今月のウクライナ-125

なでしこチームがスペインを 4-0 で下して無傷の三連勝!
「こんな暑い中、あれだけ走って大丈夫だろうか?」と心配したセンセですが、
よく考えれば南半球のニュージーランドでの試合でした WWW。

というカンジで始まった本日の「今月のウクライナ」ですが、
あのベラルーシに追放されたワグネルの残党が
ポーランドにちょっかいをかけてるという・・・WWW。
今月のウクライナ-19」でお話したカリーニングラードに
回廊でも作るつもりですかね?たった 100 人で・・・。
誠に不謹慎な物言いではありますが、
やっぱりワグネルとプリタコおやじは面白いっ!
目が離せませんねっ!!!
今となっては異国人となった傭兵連中がガタガタ騒いだところで
ロシアやプーチンとは関係ありませんよ、ということですよね WWW。
やっぱし使い道があるものです。

さて、ローマのキリスト教化によって
多くの制約下におかれるようになったユダヤ教徒ですが、
実のところまだまだ彼らの力は強く、
ゲルマンのフランク族が西ローマ帝国を侵食し、
この地に王国を打ち立てるなどしていた頃はフランクの王族に取り入り、
ピピン三世の時にはユダヤ商人が多くの武器を調達して感謝されてます。
ピピンの息子のカール大帝は北方のゲルマン部族に対して
「キリスト教に改宗するか、さもなくば死か!」
というような態度で接したマホメットも真っ青なオトコですが、
ユダヤ教徒に対しては「彼らは聖書の民である」との理由で
信仰の自由を与えていたそうです。
ナカナカ興味深いハナシです。

で、このように、未だ比較的安穏に過ごしていた欧州のユダヤ教徒ですが、
一転して事情が大きく変化する出来事がこの後に生じます。
1096 年第一回十字軍の結成です。

一応、この時点でユダヤ人のお話は一つの区切りといたします。
彼らに関しては、今後のお話の中で何度も出てくるかと思いますが、
ただ一つ、
彼らのゲノム=遺伝情報に関して実に興味深い話がありますので、
それに関して簡単に述べたいと思います。

以前から何度もお話しているように、
彼らは言語学的にはアフロ・アジア語系の
いわゆるセム系に属する連中ですが、
カナンの地で過ごす間には現地のカナン人とも混血しているはずです。
で、このカナン人というのは単一の部族を指しているというよりもむしろ、
この地で暮らしていた一群の連中の総称みたいなカンジです。
言語は当然セム語系で、
実のところ、ヘブライ語もカナン系の言葉です。
で、これらカナン人の出自を遺伝学的に調べた結果、
コーカサス地方に由来する配列が存在することが分かりました。
要するに、ヒッタイトなどを見ても分かるように、中東のこの地域は、
今も昔も雑多な連中が北からも南からも西からも東からも来て混じっていた、
ということだと思います。

で、ディアスポラで欧州に拡散したユダヤ人ですが、
先にお話したように、少なくとも初期においては、
ローマ人などとも大きく混血しているはずです。
この先お話する予定ですが、第一回十字軍を嚆矢として、
それ以降彼らは弾圧~隔離政策の犠牲となっていきますので、
その結果、彼らのゲノムが保存される形となります。

さらに 14 世紀の黒死病(ペスト)騒ぎの中で
欧州ユダヤ教徒の共同体はさらなる大弾圧を受けた結果、
ユダヤ教徒の数は激減してしまいます。
ライン川沿いなど、現代のドイツ領内に移住していたユダヤ人は
ドイツ語とヘブライ語の混合言語であるイディッシュ語を話す人々で
アシュケナージと呼ばれる人々です。
これらの時代に人口が激減したアシュケナージのユダヤ教徒は、
ドイツの領域から東欧に逃れていき、一旦その地で回復するようですが、
この時、ゲノム的には「びん首効果」、
いわゆるボトルネック効果が生じたようです。

現代のイスラエル人の多くがアシュケナージに由来する人々であり、
また、アメリカに居住するユダヤ教徒の多くも同様です。
で、彼らに特徴的な病気なども認められているようで、
結局、その原因は、このびん首効果にあるようです。

結局のところ、東欧系ユダヤ教徒=アシュケナージの由来は
中東のユダヤ人+ローマ人と言うことですが、
中東のユダヤ人はそもそもカナン人の血が多く入っているわけで、
カナン人の血にはコーカサスの血も混じっている、
というお話です。

で、話はこれで終わらず、
今月のウクライナ-106」で話したハザールの連中も一枚嚙んでくるのですが、
これはそのうち機会があればお話したいと思います。