坂城散歩道 の最近の記事
暑い暑いとヒーヒー言っていたのがウソのような11月最初の連休の坂城ですが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
アメリカ~ヨーロッパではコロナは沈静化するどころか年初を大きく凌駕する勢いですし、日本でも縮小傾向が全く見られない情勢ですが、坂城のセンセは今年最後のチャンス!とばかりに太郎山から大峰山~水晶山~芝峠まで縦走し、最後は遭難するという、相変わらずのお目出たいオチのついた連休を過ごしましたので、ご報告いたします。
天気は薄曇りで、明日は雨とのこと。
本日を逃せば今年はチャンスなし!
気持ちを奮い立たせるべく、BGMはディープ・パープルの「Highway Star」だっ!Sina の叩くドラムを聴いてくれっ!!!ついでに「Sunshine of your Love」、「White Room」、「Light My Fire」を上げとくから、彼女を胆嚢、じゃなくて堪能してくれっ!ついでにジンジャー・ベイカーの冥福も祈ってくれっ!!!
ついでにSina、俺と結婚してくれっ!!!
太郎山林道はここまではフラットで走りやすい。
ここから分岐して頂上に向かうが、急坂のつづら折れが連続する。
三年前は半ばに至るまでに二回コケ、俺の心もつづら折れた・・・。
どうしても写真では高低差が反映されないネ!
途中の「わだちの小道」。
到着!
KSRのエンジン、アイドルが低すぎるのかナンなのか知らないが、回転数が落ちるといきなり停止する!最悪!!!
出発時もナカナカエンジンがかからず、チョークを引き引きキック!キック!とセルの繰り返しで、「バッテリーが上がりませんように!プラグが被りませんように!」と祈りながら真っ当にエンジンがかかって温まって出発するまで、ナント20分もかかってしまった!
このつづら折れを登る際も、エンジン停止が怖いので、ひたすら回転数の維持に努めた。そこに注意が集中するので、恥も外聞もなく、本当にバタバタと登ってきた。
で、さすがに一度もコケることもなく走破できたのは幸いであった。
研究所を出発したのが9:40、頂上に着いたのが10:20 でした。
ここでKSRクンを停め、登山靴に履き替える。
ブーツもヘルメットもウエストポーチも全部そのまま。
ギアをローに入れてハンドルをロックしてサイドステップを確認して、いざ出発!
太郎山山頂を迂回して、直接大峰山に向かう経路を歩き始めた。
ほどなく稜線に至り、看板通りに左へ。
ここらはちょっとした広場となっている。
だそうです。
「つつじの乙女」、ググってくだされ。
で、ここから立派な道沿いに下ってはいけませぬ!
センセは間違えて下ってしまった・・・。
下るとこんな看板があった。
「ナンカ変だなあ~。これではこのまま真田方面に降りるのではなかろうか?」
と思って引き返すと、向こうからヒトが来た。
で、訪ねてみると、やはり間違い。
「つつじの乙女」看板のすぐ左横に大峰山稜線に向かう道があった!やれやれ・・・。
ここから臨む北アルプスの峰々。
薄曇りなので画面も今一つですが、眺望は良い。
ここが大峰山へと向かう稜線の入り口。
両脇にテープが延々と続く。
登山者が道を誤らないためのサービスかと思いきや、松茸どろぼう除けの結界であった・・・。
稜線は左右が狭く、ハッキリ言って、怖い!
特にここが難所。
研究所の二階からも見える「地獄谷の大崩れ」の一番目だ!
「坂城散歩道-13」の最後の方の写真に、外観が写ってます。
ホント、左に踏み外すと、たぶん、相当な確率で、地獄行きだと・・・。
「ブラタモリ:坂城町編」は、これでは到底無理だネ!
大崩れの二つ目の道。
ここを抜けると、こういうカンジの稜線が続く。
この先、道は、山の右斜面をトラバースする形となる。
ここから傍陽(そえひ)~真田方面を臨む眺望がすばらしかった!
