今月の書評-132

| | トラックバック(0)
アメリカ軍が撤退したとたん、アフガニスタン政権はあっという間に崩壊してしまいました!
遠く離れた他国の出来事、我関せず、でしょうかね?日本の方々!
香港の民主化運動にせよ台湾問題にせよ、ここで本質論に立ち返って、よおおっ~~~く考えてくださいよ、みなさん!!!

さて、まずは高天原です。簡単です。朝鮮半島東南部のどこかです。オシマイ。

次行きます。



って、あまりにも簡単すぎる?も少しジタバタひねくってみる?

分かりました。でも、ちょっとだけよ~

まず、人間は天空に住むことはできません。人工衛星でもない限り。
で、この時代、人工衛星はありません。
従いまして、高天原にヒトが住んでいたとすれば、高天原は天空にはありません。オシマイ。

これでOK 牧場?まだ駄目?じゃ、も少しやってみる。

この時代、人間が天空に住めなかったことは分かる。でも、朝鮮半島以外のどこかかもしれないのでは?

答え:以下の候補地は全て可能性が低いです。

1) 南極
2) 北極
3) アマゾン
・・・・・
100) 東京都葛飾区四つ木
・・・・・

もうバカバカしいので止めますが、上記の思考パターンは、実は重要です。
一見バカバカしく思われるかもしれませんが、このように極端に描き出せば、「可能性」を指標としてより正解に近いものに絞っていく思考の道筋が分かると思います。

「車を真っ直ぐ走らせる」ためには、右と左の両極端が必要です。
普段の我々が通る道は右左がハッキリしてるので意識することはありませんが、サハラ砂漠ラリーに参加するヒトなど、意味はよくわかると思います。

「愛はお金では買えないわ💛」とJK が言った。
では100 万円では?1000 万 では?1 億では?・・・・・1000 億円では???
100 人のJK が居たとして、 数人くらいはそれでも意見を変えない可能性はありますが、結構の数のJK が上記の「せり値」のどこかで脱落するかと・・・。

いずれにしましても、「ありえる」、「ありえない」を指標として比較的広範囲にスクリーニングを行うだけで、結構、目標近くまで到達できます。そこからさらに絞り込むのがナカナカ厄介な作業なんですけどね!


で、ずいぶんと回り道をしましたが、どんな民族にも天地開闢(かいびゃく)以来の神話があります。狩猟採集を行っている民族などでは「おらの先祖はオオカミじゃわ!」、「おらのとこはバッファローだで!」なんてのが多いのでしょうが、農耕が始まるとたちまち「太陽神」てのが登場します。分かりやすいですよね!

縄文人の場合はイノシシを祭っておりました。イノシシをご先祖としていたかどうかは、分かりませぬ・・・。

で、ご多分に漏れず、ヤマトの連中もまた、太陽の女神さまを拝し奉り(はいしたてまつり)、高天原という天空にある架空の場所を設定し、彼女の居住地をこれに充当しておりました。で、奈良盆地にヤマト政権ができ、その後の歴史が動いていくのは現実ですから、どこかで神話から現実の話に移行しているはずです。それが天孫降臨の場面で、南九州にヤマトのご先祖一派が移住する場面です。で、ホントに天空から移住するわけありませんから、じゃ、どこが一番可能性が高いかというと、朝鮮半島東南部のどこか、というわけです。

このレベルのお話に時間とエネルギーをかけるのは嫌なんですけど、「東京都葛飾区四つ木だ!」とかいうヒトが居るもんで・・・。← ホントか???



せっかくですので、この流れで、も少し書きます。コロナに絡みます。

コロナが流行りだした頃、マスク着用率が高い日本に向けて、アメリカ大手の新聞が「ウイルス対策としてマスク着用は無意味!」とか主張してました。覚えてる?

現在でも、マスクしないで野外でBBQ とかして騒いで注意したら「マスクがコロナを防ぐ証拠はあるのか?」とか言って反発するHD Horse and Deer連中が居ますが、同類です。

で、マスクとコロナを例にとって、先の「論理の道筋」について解説します。

どんなマスクを着けていてもコロナ感染を100% 防ぐことはできないと思いがちですが、ある種のマスクを着けていれば、少なくとも気道感染は100% 防ぐことができます。
それはどのようなマスクかというと、100% 空気との接触を遮断するタイプのマスクです。このマスクをすれば空気を吸うことができませんので、コロナも100% 気道に侵入することができません。従いまして、このマスクをすれば、100% コロナの気道感染を防ぐことができます。その代わり窒息死するけど・・・。

じゃ、と言うんで、薄いガーゼ一枚でできたマスクをするとします。
この場合はスースー楽に呼吸ができるので、とても快適です。
けれどもコロナもスースー侵入します。

で、この場合のコロナウイルスが気道に侵入する確率ですが、たぶん、100% ではないと思います。99.999・・・・% くらいスースー侵入できると思いますけど、極々わずか、阻止されるウイルス粒子が存在するはずです。

じゃ、ガーゼを二枚にすると、三枚にすると、四枚、五枚・・・恨めしや~~~。

というカンジで、どこかで「呼吸もできる、ある程度コロナの侵入も防げる」枚数を見つけることができます。その場合、コロナ侵入阻止の確率は、もちろん100% ではありません。

で、それで良いのです。
何もマスクでコロナを100% 何としても阻止しなくてはならない、というわけではないのです。それが10% であっても20% であっても30% であっても、「大した苦労もお金もかけずにそれなりに効果が期待できる」のであれば、大いにすれば良い、というお話です。

何もスーパーコンピューターの「富岳」を使ってシミュレーションをするまでもないのです。

上記の、「ガーゼ一枚で99.999・・・%の侵入率(架空の数字ですよ!)から、息が出来ないタイプのマスクの100% 阻止率のどこかで現実的なマスクの存在意義が発生する」というものの考え方、これが大事であるということです。

社説で堂々と「マスク無用論」をぶち上げたアメリカ大手の新聞社ですが、ハーバードだかエールだかの優秀な大学を卒業された方々が書かれたものでしょうが、それでもこのような簡単ではあるが合理的なものの考え方ができない方々も大勢いらっしゃるわけでして・・・。

ましてやマスクしないでBBQ して外で騒ぐ輩は何をかいわんやかと、今更に呆れてそろそろソーメンでも食べようかと考えてるセンセでありました。
 






トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 今月の書評-132

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.kigen-technosakaki.jp/old/mt/mt-tb.cgi/325

この記事について

このページは、喜源テクノさかき研究室が2021年8月16日 10:06に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「今月の書評-131」です。

次の記事は「今月の書評-133」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。