今月のウクライナ-233

今日から 2 月。
一年の 1/12 が早くも吹っ飛んでしまいました・・・。
あの楽しかった今年のお正月もすでにセピア色した遠い過去の思い出・・・。
来年のお正月まで指折り数えて待つこととしましょう!

さて、就任以来、矢継ぎ早にトンデモ政策を打ち出し続けるトランプ氏ですが、
本日 2 月 1 日以降、
カナダ、メキシコ、中国の対米輸出品には関税がかかる予定です。
カナダとメキシコは 25%、中国は 10% ということです。

で、中国は最大のライバルですしメキシコは移民と麻薬の問題がありますしで
このような「いぢわる」をするのは、ある意味、
分かりやすいハナシだとは思いますが、
カナダとアメリカの間には特に目立った争いごとも見当たらない・・・。
傍目(はため)には兄弟国と言ってもいいくらいの仲に映る・・・。
個人的には、
Z に関して「ゼット!」と「ズイ~!」くらいしか違いが分かりませぬ・・・。
ケベック州は別として・・・。
結局、基本的には、少なくともカナダに関しては、
純粋に貿易不均衡の是正が主たる目的ということなんでしょう ※。
※ フェンタニル流入の可能性が強いです。
そのうちお話したいと思います 250206 ※。
※ やっぱし輸入額の問題かも??? 250609。

ちなみに、個人的経験からのお話ではありますが、
カナダのバンクーバーから来た英語の先生の発音が一番聞き取りやすかった。
中西部の先生は巻き舌で、
荒野を旅していた時には多くの「カヨリ」に出会った、とのお話。
「カヨリ?カヨリって何じゃ?」と頭を悩ましたセンセ、
よくよく聞いて分かったのは、カヨリ=コヨーテのことでした WWWWWW!
アスカピラスン=オスカー・ピーターソンも真っ青!
南部アラバマから来ていた医学部の学生も聞き取りづらかったが、
最悪だったのがニュージーランドのオバハン!
ズーズー弁であった・・・。
致命的だったのがバングラデシュからの留学生!
本人、英語がペラペラのつもりで機関銃のごとく喋りまくるのですが、
「チ」と「シ」の区別がつかないので、
千葉大が芝大となって誤解のオンパレードであった・・・。

で、トランプ大統領になって関税問題が大きな話題となってますが、
どこの国も自国の脆弱な産業を守る名目で関税をかけてます。
80 年代の日本では、
自国の農業と輸出の花形であった自動車産業に関してアメリカと DEAL を行い、
自動車の輸出を人身御供に捧げて自民党の票田を守った、
という経緯があります。
少し穿ち過ぎな見方かも知れませんが・・・。

基本、自国の農業を保護するのはどこの国でも行われているようで、
フランスなどでは少しでも農業従事者に不利益な政策が打ち出されると
たちまちトラクターの大行進が始まるのが恒例行事となっております WWW。
農産物を輸出する側もまたしばしば巨額の subsidy 、補助金を拠出して、
政府が輸出の後押しをしたりします。

こういう形で貿易がどんどん複雑化~政治化し、
本来、品質や価格で競争すべきものが各国政府の思惑で歪められてしまうので、
基本的には自由貿易でやっていきませう!とみんなで決めたはずなんですが、
やはり国益という概念が頭をもたげ、
本当に国益を守るためなのか単なるプライドの問題なのかは知りませぬが、
日本スチールの買収ばなしをひっくり返すなど、
いわゆる「政治」が「自由貿易主義」にどんどん関与しつつあるのが現状です。
ま、企業買収は貿易とは少しニュアンスが異なりますが・・・。

で、トランプ氏の関税政策を見ていて思うのですが、
アメリカは、
戦後一貫して強大な国家であるとともに
世界で最も寛大な国である
とのイメージを世界中にばらまいてきたわけです。
その寛大さが行き過ぎたあまりに各種の問題が噴出し、
これを是正するための強力な武器の一つとして関税政策がある、
という見方もできるかと思います。
たぶんトランプ本人ならびに彼の取り巻き連は、
そのように考えているのだと思います。

けれども、例えば不法移民問題などを考えても、
不法移民は文字通り「不法」なのですから
さっさと法に基づいて対処すればヨロシイだけで、
これに対してやれ人権がどーのこーのと騒ぐヤカラは無視して
粛々と対処すればよいわけで、
これに「オドシ」として関税を絡めるのは「悪手」だと思います。
「実際にコロンビアに関税のオドシをかけたから、
連中は自国の不法移民の強制返還を受け入れたではないか!」
と言われるでしょうが、
不法移民と貿易協定とは全く関係のない問題であるのは明らかで、
これをリンクさせる行為自体が、
戦後一貫して我々が抱いていた
寛大な国アメリカ、理想の国アメリカ、
より平たく言えば、
強くて正しくて公平な国、それがアメリカ!
というイメージを大きく毀損する行為である、
とは言えるかと思います。
もちろんそのようなイメージは
独りよがりの単純素朴な幻想に過ぎなかっただけなのかも知れませぬが・・・。

本日より発動予定の上記三か国に対する関税も、
「フェンタニルの乱入に対する処置だ!」との説明がなされてますが、
単なる口実にしか聞こえませぬ・・・。
そもそもがフェンタニルを乱用する自国民に問題があるわけですし、
トランプに保険福祉省長官に任命されたロバート・F・ケネディ・ジュニア、
例の JFK の甥っ子に当たりますが、
彼なんぞは薬物中毒に彩られたヤバイ過去を有するオトコです。
オバマ政権時に駐日大使であったキャロライン・ケネディ氏、
JFK の長女ですが、
R・F・K・J の過去についてあからさまに暴露してます。
アメリカの保険福祉省は日本の厚労省にあたる組織ですが、
トランプ氏は、
薬物中毒者にして反ワクチンを唱えていたオトコを
薬物~医薬品を国家レベルで管理する省の長官に指名した、
というわけです WWWWWWWWW。

アメリカは全ての意味において「大国」なので、
単純に貿易だけで成り立っている国ではありません。
貿易が赤字であったとしても、全体の GDP は膨大なものです。
就中、今を時めく情報産業に関しては、揺るがぬ地位を保っているわけです。
DeepSeek ショックがあったけど・・・。

それがなぜ貿易不均衡に対してここまで敏感になっているのか、
センセのようなグローバルとは程遠い、
田舎暮らしのオトコにはよう分かりませぬだよ・・・。

次回もトランプの予定。
彼をネタにして話し出したら止まりませぬ WWWWWWWWW。