お隣の国で大変な事故が起きました。
インドやサウジアラビアの宗教がらみのお祭りでもしばしば生じます。
サッカー場などでも起きたりします。
日本でもおなじみです。
皆さん、くれぐれもご注意を!
さて、フン族侵攻前のウクライナ周辺は、大体こんなカンジ。
紀元前後の情勢です。
このころにはサルマタイは先行するスキタイを追っ払い、
この地域の雄(ゆう)となっておりました。
その東方に居たマッサゲタイは同族ですが、力をつけつつありました。
サルマタイ、マッサゲタイ共に、スキタイと同じイラン系です。
マッサゲタイは中国では奄蔡(えんさい)と呼ばれておりましたが、
その後、自らをアランと呼ぶようになり、より強力化して西方に進出。
サルマタイを圧迫して、これを、より西方に追いやります。
同じころ、ウラルの彼方からトルコ系のブルガール族がこの地に侵入、
ほぼ同時期には、バルト海沿岸からゲルマン系のゴート族が南下し、
黒海北岸に到達します。
ドニエプル川を挟んで東側に居住した連中を東ゴート、
西側の連中を西ゴートと呼びます。
西ゴートの「西」は元々別の意味だった、との説もありますが、
どうでもいいです。
フン族侵攻直前のウクライナ情勢は、大体こんなカンジでありました。
で、ゲルマン人とスラブ人て、前者が YDNA の R1b、後者が R1a で
同じ印欧語族に属してはいますが、
基本、文化や言語の基層が異なる別系統の連中です。
けれども歴史的には常に隣同士に居た両者ですので、
人的~文化的混交もまた多かったようです。
後の時代のヒトラーですが、
スラブ人は遺伝子的に劣等な民族であると勝手に決めつけ、
これの絶滅戦争を仕掛けるわけですが、
当時に現代の遺伝学が存在していたら
こんな悲劇が発生する余地がないのは明らかでして、
加えて、民族の混交が甚だしかった欧州ですので、
ヒトラーくんは一度でよいから現代によみがえって
自分の遺伝子を調べてもらうと良いのじゃないかなあ?と思ったりします。
結構、R1a だったり、あるいはフン族の血とか入っていたりしたかもよ?
彼は自殺後、部下が彼の遺体にガソリンをかけて焼いてしまいますが、
確か、下顎の一部がソ連に持ち去られて現在でも保存されているようなので、
ペーボ博士にでも頼んで調べてもらうと面白いかと・・・。
これに加えてヒトラーは「純粋なアーリア人」なるものを想定し、
その特徴の一つとして「金髪碧眼」をあげておりました。
で、実際に髪の色や目の色、顔の形や頭の長さなどを測定し、
「あなたは立派なアーリア人、キミはそうじゃない」とか言って差別し、
国民を選別するようなことまで行っておりました。
で、実際に、
バルト海から北欧にかけては金髪碧眼のヒトが多く見られるわけですが、
現代の遺伝子学において明らかとなった事実は、
これらの金髪碧眼遺伝子を有する人々の間で優勢な YDNA ハプロは
ゲルマンとは関係がなく、
ハプロタイプの I、特に I1(アイ・ワン)タイプを有するヒトと強く関連する、
とのことです。
で、この YDNA の I ですが、誰に由来する遺伝子タイプかと言うと、
クロマニヨン人であるとのことでした WWWWWWWWWWWWWWWWWW。
因みに、スコットランドやアイルランド人にしばしば見られる「赤毛」ですが、
こっちのほうは R1b と強く関連した特性であるとのことです。
で、ここまで読んできて、じゃ「赤毛のアン」さんも R1b を持っていたのか?
と思っているそこのアナタ!
YDNA をも一度勉強して出直してきて下され!
では、本日はここまで!
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