今月のウクライナ-271

今週はトランプ劇場も高市シアターも良い出し物が無かったので
センセは退屈してましたが、
肝心のウクライナ方面で大きな動きが生じつつあります!

1. ポクロウシク陥落目前!
この一年、ロシアの猛攻に耐えてきたドネツク州の要衝の町、ポクロウシクが、
陥落の瀬戸際に追い込まれています!
報道では、
「大釜の底に封じ込められつつあり、降伏か、撤退かの二択しかない!」
とまで言われてます。以下、地図。

ポクロウシク 地図.jpgPanzergraf より
https://note.com/panzergraf/n/nc9644b2fa450

ロシア軍の一部はすでに市街に侵入しつつある、との情報もあります。

ポクロウシクの町はドネツク州の交通の要(かなめ)であるのみならず、
スラビャンスク~クラマトルスク~ドルジュキウカ~ポクロウシクの線は
ウクライナにとってドネツク州の防衛線をなしており、
その一角であるポクロウシクが崩壊すれば
防衛線の南がロシア側に露呈する形となります。
ロシア軍はここからさらに西方に進撃し、その後は北上することにより、
上記防衛線に対する包囲網を形成することが出来るようになります。


ドネツク.jpg
BBC より
https://www.bbc.com/japanese/articles/c1d0kzd1ne1o

  
これまでのロシアの進軍速度から換算すると、
州全土を抑えるには未だ相当な時間がかかると考えられるわけですが、
それはポクロウシクのウクライナ軍が頑強に抵抗していたためなので、
ここが崩壊すれば、
ロシア軍の速度が加速する可能性は十分にあると思います。

これまでポクロウシクのウクライナ軍は、ドローン攻撃などにより、
一説によれば、
5 倍にものぼる人的損害をロシア軍に与えてきたとも言われてますが、
逆から見れば、ウクライナ側は圧倒的に人的資源に乏しいことを意味します。
ロシア軍はオートバイを活用し、数人単位による波状攻撃を繰り返してますが、
今後、泥濘期が過ぎて道が凍結するようになると
再び戦車とか登場するのでしょうかね?
最近のロシア戦車、「ドローン除け」をつけて
ポンキッキの毛むくじゃらの人形みたいなのも登場してますが WWWWWW

毛むくじゃら戦車.jpg毛むくじゃらの戦車  YAHOOO!ニュースより
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc302324d998b59347c514b293bf2029d44e91f0


一方で、ウクライナ側は相変わらず長距離ドローン攻撃を行って
ロシアの製油所などを叩いてます。いわば、ボディブローという訳です。
ボディブローは結構効果があるらしく、
一部地域ではガソリン不足が生じて市民生活に影響が生じつつあるようですし、
西側の経済制裁もロシアの軍事経済に少なからずの影響を与えつつあるようで、
消費税率とルーブルの金利上昇が顕著です。

一方、このような状況下においてもゼレンスキー氏、
何となく楽観的にも見えるのはセンセだけですかね?
このような状況下でのトマホークやパトリオットの供与は
戦況に影響しますかね?
仮にドネツク州全土が制圧されれば、否応でも、
相手側に有利な条件での停戦交渉につかざるを得ない状況となるわけですが、
スラビャンスク~クラマトルスク~ドルジュキウカの防衛線防御のためには
トマホークの保有そのものは戦況の転換にはならないのでは?
とも思います。
では、現況において必要なことは何か?ということですが、
それは、「根こそぎ動員」かも知れません。

現場から遠く離れた外野でこそ吐ける
無責任きわまるマコトにお気楽な見解ではありますが・・・

2. ワトソン博士、死す!
ワトソン・クリック両博士の名前は
センセを含めた生物系の研究者にとっては知らぬもののない名前ですが、
その片割れ、ジェームズ・ワトソン博士が、
今月 6 日、ニューヨーク州で亡くなられました。97 歳。
相棒のクリック博士は 2004 年に他界されてます。

ワトソン博士による教科書、「遺伝子の分子生物学」は、
初期の版とその後の版と二版購入し、ずいぶんと勉強したものですが、
DNA 分析そのものは、
センセの研究には必ずしも直接的に大きく結びつくものではありません。
けれども「遺伝子の分子生物学」そのものは、
生物学の「基礎中の基礎」として、
研究者のみならず、すでに他の分野の研究者、
あるいは一般の方々においても、
各自の世界観~哲学~価値観を構築する上において、
必要欠くべからざる「事実」として認識しておかなくてはならない、
あるいは是非とも「認識」していただきたい概念、
あるいは「基本的~科学的事実」である、
と思います。
このような基礎的概念を共有することなく議論される事柄の多くが
しばしば「神学的論争」と成り果てるのは、
日常的にもしばしば経験する、なじみのある光景です。

LGBT とかなんとか、
近年は何かと「かまびすしい」話題となりますが、
まずは氏の教科書、「遺伝子の分子生物学」をしっかりと読んで、
理解の上で議論に入っていただきたいもので WWWWWWWWWW

合掌