今月のウクライナ-69

ロシア兵ですが、とある地方で徴兵された兵士には
お礼として一家族につき雄羊一頭がプレゼントされたとか、
靴下が足りないから送ってくれと頼んだらギターが来たとか、
相変わらずの微笑ましいお話に事欠きません WWW。
加えて、整備不足か何か知りませんが、
航空機が民間の住宅に墜落との情報も毎日のように・・・。
さらには「放射能入りの「汚い爆弾」をウクライナが使うぞ!」との
いつもながらの「お前がやるから俺もやるんだぞ!」式の
「偽旗(にせはた)作戦」の兆候も・・・。
これでへルソン市が陥落したらどうなっちゃうの???

さて、R1aR1b の拡散の結果、紀元前 3~6 世紀のころには
欧州~中央アジア~インドにおける印欧語族のテリトリーは
だいたい下図のようなカンジになりました。

拡散前の欧州民族.jpg本来は Gif 画像です。  ウイキより


図には記載されていませんが、
上図のスカンジナビア半島北部とウラル山脈周辺には、
はるばる東アジア方面から来た NYDNA ハプロタイプを持つ連中が
居を構えておりました。
スカンジナビアの N タイプは上図のバルト人(Baltic)と混交します。
サモエード族に代表されるウラルの N は、
この後、東スラブ人の北東への拡張に伴い、彼らとの混交を深めていきます。
現在のバルト三国の中でも最北に位置するエストニアは Baltic ではなく、
ほぼほぼ N タイプで占められるフィンランド系の国です。
以前に活躍したお相撲さんの把瑠都クンも、たぶん、N を持ってると思います。
普通の白人の顔をしてますけど WWW。

上図のバルカン人(Balkan)ですが、初めは南スラブ人のことかな?
と思いましたけど、南スラブ人はもっと新しい時代になりますので、
調べたら、どうやらトラキア系の人々のようです。
トラキア人もまた印欧語族ですが、たぶん、
ギリシャ系の南下に遅れてバルカンに移住した連中だと思われます。
バルカン半島にはその他にもイリュリア人とか色んな連中が居り、
加えてその後に南スラブ人とトルコ系のブルガール人が、
時代が下るとオスマントルコが支配するなど、
コーカサス地方と並び、
歴史の流れの中で民族構成が非常に複雑怪奇となった地域です。

上図の Scythians というのがスキタイ族のことで、
インドの Vedic というのがヴェーダ族=古代の北インド人のことです。

イランのMedes、Parthians、Persians は、
それぞれメディア人、パルティア人、ペルシャ人のことです。

上図で示された連中は、全てが印欧語族に属します。

その後、「今月のウクライナ-66」の図で示したように、
紀元前後辺りになると、ゲルマンの連中は南下してケルト人を圧迫。
一部は黒海西岸部にまで到達します。

スラブ人は、故地であるポリーシャから北東部に拡散していきますが、
この段階では、多数はポリーシャの地に留まっていたようです。

で、次回、漸くフン族が登場します。