坂城散歩道-35

みなさま、長い連休をどのように過ごされましたでしょうか?
本日は朝から雨模様の坂城町ですが、
三日~五日にかけてはお天気も良く、少し暑いくらいでしたね!
センセの場合、例年でしたらバイクで山登りの季節となりますが、
三日にゴルフの練習に行って疲れてしまったのでバイクに乗るのはやめ、
五日は近くの千曲川沿いを文字通り「散歩」してまいりました。
散歩とは言っても 10 km くらいは歩いて来たんですけどね!
ルートはシリーズ最初の「坂城散歩道-1」とほぼ同じです。

「坂城散歩道-1」は 2008 年に書きました。
あれから 15 年が経つわけですが、
道すがらの風景はほとんど変わっていないという・・・。

お昼に「キツネうどん・どんべえ」を食べ、午後 1:00 過ぎに出発しました。

アヤメとクヌギ.jpgこれは第一研究所の現在の様子。
あやめがたくさん咲き始めました。
白花のツツジも満開です。
手前の鉢植えはクヌギの芽。ドングリから育ててます。

写真の対面に薄茶色の建物が二棟ありますが、
後ろの一棟にセンセが住んでます。
昔は研究所の二階の一室に住んでいたので
研究室に出勤するには 5 秒もかからなかったのですが、
現在は道の向こうから出勤しなくてはならないので、
研究所まで 3 分もかかってしまいます・・・。
出勤地獄とはこのことか、と感じる日々です・・・。

ここから西の千曲川に向かってポクポク歩き出しました。


土手沿いの道.jpg千曲川の土手に登る道。正面の山は葛尾(かつらお)城址。


地獄谷の大崩れ.jpg土手から今来た道の方向を臨みます。
中央に「地獄谷の大崩れ」が見えます。
本当に良いお天気です。


しなの鉄道.jpgしなの鉄道の二両編成が通ります。新タイプの車両です。
坂城に初めて来たときは、
ディーゼル車両の手動式のドアに驚いたセンセでした。


埴科頭首工.jpgポクポク歩いて埴科頭首工(はにしな・とうしゅこう)まで。
頭首工というのは、農業用水を引き込むための堰(せき)のことです。
この歳になって初めて耳にした言葉です。
釣り人が一人居りました。たぶん、ルアーでバスを狙っているのだと思います。
センセが 22 年前に初めてここに来た頃は
アユ釣りの立ちんぼさんがたくさんいたのですけどね。
バスなどの外来魚のせいでアユがあまり釣れなくなったのでしょうか?
最近ではアユ釣り客はほとんど見られません。

・・・釣りキチ三平クンも他界されてしまいました・・・。


頭首工の遠景.jpg頭首工の遠景。右下につけば漁の店の「のぼり」が見えます。


つけ場の店.jpgつけ場の店。


つけ場.jpg坂城大橋の上からつけ場を臨む。
つけ場とは、川底の砂利を人工的に工夫し、
川魚の産卵場所とした場所のことです。
この時期、産卵のためにつけ場に集まる魚がハヤ(ウグイ)。
関東ではハヤ、関西ではウグイというのが専らですが、
地方地方で色々な呼び名があります。
大分地方でハヤというのはカワムツのことです
わっさむさんがそう呼んでる)。
出雲風土記にもウグイの名称が載ってますので、
少なくとも中国地方では、古代からこの名で呼ばれていたようです。

鳥の鵜(う)が食うからウグイ、の可能性ありです!

因みに、関東でヤマベと言うのはオイカワのことです。
ヤマベ=ヤマメではありませんのでご注意を!


岩井堂山.jpg坂城大橋を渡って COOP を過ぎて村上小学校の前を歩いていたら
突然スマホがぎゃんぎゃん鳴って「緊急地震速報です!大地震です!」!
間髪を入れず、村上小学校のスピーカーも大音量で同じことを言いだした!
で、そろそろ歩いていたが、特に揺れは感じない・・・。
家の中に居たら、たぶん、感じていたことであろう。
夜の二回目の時は家に居たので、感じた。

写真は村上から撮った岩井堂山。
山頂は、戦国時代には狼煙台として使われておりました。


立派な屋敷.jpg室賀(むろが)に抜ける道を登って行くと、途中に立派な館がある。
豪邸です!無断で撮って、ゴメンナサイ。
センセもはやくアパート暮らしを脱して、
こんな豪邸に住みたいものです・・・。


村上保育園.jpg豪邸のすぐ隣には、こんな可愛らしい建物が!
♪ 村上保育園で~す!


