今月のウクライナ-170

一昨日の昼過ぎから坂城で降り出した雪は
昨日の朝には 20 cmくらいまで積もりました。
丁度 10 年前に降った大雪以来の久方ぶりの本格的な積雪です。
坂城ではこの時期の南からの雪を上雪(かみゆき)、
12 ~ 1 月の北からの雪を下雪(しもゆき)と呼びますが、
皆さまご承知の通り、
列島南岸を通過する低気圧と上空の寒気が出会って生じる上雪は
しばしば坂城地方までも入り込んで大雪をもたらします。
南からの雪ですので、湿った重い雪となります。
これに対して下雪の方は北からのサラサラの粉雪ですが、
妙高~上越~野沢あたりで大部分荷卸ししてきますので、
坂城ではあまり積もりません。
けれども下雪が積もる時はホントにシンから寒いときで、
葛尾城の山を越えてシンシンと侵入してくる雪雲が恐ろしいくらいです・・・。
これが一晩降るとフワフワの雪が積もりますが、
フワフワ過ぎて、雪合戦も出来ませぬ・・・。

10 年前の大雪に関しては、
過去ログ「学会報告-4」で文字通り報告してますので、お読みになって下され。

おかげで昨日の朝は自宅前で雪かき。
引き続いて研究所でも雪かき。
毎日雪かきすれば腹回りのアブラも少しは減ることであろうに・・・
と考えたくらいの運動量ではありました。

で、センセが雪かきしてる間の世界情勢ですが、
あまり変化は見られませぬ。
敢えて言えば、
ウクライナ東部戦線は膠着というよりもむしろ押され気味、
というカンジに見えますが・・・。
ロシア軍が戦車部隊を集めて大攻勢の構えを見せている、
との情報もあります。
ホントのところは分かりませぬ。

さて、C2 です。
東北アジアの C2 の拡大についてお話する前に、
過去ログの「今月の書評-85」以降を読んでおくと
より良く理解が深まると思います。
けれどもここで「今月の書評-85」の図で
訂正、というよりも修正したいところがありますので、
ここで指摘しておきます。
図では、右からツングース系、満州系、N 系・・・と書いてありますが、
この満州系という言葉は誤解を与えかねないなあ、と考えまして、
右からツングース-1 系ツングース-2 系、とした方が良いかなあ、
と考えてます。
というのは、
後に国や国を築いた女真(じょしん)こそが満州系なのですが、
彼らは図の右端のツングース-1 系に属している連中だからです。
女真系ではないツングース-2 系の連中を「C2 満州系」と書くのは可笑しい、
と思いまして、この場で修正いたします。

また、「今月の書評-96」の地図ですが、
キャプションで「紀元前 1000 年頃」と書いてますが、これも可笑しいです。
センセが単純に間違えたのか、
あるいはウイキが間違って記載したのをそのまま引用したのか分かりませぬが、
この図は、たぶん、西暦 2~3 世紀頃の状況、と考えるべきかと思います。
ところが本文中では「箕子朝鮮(きしちょうせん)
紀元前12 世紀頃に建国~紀元前194 年に滅亡」と書いてありますが、
そうなると「西暦 2~3 世紀頃の状況」というのとも矛盾することとなります。
そもそもが
近年では箕子朝鮮の存在自体が疑われているわけですので、
あまりこの図と箕子朝鮮の項目は信頼しないほうが良いかと思います。
載せちゃって消せないので、ここで訂正いたします。

このツングース-2 系の連中ですが、
例の N 系の影響をずいぶんと受けている可能性もあり、
また、倭人~ヤマト人に対して大きな影響を与えた可能性もありで、
大変興味深い連中なのです。