今月のウクライナ-177

さて、Q の連中をごく簡単に 2 例載せます。
以前にも紹介したケット人に加えてセリクプ人を紹介します。

ケット人
エニセイ語族の分布.jpgこれはケット語(エニセイ語族)の分布図。  ウイキより
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Yeniseian_map_XVII-XX.pngによる

ケット人のおとこ.jpg人相の悪いケットのオトコ  ウイキより
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:P257a_Yenisei-Ostiak.jpgによる
ナンカ企んでますよね、ゼッタイ!

Q 系統が 93.7%
言語学的には周りのシベリア諸民族とは全く異なり、
デネ・エニセイ語族に属する。
再三お話しているように、
インディアン、特に北米インディアンと密接に関係する人たち。
一説によれば、シベリア → 北米の一方通行ではなかった可能性もあり、
アラスカ → ベーリング → シベリアの流れもあった、とのこと。
これはエスキモーなどにも言えるとのこと。
興味が尽きませぬ。
ケット人の写真ですが、
引用できるウイキ以外にもお金を払えば引用できるのがあります。
お金を払いたくないので、紹介だけしときます。
で、これを見ると、微妙な顔立ちをしてるのが多い気がします。
Ket People Wikipedia 42% OFF とか書かれてますが、
サイトを開けようとしても blank となって開けることができません。
だもんで、ケット人 → 画像で丹念に調べてみてください。
そのうちケット、ヒットします。


セリクプ人
セリクプ人居住地.jpgセリクプ人の居住地

セリクプ人.jpgセリクプのオトコ  ウイキより
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Selkup_man.jpgによる

Q が 66.4% で、N6.9%
言語学的にはウラル語族のサモエード系の言葉を話す。
従って、本来はケット人と同じくデネ・エニセイ語を話していたのだろうが、
周りに引きずられてサモエード語を話すようになった、ということ。
このような例は数多いです。

以上、N ~ Q の流れを紹介してきましたが、
次回より C2 が登場してきます。
N、Q、C2 は、遺伝子的にも言語的にも相互に入り組んでいるのが多いので
一歩踏み込めばナカナカ複雑なのですが、
外見は、基本、アジア系ですし、また、
生活環境が似たような所に住んでいるので、
文化的にも似たようなカンジの連中です。