びんぐしの里公園-1.jpg保育園のすぐ隣にあるのが、びんぐしの里公園。


びんぐしの里公園-2.jpg公園の前には小川が流れてます。
向こうに見えるのが村上保育園。
謎の鉄塔が立ってます。宇宙人との交信場所でしょうか?

ここからは、
姫城跡~葛尾城跡~五里ヶ峰のラインが一直線で分かりやすいですね!
稜線を分けて、左が千曲方面、右が坂城町です。


びんぐしの里公園-4.jpg手入れが行き届いた、とてもきれいな公園です。


びんぐしの里公園-3.jpg気持ちの良いお天気の連休の中日、
広々とした芝生のハラッパには家族連れが数組ほど。
大渋滞の高速を半日かけてようやく目的地に着いたはよいが
そこもまたヒトでごった返しているという、
いつもおなじみの日本の連休風景ですが、
ここ坂城では、ポクポク歩いてこの状況をほぼ独り占めできます。

・・・みんな坂城に来ればよいのに・・・。


用水路.jpg帰り道。
公園の横を小さな用水が流れてます。
フジの花も満開でした。


かも夫婦.jpgカモの夫婦がのんびりしてた・・・。
カモーン!と呼ぶのは顧問のセンセ・・・。

人呼んで、顧問たつおです・・・。


アオダイショウ.jpg土手の道で日向ぼっこをしていたアオダイショウくん。
まだ子供です。
尻尾を掴んだら、驚いて逃げてった・・・。

ここから千曲川土手方面に向かいます。


岩鼻.jpg千曲川対岸から上田方面を臨みます。
正面右に見えるのが岩鼻。
左が和合城跡。


黄色い橋-1.jpg土手を北の方へと向かいます。
坂城町で有名な黄色い橋。正式名称は「大望橋」。
ウイキを読めば、なるほどそんな歴史があったのか、と納得します。
確かに千曲川、一旦増水すると流路も変わり、河川敷の光景が一変する。
数年前までハリエンジュ(ニセアカシア)の森だった河川敷が
台風による増水で一気に押し流されるのも珍しくない。
国土省(たぶん)が数年かけてたくさんのお金を使って行った改修工事が、
数年前の増水で一気に流されて元の木阿弥に・・・。

センセが昔バイクの練習場として使っていた河原も跡形もない・・・。


黄色い橋-2.jpg正面から見るとこんなカンジ。
車一台分の幅しかないので、
車が来ると橋の欄干にへばりつかなくてはならない。

川風が強くて帽子が飛ばされそうだった。


バラ公園-1.jpg橋を渡り切って正面にあるのが、
「ベルばら」のモデルとなったと言われてない「さかき千曲川バラ公園」。
これから咲き始めます。


バラ公園-2.jpgまだ人影もまばらです・・・。
バラだけに・・・。


踏み切り.jpg来るときに渡ってきた踏切。
幸運にも踏み切りが閉じるチャンスに遭遇したとき、
センセは手を合わせて願い事をお祈りします。
流れ星みたいなモンです。
滅多に閉じないので・・・。

東京には「開かずの踏切」がたくさんありますが、
ここのは「閉じずの踏切」です。


線路わきの用水路.jpg線路の脇を流れる用水。
お散歩も終末点に近づきつつあります。


坂城散歩 地図 230505.jpg本日のルート。
ファッションセンターしまむら坂城店の右側が出発点です。
午後 1:00 過ぎに出発して 4:00 過ぎに帰宅しました。
丁度 3 時間で距離は丁度 10 km。

お天気が良かったので大して疲れていないつもりでしたが、
翌日は一日中部屋に閉じこもる羽目に・・・。
連休最終日の本日は一日中雨でしたのでブログを書いてましたが、
午後 3:00 からの女子プロゴルフ中継をすっかり忘れてた!
3:30 になって思い出してあわてて TV をつけて観戦。
吉田優利ちゃんが 2 年ぶりの優勝です!
実力者の一人ですね!