疲労・休養・栄養・運動-15

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うう~~~、あづい!!!

灼熱地獄の毎日ですが、皆様いかがお過ごしですか?高知や山梨では40℃を超えてますが、来年以降は盛夏ともなれば40℃越えは当たり前!の時代が到来するのは確実です。40℃越え当たり前の時代が来る前には何度か冷夏の年を経験する事もあるでしょうが、基調としては、熱夏はさらに頻度と程度を増していく事かと思われます。

長野の坂城町では、さすがに東京や西日本の暑さと湿度には無縁ですが、仕事などで東京に降り立ち、さらにビル街を歩きますと、アスファルトからの反射熱に加えてビルの空調からの熱がまともに吹き付けますので、「よくまあこんなところで生活出来るモノだなあ」と思わずには居られません。およそ10年前にはその東京に住んでいて、しかも空調無しの部屋でバケツの水に足を漬けつつ水で濡らした鉢巻きをして上半身裸で夏場を過ごしていたのをすっかり忘れているようです。でも、気化熱の効果って、あなどれません。上記の様な状況で扇風機を回すと生半可に空調を効かすよりもよっぽど寒くなり、下手すると体を壊す程です。このような暑さに比例して、豪雨の頻度も増加の一途。ニュースで毎年、呪文の様に「観測史上最高の雨量を計測しました」と言う言葉が唱えられますが、毎年同じ事が言われますので、毎年記録が更新されている、と言う事です。株価もそうあって欲しいのですけど、、、。

で、二酸化炭素と温暖化の原因に就いては否定派肯定派入り乱れて論戦が繰り広げられておりますが、個人的には「産業革命以降の人類の活動による二酸化炭素増加によるもの」と言う論拠に軍配を上げたいと考えます。二酸化炭素否定派の論拠の殆ど致命的な欠点の一つは、「地質学的なタイムスパンでものを言っている」と言う事です。1000年ぐらいの単位を1年ぐらいの感覚でものを言っておりますので、話が可笑しくなってます。地質学的な基調で言えば、現代は本来的には寧ろ氷河期に向かっている、と言って良いかと思います。しかしながら、江戸時代後期までは地質学的基調に沿ってゆっくりと氷河期に向かっていた訳ですが、ある時期を境にしていきなり基調から逸脱した角度で上昇し初め、その後はその角度~速度が急上昇しております。急上昇の基調が始まった時期は将に産業革命の時期に相当し、加えてその後の工業化の拡大と人口の急増とがこれに強く相関しております。この様な急変を自然界の変化で説明するにはそれ相応の証拠が必要かと思われますが、先にも述べましたように、どれも数千年規模での変化を説明するものばかりで短期的な急変を説明できるモノはありませんので、前回も申し上げたように、「勝負あり!」として良いかと思います。これまでは「地球温暖化なぞ人ごと」と考えてきた人たちも、これだけ毎年の夏が異常に暑くなり、しかも来年、再来年、さらにその後はもっと暑くなる可能性があり、さらに豪雨やら台風やらの猛威も年を追うごとに猛烈になりつつある状況を目の当たりにしますと、お尻に火が付く心境になっても可笑しくないかと思います。

根本的解決法に関しては、センセの様な門外漢がどのような考えを述べたところで専門家から見ればトンチンカンなものと成らざるを得ないので述べませぬが、究極的には、無限のものと見なせる太陽光エネルギーを最大限に効率よく利用する技術の開発、人類の未来は、恐らく、ひとえに此処に掛かっているかと考えています。現時点では未だ太陽光パネルを用いた発電の段階ですが、向こう100年ぐらいの間に、何らかのブレイクスルーが生じる可能性は大いにあるかと思います。この様な技術革新の可能性を考慮に入れますと、先進国での人口の減少傾向と相まって、将来をそんなに悲観する必要は無いのかも知れません。「将来」と言う言葉のスパンをどの程度に見積もるのかで異なってくる問題かも知れませんけど。

一方、ブレイクダウンはいきなりやってくる可能性もあります。難しい言葉で閾値(いきち、英語でthreshold)と言うのですけど、ある限界点を超えたら最早後戻りできなくなる様な地点の事を言います。その先はvicious cycle、悪循環に陥りますので、行き着くところまで行くしか無くなります。例えば温暖化によって極地の氷が溶けたら、これまで氷によって反射されていた太陽熱が直接地球に吸収されますので、さらに一層の温暖化が生じる訳です。閾値がいったい何処にあるのか、誰にも分かりません。事によると、もう閾値を過ぎている可能性すらあるのです。温暖化問題と言うモノは、単に「100年の間に0.5℃程度ずつ気温が上昇する問題」と言う単純な問題では無く、これに付随して生じる様々な問題の一つ一つが人類にとって大変に重要な結果をもたらす複合的な問題です。近視眼的な立場に立たずに物事を見る力を養う事が、とりあえずは我々が出来る事なのかも知れません。

今回のブログ、前書きだけで終わりとなってしまいました。おまけに多くの英語を交えたまじめなお話ばかりで落ちたハナシがまるでナシ!珍しいですね!次回からは本論に戻るはずです。そんで、前回述べましたように、今年の夏休みを利用して、疲労シリーズも結論まで持って行きたいと考えています。では、ここで、センセはお昼ご飯と致します。狐どん兵衛と缶ビールです。最悪ですね!!!

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このページは、喜源テクノさかき研究室が2013年8月12日 09:47に書いた記事です。

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