統一イスラエル王国は
ダビデの子のソロモン王のときに繁栄の頂点に達します。
ソロモン王というと「知恵の王」と連想されるように、
内政~外交ともに優れ、
この時代にイスラエルは「さまよう民の集合」みたいなものから
周辺諸国からも一目置かれる王国にまで発展しました。
有名な「シバの女王」が評判を聞きつけて
「いっちょシバいたろかい!」とばかりに
多くの「なぞなぞクイズ」を用意して彼のもとを訪れたところ、
ソロモンはその全てに解答したため、
逆に女王はシバ語で「ギャフン!」と言った、というお話は有名です。
因みにシバ王国は実在したようで、
南アラブ、現在のイエメン辺りに比定されています。
シバ、サバ、シェバ、などと書かれますが、
シバの女王そのものの実在は不透明です。
シバ王国に関しては、イスラムについてお話するときに再登場する予定です。
さて、「知恵の王」であったはずのソロモン王ですが、
内政に励みすぎたおかげで重税や過酷な賦役を民に課し、
結果、イスラエル民衆の怨嗟を買う羽目に陥ります。
また、出身部族であるユダヤ人をえこひいきした結果、
他部族出身者からも反発を買ったりします。
さらには堕落した生活を送ったり、
挙句の果てにはヤハウェ以外の神を信仰したりして神様も激おこプンプン!!!
統一イスラエル王国は、ここに北のイスラエル王国と南のユダ王国に分裂し、
互いに激しく争うようになります。
その結果、両国ともに国力が低下してしまうわけですが、
紀元前 721 年、まずは北のイスラエル王国がアッシリアによって滅ぼされます。
北のイスラエル王国は
イスラエル民族を構成する 12 のうちの 10 部族によって建てられた国ですが、
彼らはアッシリアによって連行され(アッシリア捕囚)、
歴史より消滅してしまいます。有名な「失われた 10 部族」です。
「そのうちの 1 部族が日本に来たのだ!埴輪に証拠がある!」
という方も居られるようですが、
あまり信用しない方がよろしいかと・・・。
で、残った南のユダ王国もまたアッシリアに抑圧されることとなり、
これに税を納めて存続を許される形となりましたので、
国力は低下する一方。
で、幸いにもアッシリアは、
アラム人やカルデア人が建てた国である新バビロニア王国によって
紀元前 612 年に滅ぼされてしまいます。
「こんな目に会うのもヤハウェの神を真面目に信仰してこなかったためじゃ!」
ということで、ユダヤ人の宗教関係者は、一神教に磨きをかけるべく、
ユダヤ教としての体系づくりに一層励むようになっていきますが、
ところが今度は新バビロニアがユダ王国を攻撃し、
最終的に多くのユダヤ人が新バビロニアに連行され(バビロン捕囚)、
エルサレムは破壊されて、ここにユダ王国もまた滅んでしまいます。
紀元前 586 年の出来事です。
捕囚時のユダヤ部族 ウイキより
「ほんまにわしらええとこなしや・・・。」
「これと言うのも神さんをきちんと祈らんかったからやで・・・。」
と言う声が聞こえてきそうです・・・。
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