正面の山は、右が四阿山(あずまやさん)、左は根子岳(ねこだけ)だと思う・・・。
紅葉の絵をもう一枚。
稜線に戻ると、坂城町側からの送電線が走っている。
ここを下ると「坂城散歩道-14」で紹介した大久保林道に至るようだ。
ただし大久保線、数年前から、センセのような善良なる一般町民には常時閉鎖となっている。
なぜなんだ??
さらにポクポク登っていくと、あの有名な鳥居が出現!
祠(ほこら)が二つありました。
で、財布をかき回すと小銭がじゃらじゃらあったので、半々に分けてお供えし、心を込めてお祈りしました。
一つ、「クマに出会いませんように!」
二つ、「帰りの道で、大崩れの崖から落ちませんように!」
三つ、「実験が上手くいきますように!」
四つ、「コロナが早く終息しますように!」
五つ、「Sina と結婚できますように!」
六つ、「トランプもうらやむようなお金持ちになれますように!」
七つ、八つ、九つ・・・・・・・。
まだまだ祈り足りない信仰心の篤い敬虔なるセンセでしたが、お腹もすいてきたので、早めに切り上げました。
しばらく歩くと、目的の大峰山山頂に到達!
時刻は11:45 でした。
で、ここで昼食。
恒例のお弁当の写真は今回から省略!
いつもと同じです!
大峰山山頂より蓼科方面を臨む。
本日は写真の左側にうっすらと富士山が見えました!
でも、写真では分かりませぬ・・・。
で、当初の予定ではここから引き返し、後日に芝峠~水晶山~大峰山を結んで全ルートを完走するはずでしたが、時間的に余裕がありそうなので、一気呵成に芝峠まで踏破することにしました。
・・・これが間違いのもとであった・・・。
大峰山から芝峠に至る道は、特段面白くもない。
こういう看板を経て・・・
ここに至った。
で、ここからさらに下りの道が続いている。
で、ここでひらめいた!
たぶん、この道を下ると、前回、堂叡山から下ってきた林道にぶち当たるのではなかろうか?そして林道からの芝峠入り口の看板が分かりづらいために(実際のところ、あるかなしかも定かではない)、見落としたのではなかろうか?
で、本来であればこの道を下って確かめるべきであるが、時間も迫っているし、これは諦めてここから引き返しました。
で、帰り道、20メートルくらい先の目の前にカモシカが!
実は本日、太郎山をKSRで登っている最中、黒毛の比較的大型の成獣に出くわした。カメラを向けたら逃げ出したが、特徴から言って、同じ個体であろう。
今回は逃げ出さず、近づいてもまだ見てる。
で、逃げるとき、「ピュッ!」と鼻に抜ける声を出して去っていった。
カモシカの鳴き声、初めて聞いた!
ところがこのカモシカ、その後も何度も先回りして、こちらを待ち伏せする。
結局、総計5回もにらめっこする羽目に陥った。
去る時には必ず「ピュッ!」と鼻声を出す。
ナンカ意図があるのだろうか?
ことによると、このカモシカはメスの成獣で、センセをストーキングしているのではなかろうか?
実は今回、縦走の先々でマーキングを施してきた。
生理的必要性もさることながら、クマ除けのためでもある!
科学的証拠はありませぬが・・・。
で、センセのヤツは至って強烈なので、クマが避けるのは無論のこと、カモシカ嬢にとっては誠に心の乱される香りとなったのではなかろうか?
あの「ピュッ!」という鼻声には、
種を超えた深い意味が隠されているのカ?モシカして・・・。
大峰山山頂付近にはサルオガセなどの地衣類が多い。
また、地面にはスギゴケも多く見られる。
坂城は全国でも有数の少雨地域であるが、大峰山あたりには雲がぶつかって比較的高い湿度が保たれるのだろうか?
