今月のウクライナ-47

ウクライナ情勢、ロシア軍の消耗も大きいようですが、
ウクライナ軍もここにきて再び武器弾薬の不足を訴えています。
これ、西側はどこまで供与を継続できるでしょうか?
ゼレンスキーは国民壮年男子出国禁止令の延長を命じましたが、
「ジェンダーがー!」は取りあえず置いといて、
ロシアはどう出るのでしょうかね?
本当に長期戦を覚悟しているのでしょうか?

中国、ロシアのために陽動的な動きをするでしょうか?
ペロシ議長の訪台、中国の反応を見るための動きであった、
というのは穿ち(うがち)すぎでしょうか?
さすがのアメリカも、
ウクライナと東シナ海との両面を引き受けることはつらい、と思います。
また、中国の台湾併合の意思を甘く見てはいけません。
彼らの Manifest Destiny! だと考えたほうが良いです。
これに加えて北朝鮮のキムくんまで怪しい動きをするならば、万事休す!
第三次まっしぐら、です!

ま、日本には 9 条があるから大丈夫ですよね WWWWWW!


さて、ギリシャのヘロドトスが描くところのスキタイと、
漢の司馬遷が史記で描くところの匈奴とは、誠に持って瓜二つです。

家畜に従って移動し、家畜の肉を食らい乳を飲み、車の付いた住居に住み、
馬を自在に操って短弓を射る、などなどなど。

スキタイと匈奴、この東西の二つの戦闘的遊牧民の生活様式~戦闘様式は、
この後の長きにわたってユーロアジアに大きな影響を及ぼすこととなります。
これらの戦闘的遊牧民の動きはまるでビリヤードの玉にも似て
一つの民族の意思が他の民族の移動を誘発し、
その移動がさらに別の民族に波及し、
究極的には大帝国の滅亡をも引き起こすという・・・。
まさに世界史の面白さは、
これらの戦闘的遊牧民の動きを知らずして感じることはできますまい!
とまで思ってます。

匈奴戦士.jpg中国の「历史趣闻网」というブログから無断でお借りしました。谢谢!
https://www.lsqww.com/zh-cn/lishimishi/lszx/344752.html

で、各遊牧民国家の興亡と関係性を知りたい、と言うのが本質なので、
あんまし細かなところまでは踏み込みませぬ。
例えば、匈奴の場合は李陵(りりょう)とか張騫(ちょうけん)とか
王昭君(おうしょうくん)とか、あるいは司馬遷、彼自身もそうですが、
皆さんも良くご存知の面白いお話が満載なのですが、一切、省略します。

なにしろ本丸(ほんまる)はウクライナですので・・・。
この分ではいつ頃たどり着くのかと・・・。