今月の書評-123
何だかんだ言ってるうちにコロナも第五派に突入したと思う間もなくオリンピックが始まったら女子ソフトの連中がいきなり手に汗握る好試合で二連勝!!!
これで一気にしらけ鳥も南の空へ飛んでいってくれるでしょうか?
さて、卑弥呼さんを倭迹迹日百襲姫命(やまと ととび ももそ ひめのみこと)に比定する説は、戦前の笠井新也氏に始まります。
で、はっきし言って、この説を知らずに日本書紀を読んでも、このお方が卑弥呼であるとは全く分からないと思います。センセもそうでした。最初にすらっと1回読んで、ナンカ、山の神様が夜這いしたけど夜で顔が分からない、でもあそこが小さなヘビみたいにちっちゃくってカワイかった、それを話したら、神様、恥ずかしくなって山に引きこもってしまった、みたいなカンジの話だけが印象に残ってた。ちょっと間違ってるかもしれないけど・・・。
で、ではそうなのかな?と思って読んでみると、なるほど!これは!というカンジ。以下。
倭迹迹日百襲姫命(やまと ととび ももそ ひめのみこと)、略して「ととびちゃん」としますが、ととびちゃんは日本書紀の崇神(すじん)天皇のところに出てきます。神武(じんむ)天皇のじんむとか崇神天皇のすじんとかは後代に付けられた中国風の名前、いわゆるおくり名(諡)ですが、便利なので、基本、こちらを使用していきます。
因みに崇神天皇の本来の名前は御間城入彦五十瓊殖天皇(みまきいりひこいにゑのすめらみこと)です。舌かみそうですね!
で、ととびちゃんは崇神天皇の先々代の孝霊(こうれい)天皇の娘として生まれ、崇神天皇のおばさんにあたります。
因みに、崇神天皇の娘には豊鍬入姫命(とよすきいり ひめのみこと)が居ます。後に出てきますので、覚えておいてください。
現在の奈良県にヤマト政権の根拠地を作ったのが神武天皇で、橿原宮(かしはらのみや)にて即位されたわけですが、崇神天皇のときには磯城瑞籬宮(しきのみずかきのみや)に都を移されました。前者は現在の奈良県橿原市、後者は桜井市にあたりますが、隣同士のご近所です。
以上が予備知識です。
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