今月のウクライナ-226

坂城町でも昨日は平地で雪が積もり、いつのまにやら真冬の日々・・・。
若いころはそろそろスキーシーズンだ!とか思ったりしたものですが、
今ではひたすら冬ごもりの準備に余念のないオトコとなり果ててしまいました。

さて、あっさりと陥落したシリアのアサド政権ですが、
どうやらアサド軍自体にやる気が全くなく、
兵隊さんらは普段からまともな給与も食事も与えられず、
幾ばくかのお金を持っている連中は上官にワイロを送って兵役を逃れ、
いざ戦闘となれば、
サッサと軍服を脱ぎ捨てて戦場から離脱する兵士ばっかりだった、
とのことです。

シリアに駐留していたイランの軍人連中は
イスラエルのダマスカス空襲後にみんなイランに帰ってしまい、
アサド側に立って戦っていたヒズボラの連中もみんなレバノンに帰ってしまい、
当然ながらロシアはウクライナで忙しい、
と言う状況を利用して一気に制圧した、ということらしいです。

で、ロシア側は何とか反乱軍とコンタクトをとり、
交渉を通じて一旦はシリアから撤退する可能性大。
今後の駐留、あるいは軍港と空港の確保に関しては新政権との合意次第、
というカンジでしょうかね?
まだまだ先行き不透明なシリア情勢であります。

クルスク戦線で北朝鮮兵が攻勢を仕掛けて西部の村が陥落し、
ウクライナ側の兵士 300 人相当が死亡した、との情報が入ってきました。
最初の情報はロシアのブロガー由来とのことなので
どこまで正しいのか、眉唾ものでしたが、
その後にゼレンスキーが発表したところから、裏付けが取れました。
一説では北朝鮮兵は 2 km にわたる地雷原を突破したとのことですが、
それが本当だとしたら、
死亡した 300 人は北朝鮮兵だった可能性もあるような気もしますが・・・。
いずれにしましても、
1 回の戦闘で 300 人はナカナカの数だと思います。
漸くひき肉製造機が稼働し始めたようですね WWW。
もうすでに泥濘期を脱して戦場は凍結している状況でしょうから、
来年の 1 月 20 日に向けて
これからさらに陣取り合戦が過熱していく可能性があります。
特にロシア領であるクルスクはプーチンのメンツもかかり、
また、停戦時の交渉カードとしても重要ですので、
さらなるひき肉軍団の投入も大いに考えられますね!

トランプがウクライナによる ATACMS 攻撃を非難しているようですが、
そんなことよりも、
劇薬~毒薬ではありますが、
大統領になったらサッサとシェールを掘って原油価格を暴落させてくれ!
ウクライナが大変なのはみんなが知ってるが、
ロシアの戦時経済も今現在大変な状況なのだ。
ここは根競べの場面なのだ。
兵の枯渇から新たな動員をかけざるを得なくなったり、
さらなるインフレ、ルーブルの下落、金利の上昇、物資の枯渇によって
モスクワ市民の生活が目に見えて困窮化するようになったりすれば、
これはさすがにプーチンの支持率も大幅に低下する可能性あり!
ジョージアのさらなる擾乱など、おひざ元のボヤが拡大する可能性も!

加えてアサド一家の短期間の凋落を目の当たりにしたプーチン、
一歩間違えれば「明日のわが身」ということで、
この数日は、眠れぬ夜を送っているやも知れませぬ・・・。

ノーベル平和賞などとつまらぬことを考えてないで、
どうぞトランプ氏、
マコトのオトコならば、
そして本当にレーガン元大統領を尊敬しているのであるならば、
レーガンのように「壮大なる青写真」を描いて見せろ!
そしてそれをあのロシアの独裁者に突きつけて、
世界的規模の消耗戦に導いてみせろ!
ホントのオトコなら!
そしたらセンセも少しは尊敬してあげます WWWWWW。

見せかけの停戦をもたらして悦に入るようであれば、
これは戦前のチェンバレンと一緒だぞ!
ミュンヘン協定が何をもたらしたか、
彼に教える役目が共和党の正統派重鎮連ではないのか?!
何をやっておるのか、お前たち!!!
センセはお怒りだっ!!!