今週の「今週の世界」です。
1. イスラエル、イランの核関連施設を空爆する!
これまでと少し雰囲気が違うような気がするのはセンセだけでしょうか?
下手すると・・・というカンジがする今回の空爆です。
イスラエルとイランとの衝突は毎度のことで、
これまでもイラン側の重鎮が何名も文字通り「爆殺」されてきましたが、
今回もイラン革命防衛隊の総司令官を含む数名 ※ が死亡しています。
これに加えて核の専門家数名、さらには一般市民も 78 名が死亡とのこと。※
※ 相当数の軍高官が爆殺された、との情報もあります 250615。
※ その後、新たな情報が入って参りました。
イスラエルは
F 35 を主体とするジェット戦闘爆撃機による攻撃を行ったようですが、
うち 2 機が撃墜され、脱出した女性パイロットが拘束されたとのこと!
F 35 が撃墜されたのは、たぶん、初めてだと思いますが、
女性パイロット、てのもすごい!
また、報復でイスラエルに無人機やミサイルによる攻撃を行ったイランですが、
アイアンドームにより大部分は撃墜された模様ではあるものの、
着弾画像も ロイター に挙げられています。※
※ イラン核施設攻撃には、
イラン国内におけるモサドの関与も指摘されています。※
※ F 35 に関しては、AI 画像との指摘も出てきました。※
※ アイアンドームは短距離用であり、弾道ミサイルには適用されない、
との指摘もあります。※
※ F 35 AI 画像案件は、現時、確定されつつあるようです。250616
ネタニヤフの本気度が窺えるのは、
トランプがイランとの交渉継続を模索している最中に攻撃した、
という事実にも表れています。
すなわち、
トランプは「攻撃するな!」と言っていたにも関わらず攻撃した、
トランプの面目を潰してまで攻撃した、ということです。
トランプとネタニヤフの両者は、
はた目には「親友」とまで言えるような間柄にも見えますが、
ここに来て幾分亀裂が生じているようなカンジもします。
要するに、確かな「後ろ盾」をないがしろにしてまで
イスラエルは、この時期に、イランを攻撃する必要があった、
ということを強く示唆する今回の攻撃です。
それではその「必要性」とは何だったのか?
それは、イランのウラン濃縮速度がここに来て加速度的に増している、
という事実にあります。
イランは「原子力発電用」だと主張して、
長年にわたってウラン濃縮を行ってきました。
で、発電用として 20% 水準の低濃縮ウランを蓄積してきましたが、
今年になって急激にこの 低濃縮ウランの備蓄量が減少し、代わって、
60% 程度の高濃縮ウランの備蓄が増加しています。
実際に核爆弾として使われる場合の濃縮度は 90% 水準である、
ということですが、
この 20% ウランの減少率から換算すると、
今後数か月以内に原爆 10~20 発が作れるレベルの
高濃度ウランが生産されつつある、
と見積もられているようです。
で、過去のイラン~イスラエル関係を考えると、
仮にイランが核ミサイルの開発に成功すれば
彼らが実際にイスラエルにこれを打ち込む可能性は大いに高まる、
少なくともイスラエル人としてはそう考える、
最低でもネタニヤフ自身はそう主張するでしょう。
で、あのような過去を持ち、このような現状を生きている人々ですから、
日本人とは安全保障の認識が全く異なる。
「戦争」という言葉の定義からして全く異なる。
ここで指をくわえて見ていれば、その後の命運は決まったも同然!
ならば先手を打って・・・
と、彼ら、あるいは少なくともネタニヤフが考えるのは当然!
で、今回の攻撃となりました、と考えるのは自然!