写真はハナゴケだと思います。コケではなくて地衣類です。
で、ポクポク歩いて大峰山山頂を過ぎ、例の鳥居もとりい過ぎて下っていったが、どうも様子がおかしい・・・。
このまま下っていくと、どう考えても傍陽方面に降りてしまう・・・。
で、鳥居のところまで引き返し、左に折れずに峰をそのまま下って行った。
このまま行けば、例のトラバース道に出るはずだ・・・。
とりあえず道らしい道はあるので、そんなに心配せずに下って行った。
しかしながら、どうもおかしい・・・。
いくら歩いてもトラバース道はおろか、例の送電線の場所にも行きつかない・・・。
で、時間的にも体力的にも、再び鳥居まで戻ることも出来ない・・・。
もはや4時に近い・・・。
間違っても傍陽側に下ることだけは避けたいので、太陽の位置を確認し、頭の中で色々方位を考えた結果、この道を下り続ければ少なくとも坂城サイドに出る、坂城側の何らかの林道に遭遇する可能性がある、と結論した。
この時点で、太郎山頂上に戻ることは諦めた。すなわち、KSRクンには一人で夜を過ごしてもらうことに決定した。
で、道は相当に獣道じみてきたが、とりあえずは「道」であるので、命の心配まではしなかった。心配したのは、「やれやれ明日は太郎山頂上まで徒歩で登ってKSRを回収しなくてはならぬワイ・・・。」という点であった。
で、最終段階になって獣道が急になったと思ったら、眼下に林道が見えた!
しかもコンクリート製で、さらにはカーブミラーまで付いていた!
最後は滑り落ちるようにして林道にたどり着いたが、経験から言って、恐らくこの林道は「坂城散歩道-14」の大久保線ではなかろうか?と考えた。
この時4:30。日はすでに西方の峰々に没せんとしていた。
ま、この時点で確実に命は助かったので、比較的お気楽に下って行った。
途中の光景も記憶にあるものが多い。間違いなく、大久保線であろう。
で、この光景に出くわした。大久保線である。
写真の右上に、例の「地獄谷の大崩れ」の一つが写っている。
昔、右の道は草ぼうぼうの小道であったが、新たに林道を作っているようだ。
で、オフライダーを代表してセンセからのお願い。
「舗装しないでそのままにしておいてください!」
で、そのままポクポク降りていって5時過ぎには研究所にたどり着いた。
帰路は一方的な下りなので、大いに助かった。
そのままジムニーに乗ってA-COOPでお寿司を買って夕食としたが、およそ7時間の山歩きで足腰はパンパン。
翌日KSRクン救出のために再び太郎山に登ることを思うと、ナカナカに気の重い夜を過ごしたのであった・・・。
以下、本日のルート。
例によって赤は舗装路、青はダート、薄緑は歩きの往路、深緑は遭難路です。
ずいぶんと歩いたもんだワ・・・。
翌日は、この赤い道と青い道を徒歩で登るのである・・・。
で、思ったのが、あれだけお賽銭をあげて(総計100円ともなろうか!)信心深くお願いしたのに、何ゆえにこのような目に会うのか?!
と、よくよく考えると、お願い事の二番目、「帰りの道で、大崩れの崖から落ちませんように!」と願ったが為に、大峰山の神さまは「地獄谷の大崩れ」を歩かせまいと、敢えて別ルートを選択したに違いない!なるほど、大峰山の神さまは非常に合理的なお方だっ!
・・・で、翌日となった。お話はまだまだ続きます!
月曜の朝は前沢さんが出勤している。
センセはこの日の月曜はお休みとしていた。
朝9:00 に顔を出し、事情を話して「みやま園」まで車で送ってもらった。
そこから重い足を引きずりながら歩き出したのが9:30 。トホホホ・・・。
太郎山林道は入り口から陣馬平林道との分岐点までの舗装路は結構きついが、ほどなくフラットになることがバイク走行から分かっていたので、ま、そんなに心配はしてなかったけどね!
それよりも、本日は朝から小雨。
予報によれば、午後からはさらに雨脚(あまあし)が強まることも予想されたので、そちらの方が心配だ。だもんで、雨合羽その他、雨対策は万全だ。
まあ、きついことはきついが、これもまた人生の数ある酔狂の一つだとお気楽に考えることにして、鼻歌の一つでも口ずさみながらポクポク登って行った。鼻歌はニール・セダカの1974 年のヒット曲、「Laughter in the Rain」だっ!
