今月の書評-130
オリンピックが終わったと思ったらコロナが大変なことになってると思ったら大雨が降り続いて日本列島はもう大変!
ここ長野でも本日は色々と警報が発せられてます。
だもんで、せっかくの夏休み、ゴルフの練習も控え、お部屋で過ごします。
ま、涼しくて良いのですけどね!
で、今後は、古事記、日本書紀、風土記を中心に読み解き、ヤマトに政権が打ち立てられるまでの過程を明らかに妄想していきたいと考えてます。
で、これらの資料ですが、神話実話~虚実ないまぜの、ごった煮も同然の代物ではありますが、先の魏志倭人伝との対比からも、「飾った話や作られた話の裏側にはナニカが隠されているのだ!」と考えてます。
これらの先人が残してくれた貴重な資料を「どれもこれも裏付けがない!」と一括して目もくれない態度は、言わしていただければ、寧ろ科学的な態度ではないと思います。これらの混沌としたお話の背後に潜む古人のメッセージを読み取るためにはどうすれば良いのか、まずは方法論について考察し、すでに明らかとなっている考古学的証拠などと照らし合わせ、追及していくのが、科学的スピリットを有する本当のサイエンティストであります。
で、鎌倉幕府以来数百年にわたって政治の表舞台から退いていた朝廷でしたが、幕末から明治維新にかけての動乱期、幕府に対抗する権威の必要性に加えて西欧諸国の帝国主義に対応する一つの方法論として、従来の封建制度を廃棄し、古代以来の天皇を頂点とする政治体制が再び作り上げられました。当時の欧州の絶対王政に対比すべく作り上げられた体制であると思いますが、そこは日本人の優しさというか曖昧さというか、大日本帝国憲法に規定されるように絶対王政とは程遠く、ために、ある意味、寧ろ、後々に禍根を残す結果となったのは、皆様もよくご承知のことであると思います。
で、このような背景から、歴史書としての日本書紀の側面が強く押し出され、果ては神武天皇から今上天皇に至るまでの全ての天皇陛下の名前を暗記させられるという、今では信じがたいような学校教育がなされただけでなく、日本書紀中のいくつかの誤謬を指摘しただけで問題視され、果ては裁判沙汰にまで至るという、しょうもない結果に陥りました。
で、戦後はこれの反動が生じ、先に述べたように、日本書紀を含め、これらの資料の重要性が一切否定される時代を迎えるわけであります。
で、その後に考古学的成果~自然科学の進歩などもあり、「いやいやナカナカそんなにバカにしたものでもなかろう!」というカンジの今日この頃かな?
少なくとも個人的には。
で、方法論です。簡単です。単純に、常識に照らし合わせて、「あり得る、あり得ない」と判断してけば解決です。これで大部分スッキリします。
で、これで解決できない「灰色」の部分、そこが面白いのです!
こういうところで、センセを含む多くの方々の妄想の嵐が吹き荒れることとなります。
要するに、これまでと同様、好き勝手に書いていきます!
以降、お昼を食べてから!
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