今月のウクライナ-179

センセのコロナ、段々と良くなりつつあるようです。
感染からおよそ 1 ヶ月です。
1 ヶ月前に「ふぐ」を食べたので、
ふぐ由来コロナ株に感染したのだと考えてますが WWW・・・。
まだ咳が残っていますが、
先週から、朝は室内自転車、夕方は筋トレも出来るようになり、
本日はこれまでボヤ~ッと脳内を覆っていた春霞のようなものも無くなり、
快晴状態となりましたので、
ブログを更新します。

さて、スカンジナビア半島北端から始まり、
東進してベーリング海峡まで来ましたが、
ここから南下して、最終的には北海道北端に到達する予定です。
その後は歴史時代の話に戻り、
これらのシベリアに拡散していった連中と朝鮮半島との関わりをお話し、
隣接するモンゴル系とトルコ系との関連に話が及び、
その後にようやく契丹のお話となる予定です。
この調子では最終的に現在のウクライナ情勢に到達するまでには
次の世紀を待たなくてはならないと思いますが、
なんとか頑張って生き残りたい、と思ってます。


コリャーク人
コリャーク居住区.jpgコリャークの居住域  ウイキより
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=114441449による

コリャークのシャーマン.jpgコリャークのオンナシャーマン  ウイキより
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=14744772による


C259.3%N22.2%P18.5%
調査によって多少の差はあるようですが、基本 C2 が多いです。
また、QR の祖である P も比較的多く見られます。
P は、Q の東進と共に移動してきた可能性もあります。

言葉は前回お話したチュクチ語に非常に近く、
チュクチ・カムチャツカ語族をなす。
体つきや生活習慣などもチュクチ人とよく似ているため、
両者は同系と考えられている。
起源は未詳。
ユーラシアと北アメリカが地続きであった時代、
多くの連中が、
現在のチュクチ・コリャーク地域を通って両大陸を行き来していた。
現在のコリャークは
北アメリカからシベリアへの逆移住である可能性も示されている。
宗教はアニミズム~シャーマニズム。
神話などから、
アメリカ北西海岸のインディアン部族との関連も指摘される。
以上、ウイキより。


エヴェン
エヴェンの居住域.jpg
エヴェンの居住域  ウイキより
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=114441768による

YDNA は、C274.2%N12.9%
エヴェン(旧称ラムート人)はツングース系。
主にロシア国内の東シベリア北部地域に居住する。
また、ロシア国内のサハ共和国にはエヴェンの約半数が居住しており、
その多くはサハ語を日常語としている。
後述のエヴェンキとは共通点が多く、
過去にはエヴェンキ人やエヴェン人をまとめてツングース、
あるいは北方ツングース、
と呼ぶこともあったそうだ。
エヴェン人の居住地は主にオホーツク海や北極海などの沿岸部と、
カムチャッカ半島や北部ヤクーチアの山岳地帯に分けられる。
沿岸部の住民は海獣狩猟・漁労などを営む定住民であるのに対し、
山岳部の住民は移動を伴うトナカイ放牧を営んでいる。以上、ウイキによる。

エヴェンの女性.jpgエヴェンの女性たち  ウイキより
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=11140814による
極寒、乾燥という極北東地域における寒冷適応が強烈だが、
顔を洗ってもらって服装を少し変えてもらって手に大根でも持ってもらえば
「昔の東北のおっかさん連」と言っても通用するかも・・・。
以上、センセの偏見による。

ヤクートに半数が住み、
その多くはトルコ系言語であるサハ語を話すとのことから、
サハ共和国に住んでいるエヴェンの人たちは
本来のツングース系言語であるエヴェン語を忘れているのかもしれない。
もしそうであるなら、サハ共和国ではない地域に住んでいるエヴェンの連中との
同族意識はあるのだろうか?以上、センセの感想。



エヴェンキ

エヴェンキ.jpgエヴェンキの居住域  ウイキより
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=114441755による

C267.7%N 19.8%
別の研究では、N59.6%C231.6%
たぶん、前者が実態に近いと思いますが・・・。

いわゆるツングースの代表。
関連する民族にはエヴェン、オロチョン、オロチ、ネギダールなど。
上記の居住域はロシア国内のもので、中国満州地方にも居住地がある。
生業は狩猟とトナカイの遊牧。
女真族などが強大となった歴史時代には清帝国で活躍し、
ソロン八旗と呼ばれる軍団にも取り入れられた。
エヴェンキ出身の武将には「ハイランチャ」がおり、
清・ジュンガル戦争清・ネパール戦争などで活躍した。以上、ウイキより。

はいらんちゃ.jpg
ハイランチャ  ウイキより
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=36777216による
やっぱり張作霖あたりが連想されますね!

エヴェンキと朝鮮民族とは言葉・文化が酷似し、
朝鮮民族の祖の一つであるのは確実。
朝鮮民族は歴史的にも漢族の影響が大であり、これは遺伝子にも表れているが、
ツングースと漢族の他に O1b2 (長江下流域~稲作と関連)も多いことから、
現在の朝鮮民族はこれらのハイブリッドであるのは確実。
また、有名な朝鮮民謡の一つである「アリラン」はエヴェンキ由来も確実。
現在の朝鮮語は新羅の統一によって半島に拡散した言語であるが、
新羅語の基層にエヴェンキ語が存在するのは確実。
過去ログで
古代朝鮮半島には二つの系統の言語があった可能性を指摘しましたが、
新羅統一によってそのうちの一つが消滅した、
けれども実は日本語として残っている
というセンセの妄想をそのうちお話したいのですが、
次の世紀まで待ってくだされ。