今月のウクライナ-91

ドイツがゴーサインを出した!結構、数も多い!
加えてアメリカもエイブラムスの供与を決定!しかも 30 台以上!

エイブラムス.jpgM1A2 エイブラムス戦車  ウイキより


予想外でした。
センセが考えてたパターンとしては、
アメリカがメンテなどの困難さを理由にしつつもメンツで数台提供し、
これでドイツの尻を叩いて OK させるも数個小隊規模。
ポーランドなど、他国の供与を含めてもせいぜい ン 10 台程度じゃないの?
と思ってましたが、今回の発表だけでも数個大隊の規模になりそうな勢い!
西側、本気度をアップさせてます!

ただし習熟期間があるので本格的運用は今春以降。
エイブラムスなどは新規発注品を納入するようなので、年末か来年とのこと。
なので、春~初夏に行われるであろうと考えられているウクライナ側の大攻勢は
レオパルド2 が主体となると思われます。

ただし、
これらが本当にゲームチェンジャーになるかどうかは、分かりませぬ・・・。
ロシア側は現在、どう感じているのでしょうかね?
予想通りだったのでしょうか、あるいは驚いたのでしょうか?
現在膠着状態の戦線ですが、
ウクライナが攻撃能力の高い戦車を前面に出して攻撃してきた場合、
ロシア側も T-90、あるいは最新鋭の T-14 を投入し、
21 世紀版のクルスク大戦車戦が展開されるのでしょうか?

T-14.jpgT-14/オブイェークト148  ウイキより


いや、そもそもロシアは戦車自体の数がもはや少なくなっているはず。
仮に、今回~それ以降の供与によって、ウクライナ側が
ロシア側の戦車に対して数的~質的に優越する立場になるとしたならば、
ロシアとしては戦車戦を避け、
対戦車壕を幾重にも敷いて堅忍不抜の陣を張る方が利口なのでは?
ウクライナとしては陣地を包囲する動きにでたいでしょうが、
ロシア本土やベラルーシに足を踏み入れることは出来ないので、
押せば押すほど、やはり、膠着状態に陥る、とセンセは思うのですが・・・。

包囲が無理な場合、戦力を集中して一点突破、という方法もありますが、
その場合は貴重な戦車が一か所に集中するわけですから、
ロシアとしては戦術核を使いたくてウズウズする状況となります。

やばいっす!

あるいはまた、ロシアとしては、ウクライナ側の戦車が
実戦で使えるようになる前に大攻勢に出る
ということも考えられます。
でも、そもそも今現在ロシアは攻勢に出ているわけでして、
そんでようやくバフムト近郊の小さな集落を陥落させて
大喜びしている最中でして、
メドヴェージェフが軍需工場にいくらはっぱをかけても
高性能なものはナカナカ出てこないでしょうし、
そろそろロシアの刑務所もガラガラになりつつあるとの話もありますし、
チェチェンの大将はヒゲを剃る剃らないでケンカしてますし、
ゲラシモフはどう贔屓目に見てもお笑い芸人にしか見えませんし、
大攻勢に出る出る言ってますけど、
やっぱりバンザイしながら突っ込んで来るのかな?
「ウラ~!ウラ~!」言いながら・・・

センセとしては、
♪ ウララ~、ウララ~、ウラウララ~!」の方が良いのですけど・・・。※


※この歌、ジェンダー的にはどうなんすか?千鶴子センセ???