今月の書評-34
みなさまこんにちは!久々の登場です。
いつのまにやらあの猛烈な酷暑の日々もすっかり影を潜め、秋もたけなわ。
朝晩には冬の足音すら薄っすらと聞こえつつある坂城です。
一年近く続いた縄文シリーズも一応終止符を打ち、新たに弥生シリーズを立ち上げるべく色々準備していたセンセでしたが、弥生人は縄文人よりもよっぽどクセモノ!調べれば調べるほど混乱してくる主題である、ということがよお~っく分かりました。
とりあえず、以下に参考にした書籍を列挙します。縄文人との重複もあります。
言語系
大野晋 日本語の起源 岩波新書
小泉保 縄文語の起源 青土社
大木紀通 縄文語の言葉 花伝社
大野敏明 日本語と韓国語 文藝春秋
農学系
佐藤洋一郎 稲と米の民族誌 NHK
佐藤洋一郎 イネの歴史 京都大学
考古学系
高田貫太 海の向こうから見た倭国 講談社
森下章司 古墳の古代史 ちくま新書
工藤雅樹 蝦夷の古代史 平凡社
歴史系
藤尾慎一郎 弥生時代の歴史 講談社
水野祐 日本古代の国家形成 講談社
小林恵子 古代倭王の正体 祥伝社
吉田一彦 日本書紀の呪縛 集英社
遠山美都男 白村江 講談社
森公章 白村江以後 講談社
朝鮮系
朝鮮史研究会 朝鮮の歴史 三省堂
鳥越憲三郎 古代朝鮮と倭族 中公新書
長浜浩明 韓国人は何処から来たか 展転社
室谷克実 日韓がタブーにする半島の歴史 新潮新書
豊田隆雄 本当は恐ろしい韓国の歴史 彩土社
沖縄系
伊波普猷 古琉球 岩波
伊波普猷 沖縄歴史物語 平凡社
来間泰男 グスクと按司 上下 日本経済評論社
来間泰男 琉球王国の成立 日本経済評論社
山里純一 古代の琉球弧と東アジア 吉川弘文館
黒嶋敏 琉球王国と戦国大名 吉川弘文館
高宮廣衛 先史古代の沖縄 第一書房
間宮厚司 沖縄古語の深層 森話社
安里進 琉球の王権とグスク 山川出版社
その他
上野誠 万葉集から古代を読み解く ちくま新書
武光誠 日本人なら知っておきたい古代神話 河合書房
三浦佑之 万葉びとの家族誌 講談社
また、ウイキペディアなど、ネットからの情報も数多く参考にさせていただきました。特に、以下のブログからは多くの情報と考える機会が得られましたので、ここで感謝の気持ちを込めて紹介させていただきます。
伊藤俊幸氏 日本人の起源 http://www.geocities.jp/ikoh12/index.html
知識探偵氏 知識探偵クエビコ http://digx.hatenablog.com/
金平譲司氏 日本語の意外な歴史 http://www.jojikanehira.com/
伊藤氏のブログは古いですけど、旧石器時代から大和政権時代に至るまでを網羅し、教科書的な意味でとても参考になります。いくつかのヒントも得られました。
知識探偵氏は、人類学系の遺伝子解析の専門家のようです。あまり読みやすいブログではありませんが、原著論文に当たらずとも最新情報が得られます。
金平氏は言語学の専門家で、日本語の起源に関して「目からうろこ」の情報がリアルタイムで得られます。
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