめて何とかひっそり生息していきませう。
さて、海の向こうでは、ICE と呼ばれる「武装警官」的な連中が大暴れ!
正式名称は「アメリカ合衆国移民・関税執行局」という仰々しい名前ですが、
不法移民ならぬ一般市民の間に二名の死者を出してしまった!
あまりの傍若無人なふるまいに米国民はさすがに怒り心頭に達したか、
死者を出したミネソタ州のみならず、
共和党支持者の多い他州においても大規模な抗議行動が生じている。
センセも ICE による射殺の瞬間をネットで見ましたが、
いやさすがにあれはないでしょう。
アメリカの警官は直ぐに拳銃を取り出して発砲しますが、
実のところ、これはある意味致し方無い振る舞いと言えるかとも思われます。
何となれば、相手も拳銃を所持している可能性があるためです。
だもんで、たとえポケットからスマホを取り出そうとしても
その動きだけで発砲されます。
一瞬遅れれば、自分がやられるからです。
で、日本であれば単なる捕縛ですむ案件でも射殺されるケースが非常に多い。
じゃ、なんでみんな拳銃などの武器を持っているかというと、
説明するまでもなく憲法で保障されているからです。
おかげさまで学校その他いろんな場所で銃による大量殺人が定期的に生じる。
その都度みんなで集まって嘆き悲しむわけですが、
肝心の憲法改正までには一向に到達しない。
全米ライフル協会のロビーの力が半端ない。
じゃなんで全米ライフル協会の力が強いかというと、
多くのアメリカ人が支持しているから。
少なくとも共和党支持者のほとんどが首尾一貫、ぶれることなく支持している。
「民主主義万歳!」といったところでしょうか?
今回の ICE の件を受けて、トランプ政権側は、当初、
「拳銃を携行していた死亡者の男性が悪い!」との見解を発しましたが、
ライフル協会側はこれに猛烈に抗議!
「銃の所持そのものは神から与えられた権利だ!」との見解です。
トランプ政権のバックボーンの一つであるライフル協会ですが、
今回ばかりは反対運動と足並みを揃えて非難している。
非常にねじれた理由からの抗議のように感じられますが WWWWWW
これらの抗議運動を受けて、
トランプ氏、ICE に対する手綱を幾分強めているようだ。
で、この「神から与えられた権利」なるものですが、
これ、トランプ・ドクトリンの中でも使われている表現だ。
大統領就任の宣誓式などでも
歴々の大統領、みな「聖書」に手を置いて宣誓する。
先日当選した NY 市長のマグダニ氏はイスラム教徒なので
コーランに手を置いて宣誓した WWW
日本の総理大臣が当選したら、般若心経に手を置いて、
「働いて、働いて、働いて、南無阿弥陀仏・・・」と唱えるのも良いかも WWW
で、ハナシがちょいと変わって
アメリカ枢機卿がトランプの移民排除政策その他を強く非難している。
枢機卿ということからカトリック教会だ。
で、基本、アメリカ人の多くがキリスト教徒でありますが、
カトリックは少数派で、多数派はプロテスタントと呼ばれる新教徒。
そもそも論として、
欧州のカトリック系からの迫害から逃れてきた新教徒、
特に英国のピューリタン=清教徒と呼ばれる連中が
現在のニュー・イングランド地域に入植したのがアメリカの歴史の始まりだ。
ということから、
初期のアメリカではカトリック系が弾圧されてきた経緯がある。
もちろん現在ではそのようなことはないのでしょうが、
基本、アメリカでは、White、Anglo-Saxon、Protestants、
すなわち WASP=ワスプと呼ばれる連中がエリート層を形成してきた。
ということから、アメリカ人の精神世界の根底にはキリスト教が存在する。
特に新教徒のそれが根強くある。
アメリカがあまりにも強くイスラエルの肩を持つ理由として、
これまでセンセは単に、
莫大なユダヤ資金によるロビー活動と
人的ネットワークによるものだろうと思っておりましたが、
新教の一派である福音派の影響が大きいとのこと。
加えてナチスの迫害後、
現在のパレスチナに入植してきたユダヤ人による建国物語などが
同じような過去を持つアメリカ人の心を打つためだ、
という意見もあるようです。
過去にはこういう映画もヒットしました!
センセは見てませんが、主題歌が有名です!
で、アメリカ人の宗教事情を詳しく説明すると大変なので、
以下の本をご紹介いたします ♪
ハロラン芙美子氏の「アメリカ精神の源」という本です!
中公新書から出されてますが、
「新書」ということから想像されるよりもはるかに内容の濃ゆい本で、
しかも 20 数年前に書かれたものであるにも関わらず
今まさにアメリカで生じていることの本質を理解するのに必須の書物、
と言っても過言ではありませぬ!
文章も実に読みやすく、特に最終章である「神のもとにある国」の章は秀逸で、
実のところ、この章だけ読んでも十分なお勉強になるでしょう。
センセのブログを定期的にお読みになっている知能がすこぶる高い方々には
是非ともご一読をお勧めいたします!
※ モーリー・ロバートソン氏がいきなり亡くなってしまった!
え?つい先日 BS の海外ニュース番組でみたはずだが・・・
センセのバヤイ、ジョセフ・クラフト氏としばしば混同するのですが・・・
お悔やみ申し上げます・・・
※ つい先ほどの情報。落合信彦氏の訃報・・・
彼の著作はセンセの本棚に 7 冊ほど並んでいる・・・
うん、丸山健二とか、あの時代、
爆発寸前ながら方向を見出せないエネルギーに
日々翻弄されていたあの若い日々、
確かにある種の指針を与えてくれた氏の著作でありました・・・
この歳になってからは
読む気にはなれない独断的メッセージに満ちたものではありますが WWW
いずれにしましても、
本日のお悔やみはこれで打ち止めにして頂きたい・・・
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