バイオジェニックスについて-2

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「乳酸菌は生きていなくては効果がない。」とこれまで思ってきたあなたとあなた、そしてあなたとさらにそこのあなた、ついでにそちらのあなたにも、ここでお伝えいたします。

「乳酸菌は死んでいてもちっとも構わない!」と言う事を!

 

初耳でした?それは良かった。皆さん、一つお勉強しましたね。

 

皆さんは、事によると、プロバイオティクスを摂取すると生きた乳酸菌がお腹の中でたくさん増えて、そしてその結果いわゆる悪玉菌を駆逐して、そしてその結果お腹の調子が良くなって、そしてその結果身体の調子も良くなる、と考えてました?

それはそうですよね、そういう風にこれまで色々なところで言われてきて、おまけにテレビのコマーシャルなどでもそのように解釈してしまうような映像が流されていますからね。

しかしながら、あのような映像、すなわち乳酸菌がピロリ菌の様な病原菌を駆逐している映像はあくまで試験管内の出来事で、あれがそのまま身体の中で起こっているわけでは決してありません。

 

乳酸菌は、身体の中で増えません。

 

生きた乳酸菌は、まず始めに胃液で殺され、次に腸液~胆汁酸で殺され、かろうじて大腸までたどり着いたごくごく少数の菌(生きているのは1%も居ません)も、大腸で増えることなくせいぜい1週間ぐらい滞在~通過するだけで、そのまま糞便となって排泄されるのです。

 

「じゃ、意味ないじゃん!」

 

と言うのも早ガッテンです。それでも効果があるからです。つまり、

「乳酸菌は生きているから効果があるのでは無く、生きていても死んでいても効果がある。」

と言うのが正解なのです。

 

よく考えて頂くと分かると思いますが、仮に生きた乳酸菌が大腸に定着し、その後増殖するならば、プロバイオティクス製品の代表格であるヨーグルトなどを一回食べれば乳酸菌はお腹の中でどんどん増えてくれるので、それ以上食べる必要は無いはずです。でもそれではヨーグルトメーカーは商売あがったりです。結局腸内で定着増殖しないので、ヨーグルトは毎日摂る必要があります。

 

それでは乳酸菌をより効果的に摂取するにはどうすれば良いのか?

 

答えは、 「数を摂る。」と言う事です。

この続きはまた今度!

 

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このページは、喜源テクノさかき研究室が2011年2月 7日 16:28に書いた記事です。

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