研究室のご紹介 その三

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大型振蕩培養装置.jpgここでは研究室の機材をごらんに入れましょう。
大きな研究室とは異なり、一台数億円もするような高額な機材は
ありませんが、この規模の研究室としては、なかなか充実していると
自負しています。

まずは培養室。
左は大型振蕩培養装置が二台。
これで液体大豆麹を作ります。





大型高圧滅菌器.jpg右は大型の高圧滅菌器。これで培地
などを滅菌します。

下はクリーンブース。
滅菌した培地に乳酸菌などを接種するところです。

クリーンルーム.jpg











孵卵器.jpg右は孵卵器(インキュベーターとも言います)。
孵卵器は、中型のものだけでも六台あります。
孵卵器というのは、微生物や細胞を培養するために暖める装置のこと。
微生物は種類によってお好みの温度がうるさいので、それぞれにあった温度を設定しなくてはならず、そのため六台ぐらいは必要なのです。

大型孵卵器.jpg左は大型の孵卵器が二台。
さすが培養室ですね。培養器ばっかり!











蛍光顕微鏡-2のコピー.jpg暗室もあります。暗室の中には、蛍光顕微鏡や紫外線照射装置、写真撮影装置などがあります。また、ライカの蛍光顕微鏡もあります。
蛍光顕微鏡は怪しい光でものを観察するので、暗い部屋を用意しないといけないのです。

暗室の中にはその他に、たくさんのカラムが林立しています。カラム.jpgカラムとは、中に詰め物をした棒のことで、混合物中の物質をおおまかに分離する時に使います。





液クロ.jpg右の装置は液体クロマトグラフィーと言います。
培養液の中に、どのような物質がどれぐらいあるのか、
などと言うことを調べる機械です。

一台の液クロに三台の検出器をつないでいるので、
中の流路が東京の地下鉄のように複雑化して
しまいました。
なので、接続を間違えて走らせていると、いつの間にか
とんでもないところから移動相がちょろちょろと、、、、
という経験は日常的。
ガスクロもあります。

この記事について

このページは、システム管理者が2008年6月 5日 22:29に書いた記事です。

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