今月のウクライナ-257

毎日相変わらずの猛暑ですが、
関東甲信越地方の梅雨明け宣言はまだ出されておりませぬ・・・
天気予報によれば、
確かに明日以降はしばらくぐずついたお天気となるようですが、
それでも暑い・・・
これで梅雨が明けたらどうなるのか・・・
センセのビールのエンゲル係数もうなぎのぼりだわ・・・

さて、トランプ氏による関税収入のおかげで
6 月のアメリカ国家税収はドドド~~~ンと増加しているようです。
で、いまだ目立ったインフレの兆候は生じていない・・・
腹が立ちますね WWWWWWWWW
でも、これからジワジワくると思いますけど WWWWWWWWWW

そんな中でトランプ氏、
ブラジルに対して一律 50% の関税をかけると発表した!!!
しかもその理由というのが、
現ブラジル大統領のルラ氏が
前大統領のボルソナロ氏を起訴したためだという WWWWWWWWWW
自分のファンだったボルソナロ氏を邪険に扱ったためだという WWWWWW

いや、いくら何でもそれはダメでしょ。
フェンタニルや不法移民の流入阻止とかで関税を課すというのも
なんだかなあと思われますが、それ以上に、
「自分のお友達を酷く扱ったので 50% だっ!!!」って、
急性脳内熱中症で脳みそが沸騰したとしか思われませぬ・・・
しかもブラジル貿易に関してはアメリカの方が黒字。
加えてアメリカン・コーヒーの好きなアメリカ人ですが、
コーヒー豆の輸入のおよそ 1/3 がブラジル産。
いくら「産業の自国回帰」を唱えるトランプであっても
自国でコーヒー豆を生産できるはずもない。
カンザス・ネブラスカでコーヒーの大規模生産を行えるはずもない。
わずかにハワイでは生産されているようですが・・・

で、コーヒー豆やカカオ豆の生産量減少の報道が頻発する近年、
そんな中で、
多くのアメリカ人が毎朝欠かさず飲む一杯のコーヒーの価格が
今後は 50% 近くも一気に値上がりする可能性が出てきた WWWWWW
アメリカ人、これは耐えられないでしょ。
ま、日本人としては、特にコーヒーの好きなセンセとしては、
新たな市場先として
ブラジル産コーヒー豆が日本に流入してくるのは嬉しいわけですが ♪

ま、個人的には、今回の問題に関しては、
久しぶりのタコ DEAL だと思ってますがね WWWWWW


さて、イラン革命=イスラム革命です。
前回お話したように、
1978 年に発生した反政府暴動は激しさを増し、
翌 1979 年 1 月にはパーレビ国王が国外に亡命することとなります。
結果、フランスに亡命していたホメイニ氏が帰国して政権を握り、
4 月には国民投票を行って、
ここに正式にイスラム共和国が成立する形となりました。

現在のイランで見られるように、この国家の体制は、イスラム教、
特にシーア派のイスラム教義に基本的に基づくものです。
すなわち、近代国家では必須だと思われてきた政教分離ではなく、
「教」が「政」に優先する国家体制です。
ハッキリ言って、「前近代的」な制度です。
イランの優柔不断さ、
何をしたいのか分からない矛盾だらけの基本政策、
危機に対応する能力不足などなどなどなどなどなど、
個人的には、これらはすべて、この、
「教が政に優先する体制」から来ている、
と感じています。

で、アメリカとイスラエルに対するイランの敵愾心の源泉ですが、
まずは前回お話した 1953 年の米英の陰謀によるクーデター、
これにより返り咲いたパーレビ国王による西欧化政策、
その西欧化政策の急進性に対する地方~宗教的保守派の反発、
その後に発生したイスラム革命とアメリカ大使館占拠事件、並びに
それに対するアメリカの不手際な対応、
さらにはその後に発生したイラン・イラク戦争において
当時のアメリカがイラク側に立ったことなどを考えれば、
帝国主義~植民地主義に対する反発が最根底にあり、
その後のイギリスの実質的な実力低下~アメリカの台頭から
当初の反英感情が反米主義へと変質していった、
という解釈は理解しやすいです。

では、なぜ反イスラエル?と言うことなんですが、
前回も述べたように、
イランがイスラエルを敵視する理由が今一つハッキリしない・・・
パレスチナと接するエジプト、ヨルダン、レバノン、シリアの国々が
実質的~民族主義的な理由でイスラエルを敵視するのは
非常に分かりやすい。
数度にわたる初期の中東戦争においては
これらの国々が主体となってイスラエルと戦ってきましたが、
イランも加わって一緒に戦った、というのは聞いたことがない・・・
聞いたことがないどころか、
イランは 1953 年、すなわち、あのクーデターの年、
他のアラブ諸国に先駆けてイスラエルと国交を樹立している。
前回も書いたように、
イスラエルのモサドがイラン情報部設立にも関与している。

こう考えてくると、やはり、反米が先にあって、
「アメリカの背後にはユダヤ資本がある」との考えから
反イスラエルという考えに傾いた、
ということでしょうか?
あるいはそうではなく、もっと単純に、
ホメイニ氏によるイスラム・シーア派の教義においては
「イスラエルは反イスラムだ!」という解釈が導き出されるため、
自動的かつ必然的に
「イスラエルはイスラムの敵だ!」という結果となり、
「教が政に優先する体制」のために、
これを一生懸命かつチマチマと実行する結果となってしまった、
ということでしょうか?
仮にそうであるとしたら、
以前にも述べましたように、
本来は基本的に領有権争い~土地の争いであった紛争に
宗教戦争のニュアンスを持ち込んで
より混乱の度合いを深めてしまったのがホメイニ氏、
という見方も出来るかと思います。

ホメイニ氏.jpgホメイニ氏  ウイキより
不明 - 1, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=69862756による
いつもしかめっ面をしていました。
仮に存命であったとしたら、
トランプ大統領と会談する可能性もあるわけですが、
その状況をどなたか想像出来ますかね WWWWWWWWWWWWWWW
最高にエキサイティングな場面が現出するでしょうね WWWWWWWWWW
と言うか、トランプにとっては、
絶対に会談したくないタイプの御仁であるのは確実ですね WWWWWWWWW



ホメイニ氏の思想などはイスラム原理主義そのものとしか思えませんが、
アフガンなどの辺境の貧国などとは大きく異なり、
石油収入もあり、また、少なくとも 20 年くらいは
西欧的な自由を享受した経験を持つ国民よりなる大国であることを考えると、
前回も書いたように、現在のイランは、
せっかくの潜在力を生かすこともできず、
「ホメイニ氏の亡霊」によって、
何とも不安定な、
方向が定まらない状況に自らを追い込んでしまった国家である、
と言わざるを得ません・・・。
ここで一句。


ホルムズを
わたるタンカーかぢをたえ
行く方も知らぬシーアの民かな  雅仙