「今月のイラン - イスラエル」を書こうと思っていた矢先、
アメリカがイランの核施設を破壊した!とのニュースが
たった今(午前 9:00 過ぎ)飛び込んでまいりました!!!
場所は、イラン中部のナタンツ、フォルドゥ、イスファハンの 3 か所。
すでに 1~2 日前に給油機が発進したとの情報を聞いておりましたので、
たぶん、
バンカーバスターの中でも最重量の GBU57 を積んだ B2 ステルス爆撃機が
アメリカ本土から直接に飛来して直撃した可能性が高いと思います ※ 1。
もちろんイランは何もできず、ただ指をくわえて見ていただけ。
トランプが言うには「非常に成功した!」とのことですので、
地下 80 m の濃縮施設も完全~完全に近い形で破壊されたのでしょう ※ 2。
※ 1 ミズーリからグアムへ、そこからイランへ、とのことです※ 5。
※ 2 午後には否定的な情報も流れてます※ 6。
※ 5 結局、総計 7 機以上が出動し、一部は陽動のために西へ向かってグアムへ、
主力の 7 機は逆に東に向かって大西洋を越え、地中海からイランに侵入して
総計 14 発の GBU57 が使われた、というのが正解らしいです。250623
※ 6 既に濃縮処理が行われたウランは別の施設へ移転済みであった、
との報道もあります。250623
B2 爆撃機 ウイキより
A B-2 Spirit soars after a refueling mission over the Pacific Ocean on Tuesday, May 30, 2006. The B-2, from the 509th Bomb Wing at Whiteman Air Force Base, Mo., is part of a continuous bomber presence in the Asia-Pacific region. (U.S. Air Force photo/Staff Sgt. Bennie J. Davis III)
ナンか、正面から見ると、吉田戦車のマンガのようにも見えますが WWW
先週の「今週の世界」はイスラエルの攻撃の翌日に書いたので
その後に続々と発表される新情報を ※ 印で書き足していましたが、
「新」情報には偽情報も多く、
例の F35 撃墜の写真なんぞは明らかなガセのようです。
また、撃墜そのものや女性パイロットのハナシもホントかどうか、
よく分かりませぬ・・・。
ですので今回の爆撃も本当に B2 + GBU57 によるものなのか、
午前の段階では詳細が報道されていないので確信が持てないのですけど、
「本当に成功させたいのであるならば、全力をあげる!」という
人類行動における不変の成功原則論に則って考えますと、
B2 + GBU57 による必勝パターンの可能性が高い、と考えました。
こうなりますと、イランはどう出てくるでしょうかね?
ホルムズ海峡の封鎖のみならず、
フーシ派に命じて紅海のマンデブ海峡封鎖なども試みるのでしょうかね?
あるいはイラクに駐留している米軍部隊の攻撃なども行うのでしょうかね?
イランの陸軍は無傷ですし、彼らが本当にイスラエルに反攻するのであれば
陸路で軍を侵攻させる必要がありますし、
その場合はイラクを経由するしかありませんし、
兵隊の数はイスラエルを圧倒しているので
人海戦術を採用すれば勝機はあると思いますが、
そうなりますと、
アメリカは本気になって介入する必要が生じますので、
トランプも現政権スタッフも、それはイヤでしょうね。
でも、そうなると、そうせざるを得ない形となりますので、
ただでさえ不安定極まる国内情勢を抱えるアメリカの現状を考えると、
最悪の場合は、寧ろトランプ政権の崩壊につながる可能性もありますね。
ここは偏(ひとえ)にイランの根性次第、ということになります。
一旦 PC を離れます。
ハイ、お買い物に行ってお昼を食べて少しお昼寝して戻ってまいりました。
で、お昼の NHK 合原アナウンサーのお話では、
B2 爆撃機により 6 発のバンカーバスターが使用されたとのことですので、
B2 + GBU57 で間違いないかと思います。
動画によれば、1 機の B2 は GBU57 を 2 個搭載可能のようですので、
都合 3 機の B2 が攻撃に加わった、ということですね。※ 3
※ 3 GBU57 は 12 発使用= 6 機の B2、との情報もあります (NY Times)。
で、GBU57 の重量は 13.6 トンとのことで、
あの B 29 の搭載量が 9 トン、
イギリスのランカスター爆撃機が 10 トンですので ※ 4、
GBU57 2 発を搭載できる B2 は
第二次世界大戦時の大型爆撃機のおよそ 3 倍の爆弾を運ぶことができ、
給油機を使用すれば太平洋横断も可能。
速度は 1000 km/hr で、ステルス性もバツグン!
