今月の書評-36
これはセンセが小学校の時に習ったアイヌの歌です。
意味は、
「きれいだね~美しいね~良い日だね~。美しい子がいるよ~誰だろうね?」
というカンジ。説明されないと、全くわかりませんね!
お次は有名な沖縄のわらべうた。
このままでは分かり難いかもしれませんね。漢字をふると、
てんさぐの花(鳳仙花のことです)は爪先に染めて、
親が言ったことは肝(きも)に染めよ
となります。意味明瞭ですね!
以上から分かるように、アイヌ語は日本語と体系的に相当異なる言語ですが、沖縄の言葉は(あるいは昔の沖縄の言葉は)、耳で聞くと異国の言葉に聞こえるかもしれませんが、現代日本語の一方言に過ぎません。
そして、「縄文シリーズ」で何度も述べたように、沖縄人もアイヌ人も縄文人の血を色濃く残している人々です。
縄文以降の沖縄に何があったのか、これは後のテーマとして残しておきますが、次の点はハッキリと言えると思います。すなわち、アイヌの人々が縄文人の直接の子孫であるとするならば、アイヌ語=縄文語であるのは間違いのないところである。加えて、アイヌ語の話者は極めて数が少なくなってしまったとはいえ、金田一京助博士以来のアイヌ語研究には少なからずの蓄積があるわけですから、これは縄文言語研究そのものを意味することになります。
これは正しいでしょうか?
これを検証するために、今一度、列島にどのようにしてご先祖さまが住み着いたのか、おさらいしてみたいと思います。以下、次号!
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