小雨にそぼ濡れるヨメナの花。
と、目の前20メートル先に、体長50cm くらいの動物がモソモソしている。
見たところ、丸々太ったタヌキの成獣だ。
林道の道端で、たぶんミミズ探しに熱中しているのであろう。シャッターチャンス!
結構近づいても気づかずにモゾモゾしている。
さらに近づいてもう一枚。10メートルくらいか。
ようやく気付いて一目散!
タヌキと言えば、一昨年の夏、研究所の前の小庭のムクゲの木の下に、小さな動物が潜んでいるのを発見した。
最初はどうせネコか何かだろうと思っていたが、逃げもしないでじっとしてる。
顔を突っ込んでよくよく見れば、どうやらタヌキのこどもらしい。
親とはぐれたのだろうか、とにかくじっとして逃げない。
お腹を空かしているのだろうと思い、アパートからウインナーと牛乳を持ってきて、容器に入れて木の下に置いて様子を見てた。
実験があるのでその場を離れ、翌日に容器を調べると、見事に完食していた。
で、また来るかと思ってウインナーと牛乳を入れておいたが、その後は再び来ることはなかった・・・。家族との再会を果たしたのであろう。
で、歩き続けて例の分岐点に到着したのが11:00 丁度。
ここから急坂を登らなくてはならない・・・。
この急坂を楽に登るために購入したKSR110を救出するために、今、大変苦労して急坂を登りつつある・・・。
一体、俺は、何のためにKSR110 を買ったのだ???
いや、もちろん、KSRクンには何の落ち度もありませぬ・・・。
で、八重(やえ)のつづら折れの最後を曲がると、おおっ!あそこにあるのは!
無事であったか、KSR!
この時11:30 。
分岐点から30分かかりました。
そぼ降る雨とカラマツの落ち葉にまみれてはいたが、指一本触れられていないようだ。カラマツの木の下に置いといたおかげで、ブーツやゴーグルもさほど濡れていない。良かったあ~!
で、カンジンのエンジンであるが、キーをONにしても、なかなかニュートラルが出てこない。よくある話。で、ようやくニュートラルのランプがついた。で、慎重にキック!今回は一発でかかった!かかったエンジンが止まらないように十分に暖気運転をした後、小雨そぼ降る泥土の急な下り坂を降り始めた。
BGMは、ドアーズの1971 年のヒット曲、「Riders On the Storm」である・・・。
やはりエンジンが心配で、なかなかスムーズな下り走行とはいかなかったが、ともかくも泥土に転倒することもなく、ナントかフラットな所まで降りられた。
これ以降はフラットな直線区間も多いので、そこでは三速にも入れることができる。「林道、楽しい~~~っ!」てえのが、こういう区間です!
で、ナントか無事に帰宅できました!ヤレヤレ・・・、なんてえ連休でいっ!
で、本連休中に一応の完成を見た坂城縦走路ですが、正確に言うと、芝峠から峠の直下にあると思われる林道までの数百メートルくらいの道が貫通していない。
また、前回もお話したように、堂叡山の山頂から本来の稜線を歩いて芝峠に至る道も未踏である。
各林道の関連性をもう少し追及したいので、来年はここら辺を課題として取り組んでみたいと思います。ドタドタバタバタではありながらも、何と言ってもKSRで太郎山山頂まで登ったのであるから、「坂城町の全ての林道を踏破する!」ことを来年からの課題として、新たな挑戦の年を迎えたいと考えています。
ただし、つい先月も水晶林道で70歳台の男性が遭難死したばかりであり、低山~里山といえども気を抜くことなく、もっと準備を整えて、安全にも安全を優先し、カッコつけることなく、じみ~であっても確実に目的を達成するにはどうしたら良いか、そこらへんを十分に考えて行動すべきであると、今更ながらに気を引き締めつつあるセンセでありました!
ではっ!
猛烈に暑い盛夏の日々ですが、みなさん元気にマスクしてマスク?
