研究室のご紹介 その一
喜源テクノさかき研究室のお仕事は、食用微生物の研究です。
微生物にも色々ありまして、伝染病や感染症をもたらす悪いやつもいますが、
味噌や醤油、あるいは糠漬けなどの漬け物やヨーグルトなどを作る際に働いてくれる微生物も
数多く存在します。これらを食用微生物と呼びます。具体的には、麹菌(こうじきん)や酵母菌(こうぼきん)、そしておなじみの乳酸菌などです。左の写真が乳酸菌。右の写真が酵母菌です。
これらの食用微生物について、喜源テクノさかき研究室は日夜研究しています。
喜源テクノさかき研究室が坂城町に来たのは、平成13年のことです。
それまでは、東京大学のすぐ裏手、湯島の一角に研究室を構えてました。
すぐとなりには、徳川家光の乳母、春日局のお墓があるお寺がありました。
東京の真ん中からいきなり風光明媚、空気清明な坂城に引っ越してきてまず驚いたのは、
お店が無い、、、。
幸い50m先にコンビニが一件あったので、初めの頃はそこで命をつないでおりました。
研究室は1階が実験室、2階には、事務室と図書室があります。
2階には、さらに、当研究室の研究室長の中山博士が住んでます。
そうです!中山博士は、当研究室住み込みの研究員なのです!
一日24時間、一年365日体制で日夜研究に励んでいる、誠に奇特な方だと言えるでしょう、、、。
でも、通勤時間はわずか3秒!ドアの向こうは仕事場です。
東京郊外から都心まで、毎日毎日地獄のラッシュアワーの中で通勤を繰り返しておられる
ビジネス戦士たち、ごめんなさい。
でも、私も数年前まではそうでした!