ものすごい機体です!!!
今回の GBU57 の投下画像などを見ると、
昔のランカスターによるドイツのダムや陸橋の破壊、
いわゆる「ダムバスター」なんぞを連想してしまいます。
※ 4 因みに旧日本海軍の一式陸攻の最大積載量は 1 トンであります・・・
1 トン積むために最大に防御を削ったおかげで一発着火、
「ライター」の名称をもらうこととなりまして、
山本大将もこれがため、 P 38 ライトニングにより、
ブーゲンビルのジャングルに儚くなられることとなりました・・・
アブロ・ランカスター PA474 ウイキより
Alan Wilson from Stilton, Peterborough, Cambs, UK - Avro Lancaster B.I 'PA474 / VN-T' "City of Lincoln", CC 表示-継承 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=72610918による
ハセガワのプラモデルの箱絵 HOBBY SEARCH より
https://www.1999.co.jp/10839687
ダムバスター用の爆弾には、あの田宮模型で有名な「跳躍型」もあります。
で、これらは最も防御力の高い施設、すなわち、
最深部に作られたウラン濃縮施設であるフォルドウ攻撃に使用され、
他の二つの施設は、
ペルシャ湾に展開したアメリカ原子力潜水艦から発射された
30 発のトマホークにより攻撃されたとのことです。
で、お昼のトランプの発言によれば「非常に成功した」とのことですが、
イラン側の発言では、
「入り口がちょこっと破壊されただけで、内部は無傷だ」とのことです。
要するに、「まだ本当のところは分からない」のが現状です。
イランとイスラエルとの関係性に関しては
1979 年のイスラム革命について知っておく必要性がありますが、
「今月のウクライナ-151」で簡単に紹介してありますので、
ぜひお読みになってくだされ。
また、イスラム化ガチガチの現在のイランですが、
革命前の写真がカイカイ通信で流れてます。
大変に興味深いので、ご紹介いたします。
一方で、今回の展開に対してマーケットの反応が鈍いですね。
さすがに原油先物(WTI)は反応してますが、
為替の値動きは、むしろやや円安方向に・・・※ 7。
「イランは大きな動きはしない~出来ない」と、
市場は踏んでいるのでしょうかね?
トイレットペーパーの買いだめも発生していませんし WWWWWW
ま、未だ様子見の段階、ということなのでしょうね!
※ 7 これ、本日の(250624)ロイターでも指摘されてますね。
リーマンの頃の「有事の円買い」はまさに「恐怖」そのものでした。
当時は円キャリートレードによる「円売りポジション」が常態で、
有事の際にはこれの巻き戻しが発生する結果、
急激な円高が発生したものです。
いわゆる「ミセス・ワタナベ」の時代です。
今回の円安は「円買いポジション」の巻き戻しによるのでしょうが、
最近のブログにも書いたように、
このところは円安になっても貿易黒字が増えるどころか
輸入額が増えることにより貿易収支は赤字増大の結果となる・・・
貿易収支の動きを見ても、
また、最近の日銀や債券市場の動きを見ても、
結局、やはり、「日本全体が安くなりつつある」のでしょうかね?
アメリカのトリプル安を笑っている場合ではないのかも知れませぬ・・・
いや、逆にトランプ売り=ドル売りによる円買いポジなんでしょうかね?
いずれにしましても、
相変わらず為替市場はハラハラドキドキの場所ではあります WWWWWW
築地市場、いや豊洲市場よりもよっぽど面白い WWWWWWWWWW
今回はここぞとばかりに、文脈にお構いなく、
好きな第二次大戦の航空機のお話をドカドカ投入してしまいまして、
申し訳ござりませぬ WWWWWW
※ 8 イラン・イスラエルで停戦が合意された、
という報道が入ってきたその場で、
早くも破られたという報道も入ってきました 250624。
だもんで、まだまだ様子見に限りますね!
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