さて、37℃の予報もものともせず、昨日、堂叡山(=大道山)の登山道をKSR110 で突進し、討ち死に寸前で取り合えず生還してきましたので、ご報告いたします。
ジムニーとKSR110 のツーショット。
兄貴分のセロークンは、ここしばらくお休みです。
「坂城散歩道-28」で遭遇した倒木を切り倒すために、ちゃ~んと剪定バサミと折り畳みノコギリを用意しました www。使わずに済むに越したことはない。
汗止めのために額にバンダナを巻き、その上にヘルメットを被る。
上着はポロシャツという軽装だが、念のためもう一枚、着替えを用意。
ハンケチやらタオルやらベトコンズボンのポケットに何枚も突っ込み、ペットのお茶と「アクエリアス」と、水分対策も完璧だ。
で、いざ出発!時間は9:30 。
BGM はエディ・グラントの「ELECTRIC AVENUE」だっ!
林道横引線の入り口に到着。
ここに来る前に一度道を間違えた。
きょろきょろしていると、前からおばちゃんが運転するケットラが来た。
おばちゃん、窓から顔出して、「この先はリンゴ畑しかないよ!平沢に行くんだったら案内してあげる。」と言って先導してくれた!
おばちゃん、有難う!平沢地区の人たちは、みんな親切だっ!
平沢に至るまでの道は細くて勾配の強い舗装路。
山の中を縫うように走り、湿って苔むしている個所が多い。
だもんで、ダートよりもかえってアブナイ。
だもんで、横引線に入った途端、生き返るセンセであった。
横引線は走りやすい林道だ。
暗く湿っているので光が当たらず、おかげで下草が少ない。
少なくとも堂叡山登山口までは、快適に走れます。
前回の倒木はすっかりきれいに取り払われていて、剪定バサミとノコギリの出番は無かった。良かったあ~!
以前と変わらず、コオニユリが咲いていた。
で、いざ突入開始!
ここが地獄の入り口であるとも知らずに・・・。
早速こんなカンジ・・・。
でも、まだ序の口。
おい、どうする?・・・・・・。
これ、道?
でも、「行ったれ~~~~っ!」 ← もはややぶれかぶれです。
見覚えのある看板に出くわした。
ということは、やはり、この道が堂叡山と平沢地区を結ぶ林道なのだ!
ここは三差路になっているが、左に行くと崩落のために完全に遮断されていることを、散歩-25 で明らかにした。
従って、ここから右に折れた。
何とかここまで来た。ここも三差路。
左に急こう配の登り坂、真っ直ぐ先にも、とりあえず、道がある。
が、草があまりにも茂りすぎで直進は不可能、と判断した。
前回の経験から頂上は目の前だと思われるので、ここで降りて靴を履き替え、歩くことにした。
ブーツもヘルメットもそのままだ。
一応こんなメモを残してきたが、そもそもヒトなど来ないであろう。
坂城の山にはサルは居ない。
なぜ居ないのだろうか?クマもカモシカも居るのに・・・。
センセも居るのに・・・。
キオンの花。
オシダの群落。
後で調べとく。
マルバハギ。
ウツボグサの群落。
あのヌタ場もいまだ健在です。
程なく頂上への看板が・・・。
ここの左が入り口。急坂ではあるが、木道があってロープも張られている。
ただし、木道は朽ち果て気味。
堂叡山頂上に到着!
不動明王のお出迎え!
時刻は11:15 であった。
真夏の坂城町。やはり頂上は涼しい!木陰に風が吹き、汗も吹っ飛ぶ!
キスゲの仲間とアザミ。
昼食までまだ時間があるので、芝峠まで遠征することにした。
先ほど登ってきた木道を下り、林道を左に折れる。
適当な勾配の下りの坂が延々と続く。
行きはヨイヨイだが帰りが怖い・・・。
30 分ほど歩いた後、大きく右に曲がるカーブを下ると、広場に出た。
なるほど、そうか!結局、林道横引線は堂叡山登山口を経由して、ここで水晶林道と繋がっているのだ!
ということは、横引線は不動建線と繋がっているので、水晶林道から侵入して和平まで行くことが可能なわけだ!
しかし不思議なことが一つある。それは、今来た道のどこにも芝峠そのものに抜ける道はないし、また、肝心の大峰山に向かう道も見当たらない、ということだ。水晶林道は何度も歩いたが、水晶林道から大峰山へと向かう道はないことはハッキリとしている。
ということは、大峰山と堂叡山とは繋がっていないのか?
