前回、トランプ・ドクトリンは単なるお題目ではなく、
実行性が極めて高い「行程表」であるとみるべき、と書きましたが、
全くその通りになりつつあります!
書いた本人が驚くほどです WWWWWWWWWW
ベネズエラ問題について、
「さて、今後はどうなっていくだろうか?」と考えるいとまもなく
今度は例のグリーンランド問題。
これに加えて 66 にものぼる国際機関からの脱退を表明!
グリーンランドそのものの名前は
トランプ・ドクトリンには記載されてはおりませぬが、
「西半球」という言葉の中に内包されているのは明らかです。
また、前々回に言及したドクトリン中の最後、
「国際機関の束縛から自由となり、軍事的に世界一強となり、
力による平和を目指すっ!」という文言も、
これまでもすでにいくつかの機関から脱退しておりますので
そのうちやりだすのだろうと考えておりましたが、
ここまで急にいきなり 66 もの団体から離れるというのも、
書いた本人が驚くほどです WWWWWWWWWW
「軍事的に世界一強となる!」という宣言も、
先日の議会への軍事費の大幅増額要求として
具体化への一歩を踏み出しております。
これまた書いた本人が驚くほどです WWWWWWWWWW
で、トランプ・ドクトリン、別名ドンロー主義ともいわれてますが WWW
これに関していろいろな識者がさまざまなことを述べてます。
で、「書いた本人が驚くほど」に予測が当たりましたので、
すっかり調子に乗ったセンセ ♪♪♪
以下に「西半球はオレのものドクトリン」に関して
完全に個人的な意見~今後の見通しを述べてみたいと思います。
まず第一に考えておかなくてはならない点は、
前回も書きましたが、
あのドクトリンはトランプの考えを表明したものであると同時に、
アメリカが伝統的に有する基本的な安全保障の考え、
特に伝統的な共和党の考え、が根底にあることを認識する必要がある、
ということです。
少し歴史を調べたヒトでしたら分かると思いますが、
グリーンランドやパナマ運河領有のハナシも
裏庭で妄動する政権をひっくり返したりするハナシも
アメリカにとっておなじみのハナシではあります。
ではなんで今回の事件では過去に比べて大きく騒がれるのか?
それはもちろん
第二次トランプ政権発足早々に打ち出した「関税政策」に代表されるような
自由主義国~同盟諸国に対して
従来の政権が醸成してきた信頼関係を一方的に打ち壊すような
政策を始めたことから生じてきた不信感が最根底にある、と思います。
ではその信頼感の根源ですが、
それはもちろんこれらの国々が共有する「価値観」に由来します。
言論の自由、民主的に選ばれた政府、司法の独立などに加え、
対外的には、たとえ個々の国の事情により関税を課すことはあっても、
基本的には開かれた自由貿易主義で結ばれる、ということです。
いわゆる「ならずもの国家」と呼ばれる国々、
いわずもがなのロシア、中国、北朝鮮、イランは全て
上記の基本的価値観を有していない国々です。
今回のベネズエラもまた同様です。
一説には 800~900 万人にも及ぶ亡命者を生み出す政権に
正当性などないのは当然のことです。
従いまして、前々々回あたりで書いたように、
このような「非人道的」状況の根本的改善を前面に掲げて
今回の驚くべき程の効率的かつ迅速な軍事行動を行えば、
世界中の、少なくとも自由主義諸国からは、
国際法順守はともかく、
やんややんやの大喝采が起こったはずなのです。
また、いわゆる「国際法」ですが、
これに照らし合わせた場合、
マデューロ政権下のベネズエラはどう評価されていたのか、
例のノーベル平和賞をもらったお姉さんの存在から評価は明らかですが、
それではその「評価」とやらはどのような具体的行動を伴っていたのか、
単に「平和賞」を与えただけでお茶を濁すものだったのではないのか、
そうしてそのような
「無力」な国際法を生み出す根源である国際機関そのものに対して
反旗を翻したのがトランプ政権である、
より正しくは「愛想をつかした」のがトランプ政権である、
という構図ではないのか、
ということです。※
※ 66 の内訳をより詳細に分析すると、
もちろんそのような理由だけではないと思います。
とりわけ「環境」などに関連する機関に対しては別の理由からでしょうね。
思い起こせば 2001 年 9 月 11 日の NYC への特攻作戦に端を発した
セガレ・ブッシュの対イラク戦争ですが、
当時の国連からほぼほぼ全面的にゴーサインをもらっての発動でした。
で、あの結果でありました・・・
で、国連は責任を取ったのか?
日本を含む OK サインを出した国々は?
頬被り(ほっかむり)したまま
その後もぬくぬくと実行性のない決議を出し続ける国連ですが
「金食い虫の町内会」と揶揄されるのも無理のないことです。
本来のアメリカであれば、
あるいは「世界に冠たる力と理想を兼ね備えた」アメリカであれば、
率先してこのような「国際機関」の大改革に乗り出すはずですが、
そしてそのようなチャンスは 1989 年に出現したはずなのですが、
やる機会を失った・・・
いや、日本とドイツを安保理に加えるなどの提案はあったはずですが、
実現しなかった・・・
ま、それ以上にもっと大胆な改革が必要ではありますが・・・
で、いつものように脱線してしまいましたが、
基本、トランプ政権の「西半球」戦略は、
たぶん、これは、トランプ個人の希望というより以上に、
アメリカの実存において根源的に内在する「本能的な安全保障感覚」
に由来するものなのではないでしょうか?
ナンか、凄まじい言葉使いではありますが WWWWWWWWWW
そして、最悪なのが、ただ、
トランプ氏の「ど派手」かつ「気まぐれ」かつ「無礼千万」なやり方が
世界に対して大きな誤解を生んでいる、
という言い方もできるのではないでしょうか?
もう少しうまくやれば、世界は、
あるいは少なくとも日本を含む自由主義諸国は、
少なくとも「西半球ドクトリン」に対しては、
「基本的な理解」を示すことができたはず、
と思います。
しかしながらそうは言っても
実存において根源的に内在する「本能的な安全保障感覚」は
アメリカのみならず、
基本的にはどの国も有している感覚であり、
これを野放しにすると「中世」に逆戻りとなりますので、
第二次大戦の結果を大いに鑑みて、
その後に確定した「国家主権」を
国際機関の容認無しに他国が力で取り崩すのは不可!
との取り決めが「国際法」というわけではあります。
このような国際法に
強い権限ならびにその行使を付与するにはどうすればよいのか、
それに対する考え方の一助を提供しようとしたのが
「今週の・・・」でチラッと開陳した
満州~石原莞爾~ペッキングオーダー~覇権のお話なんですが、
そのうちに解説できたら、と考えてます。
次回はベネズエラの今後の扱い方について考察し、
センセの上記推論の裏打ちを試みたいと思います。
※ イラン情勢がきな臭くなってまいりました!
来週までにどうなっているのか、
予断を許さぬ展開です・・・
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