今月のウクライナ-208

ハマスに頭を撃たれて殺害された人質の遺体 6 人分がトンネル内で見つかった。
この結果を受けて、イスラエルでは、
ネタニヤフ氏に対する責任を求めて大規模なゼネストが行われている。
一方のネタニヤフ、強硬な構えを崩さない。
「まずは人質全員を返せ!ハナシはそれからだ!」というのは尤もだ。
しかしながらハマスとしては人質全員を解放したら切り札が無くなる。
解放したら最後、イスラエルは停戦合意なんぞお構いなしに
徹底した殲滅戦に打って出る可能性だってゼロではない。
停戦合意の反故なんてのは適当な理由をつけていくらでもできる。
「ハマス側から攻撃があった!」
などという芝居を打つのは戦闘再開の切っ掛けとして古今東西おなじみだ。
もはや人質の居ないトンネルの中にコンクリを流すなんてのは朝飯前。
だもんで、ハマスは人質を最後まで離さない。
人質こそが、ハマス存続のための強力な保証人だ。
人質を握ったまま、学校でも病院でも、ヨロシそうな所に潜む。
そこにまた爆弾が投下される。
多くの子供たちが殺されて、世界中の非難がイスラエルに注がれる・・・。
ハマスはこれを狙っている、としか思えないのだ!
「アメリカも同罪だ!」ということで、
本日のトルコでは 2 名の米軍海兵隊員がリンチにあった。
以前のブログで、センセは「最悪の結果もありえる」と予想したが、
最悪の結果とは、ハマスが残った人質と共に自爆することだ。
人質全員が戻ってこない。
イスラエルの世論は沸騰する。
現在のハマスは一応は壊滅するだろうが、聖戦の英雄となり、
第二~第三のハマスがその後に誕生するだけのハナシだ。
ハマスの残党が最後の人質と共に散華した時点で戦いは終結するだろうが、
当然ながらネタニヤフ氏は首相の座から追われ、
戦争犯罪人として裁かれる可能性もある。
アメリカが助けの手を差し伸べるのだろうが、
ハリスかトランプかで対応も幾分異なるのだろう。

結局ネタニヤフは進むも地獄、退くも地獄の立場に自らを追い込んでしまった。
結局ネタニヤフは最右派の連中との心中を選んでしまった。
結局イスラエルはカナンの地の全てを手に入れるまで止まらないのだろうか?

何故かって?
だって、
自分たちが書いた旧約聖書の神様がそう約束されておられるからじゃよ!
2000 年も待ったんだぞ?
2000 年だぞ??
ここがチャンスだぞ、皆の衆!!!


それにしても、イランの最大限の復讐は、どこに行ったのでしょうかね?
皆さん、もう、とっくにお忘れのようで・・・。