今月のウクライナ-25

未だ氷河期の最中、
雪と氷と冷たい風にさらされていたであろうブリテン島に 3 万年も住み着いて、
青い目を持っていたのは良いとしても、
黒い肌を維持していたのはナンとしても許されぬ!
責任者呼んでこ~い!
と思っていたセンセですが、改めてチェダーマンを調べてみたところ、
かの地に移住したのは 1 万年ちょい前くらい、とのこと。
あ、なんだ、やっぱ「難民説」に近いのか、と納得しました。やれやれ・・・。

となると、最初の移住が 4 万 5000 年くらい前に始まり、
その後、何派にもわたって少人数ごとに移住が繰り返された、
ということを意味することになります。

となると、当時の欧州においては、
初期に移住してすでに白色化した連中、いまだ白色化していない連中、
白色化途次のために草間彌生模様となってしまった連中とか、
色々な連中が混在した状態であったと考えられます。
ネアンデルタール人との混血の程度もさまざまだったのでしょう。

南の方に移動していった連中は、
行った先が故地アフリカと似たような気温~日照でしたので黒いままで OK !
欧州や中東でネアンデルタール人と出会って交雑したように、
東から南に行った連中はデニソワ人に出会い、同じように交雑したようです。
デニソワ人に関しても過去ログでお話しましたが、
最近、新たに東南アジアのラオスで骨格の一部が発見されました!

多くのアジア人の DNA にはデニソワ人由来のものが見出されるようですが、
特に、ニューギニアからメラネシアにかけて住んでいる連中、
アボリジニと呼ばれるオーストラリア先住民、
さらに最近では、「アイタ・マグブコン」と呼ばれるフィリピンの少数民族に、
比較的多くのデニソワ由来遺伝子が見つかっています。

デニソワ人はネアンデルタール人の兄弟分にあたりますが、
これまで発見された人骨はわずかです。
しかしながら、そのわずかな人骨に基づいた研究から、
「デニソワ人は 3 系統に分かれる」との提唱もなされています。

インドネシアのフローレス島で発見された「こびと人」、
フローレス人のこともあり、
この世は本当に驚きに満ち溢れた世界です!


ネアンデルタール人.jpgネアンデルタール人の頭蓋骨(とうがいこつ) ウイキより


フローレス人.jpgフローレス人の頭蓋骨 ウイキより


両者とも本当は復元図を載せたかったのですけど、著作権の問題があり、
ウイキでがまんして下され!

それにしても、今回、
またもやウクライナから遠ざかってしまったことよ・・・。