そんなはずはなかろう!
この当時は、右に折れると大峰山に、左に折れると堂叡山に、看板通りに行けば芝峠に到達する、と幼心(おさなごころ)にも信じていた・・・。
これは今回撮った写真。右の下り道が水晶林道、左の登り道が、今、堂叡山から下ってきた道。前の写真の右の矢印に相当する。
大きく左に曲がっているのが分かるが、「芝峠看板」からの木道を登ると、この道にすぐに合流する。単に数十メートル近道するに過ぎない。幼子(おさなご)を騙してはいけませぬ!!!
ならば、前の写真の左の赤矢印で示されている道は何だ?どこに向かっている?
「とりあえず、一度戻ってお昼を食べよう!」と、今来た道を引き返しました。帰りはひたすら登り道・・・。
登る、登る、ひたすら登る。
ふりさけ見れば、大峰山。
後で調べておこう。(本日、令和三年四月二十五日、「太郎山の植物手帳」という本を購入しました。で、早速調べたところ、オニルリソウであると決定致しました!「上田自然に親しむ会」の皆様、ありがとうございました!)
で、堂叡山頂上で倒木に腰かけてお弁当を完食。
中身はいつもと同じなので省略!
おおっと~!アサギマダラくん登場!
前回は被写体になってくれなかったが、今回は目の前でポーズをとってくれた!
ヒヨドリバナで壇蜜、じゃなくて吸蜜中。
お腹も満ちたので、ここから帰ります。
バイクに乗ってあの地獄道を走るのを考えると、ちょいと気が重い・・・。
でも、下りだからまだ楽だわ・・・。
途中にある大きな白樺の木。
ここで、ギャーギャー鳴く鳥の一群に出会った。
大きさはカラス~鳩レベル。
ギャーギャー鳴く鳥の代表格はオナガであるが、オナガではない。
鳥の写真を撮るのは至難の業なので、ここに載せることはできませぬが、見るところ、大きさなどから言っても、たぶん、カケスだと思う。
それでは今回は1986 年のジェッツのヒット曲、「You've Got It All」を鼻歌して生還を期することとしよう!
覚えてる?
帰路の横引線。
未だ存在するケットラの墓標。
もはや横引線のモニュメントである。
お盆のさなか、花を手向ける人も無し・・・。
ヤッホー!ようやく下界に舞い降りた!
本日の地獄への巡礼の旅も、ナカナカのものであった。
汗止めのために額に巻いていたバンダナはすぐにビショビショになって、ほとんど役に立たなかった。
ポロシャツ、着替えを用意していたのを忘れてビチョビチョのまま帰ってきたが、走行中に気化熱が奪われて、かえって涼しかったのは幸いであった。
なんだかんだ言って、15:00 までには無事に帰還できました。
本日のルート。
これまでの踏破経路。
今回、水晶林道と横引線~堂叡山登山道が開通したので、上図のようになります。残すは太郎山~大峰山~水晶山~堂叡山のルートです。
先に述べたように、今回の経路からは堂叡山と大峰山を結ぶ道が分からない。
堂叡山頂上の看板の方角が正しければ、たぶん、頂上から木道を降りずに後方に向けて道があるはずだが、そして確かにそれらしいものもあったが、すぐに切れ、分からなくなった。
これはたぶん、最近はほとんどこのルートを利用するヒトが居ないために雑木が繁茂した結果、獣道状態になっているためではなかろうか?
次回は太郎山から進軍する予定だが、その時確かめてみようと思います。
で、芝峠前の広場にある左側の道であるが、たぶん、堂叡山方向に向けて、右側の道の下をほぼ平行に走っているのではなかろうか?そして、センセがバイクを降りた三差路に接続するのではなかろうか?
これもそのうち確かめてやろうと思います。
今回、繁茂する夏草そのものにも閉口したが、前回も述べたように、草で見えないガレキでKSR が何度も何度も、それこそ何度も吹っ飛ばされるのにも大いに閉口した。
吹っ飛ばされるのはまだ良いが、ガレキのエッジでパンクするのが怖い。
釘が刺さってパンクするのとわけが違って簡単な補修材では治せないだろうから、どうするかな?
