さて、マホメットです。
最近ではムハンマドと記載されるのが多いですが、
「今月のウクライナ-128」で述べた理由から、
ここではマホメットで統一します。
マホメットによるイスラム教の普及以前のアラビア半島の情勢に関しても、
「今月のウクライナ-128」以降にしばらくお話してきました。
も一度おさらいしますが、
ユダヤ人のディアスポラやイエスの誕生から 500 年くらい経ったこの時代、
アラビア半島の各地には、
ユダヤ教徒やキリスト教徒の町や村が数多く存在しておりました。
また、アラブ人の多くは彼ら独自の多神教を信仰しておりました。
アラブの多神教ですが、多神教というのは世界のどこでも似たり寄ったりで、
その多くが典型的な現生御利益型の宗教です。
適当な神様を創造して像を作り、お堂に安置して何らかのお供えをして、
お金持ちになれますように、病気が治りますように、彼女と結婚できますように
とお祈りし、最後にゴニョゴニョゴニョと謎の呪文を唱えれば OK 牧場!
お供えやお賽銭の額に応じて願い事はかないますよ、
というおなじみのパターンです。
で、その後のイスラム教のメッカとなるその名もメッカは、当時、
まさにそのような多神教教徒のメッカでありました。
メッカが多すぎますが・・・。
当時のメッカでは、お供え物として牛や羊を屠って捧げていたようで、
そのような色々な神様に捧げられた動物の皮革を用いた各種の工芸品が
一大産業となっていたようです。
「Made in メッカ」のブランド品もあったかと思いますけど・・・。
たぶん、捧げられたあとの肉なども、参道などの露天商みたいな連中によって
参拝客に売られていたんじゃないかな?シシカバブみたいなカンジで・・・
と、想像してます。
日本の縁日みたいなカンジですかね?
個人的には、現在のイスラム教よりもこっちの方に親近感が湧きますが・・・。
で、西暦 570 年ころ、まさにこのメッカの地に、マホメットが生まれました。
当時のメッカはクライシュ族という部族が支配しており、
マホメットもこの部族の一員です。
メッカは宗教の町であると同時に商業の地でもあり、
クライシュ族の多くは何らかの商売に携わっていたようです。
マホメットの父親は結婚後ほどなく商売のために旅に出ますが、
旅先で死んでしまいます。死因は分かりません。
父親の死後にマホメットが生まれますが、その後に母親も死んでしまいます。
かわいそうです・・・。
で、子供のころの彼は祖父や伯父によって育てられ、
特に伯父さんからは商取引に関する実務的な教育を受けて育ち、
成人後、一人前の商人として独り立ちすることとなります。
良かったですね!
で、当時のアラブ社会では女性も財産権を有し、
独立して商売をする女性陣も多かったということですが、
そんな一人にハディージャという名の女性商人というか女傑と言おうか、
が居りまして、
マホメットの商売上の取引相手の一人でありました。
で、このハディージャはナカナカの人物であったらしく、
マホメットは彼女に一目ぼれ!
商売上の取引相手からいつしか恋仲となった二人は
ここに目出度く結婚することになります。
この時のマホメットは 25 歳で、ハディージャはナント 45 歳!
20 も年上の姉さん女房でありました。
彼女にとってマホメットは三人目の旦那さまということであり、
すでに子供も何人もいたようです。
で、なんで女房のことまで詳しく書いているかと言うと、
今後にマホメットが売り出すにあたって、
彼女の後ろ盾がとても大きかったためであります。
で、彼女との間に多くの子供も生まれ、商売も順調で、
何不自由なくメッカの商売人の一人として生活していたマホメットですが、
40 歳のとき、岩山の洞窟の中で、何やら不思議な体験をします。
そうです、例の「啓示」ってヤツです!
大天使ガブリエルから啓示を受けるマホメット ウイキより
コメント