今月の書評-87

| | トラックバック(0)
帝都のみならず、とうとう全土に戒厳令が敷かれてしまいました!
なにやら市ヶ谷界隈がきな臭くなってきた模様です・・・。 ← って、嘘ですからねっ!くれぐれも拡散しないように!!!


さて、コロナとは無縁の倭人ですが、まずは倭(わ)の名前の由来について考えてみたいと思います。

あ、でも、長江流域にしばしば定期的に発生する感染症と、これに対応する何らかの遺伝子型との関連に関して、そのうちいつか述べる可能性があります。
倭人を特徴づける要因の一つになるかもしれません。
中国武漢は長江中流域の大都市ですが、コウモリであるのかセンザンコウであるのかはたまた某国政府による実験の失宜によるものであるのかは置いといて、拡大先の欧州や米国の方が被害が圧倒しているのは皆様もご承知のところです。
BCG の接種の有無、過去における結核の蔓延などによる影響の可能性も当然ありますが、ことによると、東アジア人種と欧米人との間に、今回の感染症に対する抵抗力に関して、何らかの遺伝的違いがある可能性も考えられます。
特に米国などは当初日本のクルーズ船への対応などを小馬鹿にしていましたが、いまや死者数だけに限ってみても日本の数百倍にのぼっています。

数百倍ですよ、数百倍!!!

人口差を考慮に入れても、単なる公衆衛生上の差によるものだけではないように思えます。

中国政府が発表した数字はそのまま鵜呑みに出来るものではありませんが、大陸に隣接し、感染時期も早かった韓国、日本、台湾、香港、シンガポールの死亡率が軒並み低いところをみると、少なくとも一段落した時点において、上記の可能性について調査研究を行う価値は十分にあると思います。たぶん、遺伝学者さんたち、今からやる気満々だと思いますけど・・・。


さて、倭(わ)の名前の由来です。
諸説あります。
以下。

1)矮小(わいしょう)説:倭の字が矮小の矮(わい)に似ている。
日本人は小さい。
だから倭人。
2)おとなしいヒト説:倭の字の「ツクリ」は委員長の委(い)。
意味はゆだねる
「ヘン」はヒトを意味する人偏(にんべん)。
すなわち、「ゆだね従い、柔順かつ慎み深いヒト」を意味する。
日本人は大人しい。
だから倭人。
3)自らの呼称説:倭人は自らを「わ」と呼んでいた。
だから倭人。


その他にもいくつかあるようですが、大体こんなところが代表的です。

で、1)の矮小説ですが、これは完璧に間違ってます。なぜならば、当時の倭人、ちっちゃくなかったからです!
縄文人と弥生人の人骨を比べてみると、頭蓋~顔面~骨格その他、色々に異なる点が多々ありますが、その中の一つに「身長」があります。
弥生人>縄文人です。
弥生人骨で興味深い点の一つは、初期のものであればあるほど身長が高い点にあります。これが時代が下るにつれて徐々に低下していき、江戸時代末期で最低となりますが、その後、先の大戦後に欧米の食文化を取り入れることによって再び伸びだし、4~5 人兄弟で長男長女が戦前生まれの家族の場合には(中山家がそうです)、絵で描いたように長男長女 →次男次女→ 末っ子の順で身長が高くなるのが普通です。

2)のおとなしいヒト説ですが、これが間違っていることは歴史が完璧に証明してくれてます。

で、センセの一押しが、3)の「自らの呼称説」です。

第一人称としての「あ」、「わ」、「あし」、「わし」、「あっし」、「わっし」、「わっち」、「わたし」、「あたし」っていうような連想はすぐに浮かびますし、「あれ」、「われ」、「なれ」、「かれ」、「たれ」なども連想されます。
また、矮小に秘められた侮蔑的なニュアンスを嫌ったのであれば、大和政府はそもそも当初から「倭」とは名乗らないはずです。その後に中国から漢字を教えてもらい、色々と勉強しているうちに「矮小」の文字を見つけ、「これは倭の文字に似ているから嫌だなあ・・。」と感じたのでまずは字を変えて「和」にした、その後にもっとカッチョいい「日本」にした、というのが正解だと思います。



最初に倭人と遭遇した周の役人、「おまえは誰だ?」と聞くと、倭人は人差し指で自分の鼻の頭を指して曰く、「わ、だよ。わ!」と言った。役人、「そうか、おまえはか!わかった。ではお前たちは倭人ということに・・・。」と言ったとか言わなかったとか・・・。

昔にオレオレ詐欺があったなら、当時は「ワワワワ詐欺」と呼ばれていたかもしれません wwwwww。





トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 今月の書評-87

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.kigen-technosakaki.jp/old/mt/mt-tb.cgi/273

この記事について

このページは、喜源テクノさかき研究室が2020年4月19日 10:44に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「今月の書評-86」です。

次の記事は「今月の書評-88」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。