背中にもう一個、車輪を背負って走るとするかな?www
それではみなさま、暑さとコロナに負けないで、この夏をナントか乗り越えましょう!
Adios Amigos! Amigas!
「今年の夏は涼しい」と言った口の乾かぬ先に猛烈な温度と湿度に見舞われている坂城町よりお届けする坂城散歩道シリーズです。
言っときますけど、今回はシリーズの中でも最高につまらないものとなっておりますので、見ない~読まない方がよろしかろうと思います。
今回は、以前の「坂城散歩道-11」で紹介した陣馬平林道の終点を探るべく、カワサキKSR110 を駆って、酷暑の中を出動しました。
左が太郎山林道、右が陣馬平林道です。
林道終点付近。前回は左に登ってセローを停め、山登りした。
右に下りの道が続いているので、ここに突入。
期待としては、そのまま下界に通じているのではなかろうか?と考えていた。
道は比較的良好。
程なく、上の写真のような広い場所に出る。
さらに先があるので、突進した。
程なく看板が・・・。
だそうです。
ここで終点。この先は右も左もヒト一人が通れる程度の登山道で、急な坂となってます。さすがのKSR クンも、お手上げでした。
結局、陣馬平林道は、バイク~車に関する限り、一方通行であることが分かりました。
で、真夏の走行ですが、走っている時は良いけれど、停まると汗が猛烈に噴き出してくる・・・。おかげで眼鏡は曇るはゴーグルも曇るはで、霧の中を走っているようであった。加えて夏の林道は夏草が茂るので、路面が見えず、しばしば大きなガレキを踏んでKSR が何度も吹っ飛ばされる・・・。
やっぱり林道走行は春が旬だ!
KSR110 の走りにも慣れてきましたが、排気量が小さいのでエンジンブレーキが利かない。下りの林道では頻繁にフロントリア共にブレーキを使わなくてはなりませぬ。この点もセロー250 と大きく異なるところです。
戻って昼食を食べた後、今度は研究所の裏でゴルフスイングのチェックのために直射日光を浴びつつ動画を自撮り撮影。汗ビショビショで「死にそう~!」。
おかげさまで本日は虚脱状態。ブログなんぞを書いてます。
で、オシマイ。
ひょっとして、最後まで読んだ?
信じられな~~~い!あれだけ言ったのに・・・。
第二波?かどうか、微妙なカンジのコロナクンですが、先日、もう一台バイクを買いました。Kawasaki KSR 110 だっ!
アベちゃんがどうしてもお金をくれるというので、購入費の足しにした。
ホントは、特別定額給付金で土地を購入しようと考えていた。
銀座鳩居堂前か新宿高野フルーツパーラー前かどちらにしようかと迷っていたが、やめにして、バイクにした。
少しでも日本の消費を向上させようとするセンセの熱い想いを感じてくれたならば、望外の喜びであります。
排気量はわずか110CC ではあるが、ご覧の通り、ナカナカの武骨ものだ!
いわゆるモタードと呼ばれるものであり(ググってね!)、おまけに本来はクラッチなしなんだけど、こだわりの強いセンセなので、クラッチを取り付けて、さらにオフロードタイヤを履かせてご覧のとおりに仕立て上げた。
ミニバイクなので、またがるとこんなカンジ。
武骨さにカワイさが加わって、なんとも言えず、愛着感が湧く一台です。
で、何でこのバイクを買ったかと言うと、林道も山のてっぺん近くまで来ると、相当に難儀な道となる。で、センセの腕前では、しばしばコケる。
で、山側にコケるのは良いとして、谷側にコケると、重力とベクトルの関係上、しばしば持ち上げるのに苦労する。
で、二回くらいまでコケるのは良いとして、三回もコケると、精神的なダメージもさることながら、センセの場合、250CC のセローと言えども体力的にナカナカ厳しいものがある。
で、一つ考えた。それは、「軽量バイクをダート仕様にして、足をバタバタしながらでもとにかく登る!登れば良いのだ!」というものであった。
で、最初、クリーブランドFX110 (ググってね!)を買おうと思っていたが、既に生産中止に加えて部品の調達もままならないことが分かったので、これはあきらめ、次善策として色々調べていたところ、カワサキKSR110 がヒットした、と言うわけだ。
で、先日足慣らしがてらガソリンを満タンにし、本日、いよいよ林道横引線から同叡山につながる道を「足をバタバタさせながら」登るべく、午後12:30 に研究所を出発した。BGM はCCR の「Sweet Hitch Hiker」だっ!