イラン側としても当然ながら対処しているようで、
多少の損害を受けた核施設ですが、
本格的な濃縮施設は地下深くに設置されているようで、
たぶん、
イスラエルが現状手持ちのバンカーバスターのレベルでは破壊できない。
さらに堅固な施設も建設中、との情報もある。
イランとしては、今回もさることながら、
過去に何度もイスラエルから煮え湯を飲まされてきたことを考えると、
ここは必ず成功させるとの強い意志を新たにした、とも見えます。
あるいは、今年になって急に開発の手を加速し始めた理由として、
取り合えず十分量のウランが確保できたという事実以外にも、
イランの手先であるハマスやヒズボラの対イスラエル攻撃が上手くいかず、
逆に殲滅されかかっていると言う事情や、
ガザ地区やヨルダン川西岸地域でのイスラエルの傍若無人な振る舞いに
「堪忍袋の緒が切れた」という要因も関わっているのかもしれません。
いずれにしましても、実際に使う使わないは別として、
とにかく核ミサイルを保有する。
核のカードを保有する。
イスラエルはそれを絶対に承認できない。
特にネタニヤフは、政治的な理由もあり、今回の攻撃を行った。
上記の「生存上の理由」から、トランプの要請も効果が無い。
実際、トランプの交渉は頓挫しつつある。
いつものように WWWWWWWWWW
で、イラン側は、
イスラエルの攻撃に耐えられる地下深くでさらに濃縮を続ける。
すなわち、今回のようなレベルの攻撃では、
イランに濃縮を諦めさせる圧力とはならない。
以上から出てくる答えはただ一つ。
イラン vs イスラエルの全面戦争だ・・・・・・・・・※
※ イスラエルによる攻撃直前に、米国は、
中東関連施設で働く自国の職員、並びにその家族に対して避難勧告を出した。
これ、例のヒズボラのポケベル爆弾時にも発出されたし、
その後のキエフ攻撃だったかな?少し記憶があいまいだが・・・
の時にも出された。
で、今のところ、100% の確率で、その後に何らかのヤバイ事象が生じている。
と言うことは、米国による海外の自国民に対して何らかの退避勧告が出たら、
速攻で「売り玉!」を建てればウハウハ儲かるのでは?
と一瞬思ったセンセですが、たぶん、今のマーケットは瞬間的に反応し、
急落が生じたあとで一般人はこのような情報を知る、
というのが普通なんでしょうね、残念!WWWWWW
で、もう一つのネタとして、
「ペンタゴンでたくさんのピザが注文されたら売り!」というのがあって、
これは、ヤバイ案件がペンタゴンに持ち込まれたら、
職員はみな残業するので腹がすく=ピザを注文する、という発想らしい・・・
度胸の有る方は、いっちょ試してみて下され!
けれどもどうぞ、個人責任でお願いいたしまする WWWWWW
2. US スチール、完全子会社化!
結局、普通株 100% 所有という形で、
US スチールは日鉄に完全に買収されることとなりました。
これで違約金の支払いもなくなってめでたしめでたしではありますが、
買収額は当初予定のおよそ 10 倍である 2 兆円にまで吊り上げられ、また、
役員の半数は米国国籍を有する必要があるなど、
一定の譲歩を受け入れざるを得ない形とはなりました。
これに加えて「黄金株」という、
ナンか、ウキウキするような名前の一株がトランプ氏に与えられ、
「国益を損ねる」と判断される局面においては拒否権の発動が認められるなど、
一定の制約も課せられる形とはなりました。
買収額が相当の額に積み上がったことから、センセなんぞは
「高値掴みでは?今後やっていけるのか?」などと心配しますが、
ある意味、トランプ氏の関税政策などにより
海外の同業他社に比べて圧倒的に優位な位置を占める形ともなるため、
日鉄側としては「ソロバンは合う」と見込んでいるのでしょう。
3. マスク氏、トランプに「ごめんなさい」する!
あれだけトランプ氏に罵詈雑言を浴びせかけていたイーロン・マスク、
トラの尻尾を踏んだのかタコの足に絡めとられたのかは知りませぬが、
さっさと「ごめんなさい」した・・・
どいつもこいつも情けない連中ばかりだな WWWWWWWWWW
4. トランプ氏、自分の誕生日に軍事パレード!
もうええ~わ WWW
呆れて書くことも何もないワイ WWWWWWWWWW
5. プーチン、イスラエルに対して「国際法違反だ!」と非難!
どの口が言うのかと WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
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