本日は晴天なり!本当に気持ちの良い、初夏の一日だ。
例の「善太と三平」池を横目に、平沢地区に向けて突進する。
ここが林道への入り口。
ここで、1台のお仲間とすれ違った。
不動建線と横引線の分岐点。右に行くと横引線、左が不動建線。
帰路の撮影なので、バイクの向きが逆です。
で、心持よくウカウカ走ってると、いきなり倒木が!!!
にっちもさっちもいきまへん・・・。
次回からは、ノコギリと剪定ばさみとをリュックに入れて行くべきだと考えた。
いや、マジです!!!できれば電動ノコも!!!
このまま引き返すのも悔しいので、手あたり次第に近くの林道を走ってきた。
これは不動建線。
途中で体長30cm くらいのアナグマに出くわした。
アナグマクン、びっくり仰天してスコスコ逃げてった。
和平まで行った。ヘルメットとの比較から大きさが大体分かるネ!
エゾハルゼミがシャカシャカうるさかつた。
和平からさらに「鳩林道(センセが命名。酷道だっ!)」を行けるところまで行ってみた。写真はナシ!
110CC で和平のワインディングを下っても面白くないので、途中から平沢地区に抜ける道に降りた。
途中に「やまびこ舎」という施設がある。
昔、一度、火災で焼失したところだが、関係者のご尽力により、復興した!
良かったです。
で、最後にカワサキKSR110 の感想をひとくさり・・・。
センセは昔、ホンダのスーパーカブなんぞにまたがって牛乳配達なんぞもしてたことがあるので、小型バイクなんぞは朝飯前なんぞと思っていたが、いやいやナカナカ曲者(クセモノ)だ。
まず第一に、直進性が低い!まっすぐ走ってもフラフラする!
これはタイヤが小さいから。
でも、カブとかそんなカンジはしなかった。
タイヤ以外にも、そもそもの車体の作りがそうさせるのであろう。
だもんで、色々考えたが、暴走族のように、少しスラローム気味にふ~らりふらりしながら直進するのが良い!と思った。
次に、スタンディングポジションが取りづらい!
セローなんかは林道走行中はずううっと立位でもOK なんだけど、KSR110 はかえって疲れる!だもんで、何らかのギャップなどがある場合にのみスタンディングで走ることにした。
第三点、リアを踏むとすぐにロック!
ホント、面白いようにリアが滑る。
一度、交差点のところで赤信号のタイミングがちょいと狂って比較的な急ブレーキをかけたら、リアがズズ~っと滑ってカウンターをあてて止まる羽目に陥った。
周りに観客がいたら、拍手喝采されたかもしれないカンジであった www。
第四点。フロントのショックが短いのか柔らかいのか知らないが、ゴテゴテの林道(鳩林道)でフロントがガツンガツンするのでなんじゃ?と思っていたが、たぶん、ショックが甘いのかストロークが短いのかで吸収しきれないのであろう。でも、これはそもそもモタードとして作られたKSR110 の宿命なのであろうから、「そんなところに乗り込むのが悪い!」と言われればそれまでである・・・。
で、一通り乗ってみて初めて分かったのが、「セローは本当に乗りやすいバイクだっ!」ということだ。
また、エンジンの排気量の有難さ、というのも良く分かった。
ま、ともかくも、カワサキKSR110 ですが、小さいので、とにかく、怖いもの知らずでどんなところにも突っ込んで行ける!
林道を攻める!などという野望を捨てて、どんくさい走りに徹すれば、KSR110 でどこまでも行ける気がしてきた!
今後が楽しみだ!
ではっ!