喜源テクノさかき研究室: 2017年11月アーカイブ
みなさまこんにちは。今日もブログを更新しますよ!
先週の太郎山林道は台風の影響で倒木だらけ。結局西峠に到達できず、目標だった大峰山に登ることは叶いませんでしたが、事によると反対側の葛尾(かずらお)方面は大丈夫なのでは?と思い、本日お天気にも恵まれたことから、葛尾城跡から五里ヶ峰まで登ってきましたのでご報告いたします。
葛尾城跡に関しましてはすでに「坂城散歩道-3」でご紹介しておりますが、今回は9年ぶりでもあり、加えて五里ヶ峰まで踏破してきましたので、「坂城散歩道-19」として新たにアップします。それにしても前回から9年も経っているのですね、信じられません。
今回はセローで坂城神社横の登山者専用駐車場まで行き、靴を履き替え、以前同様に神社横から侵入しました。
駐車場は、この大永寺山門のすぐ左横にあります。10台以上楽に停まれる広い駐車場です。
神社横の登山口は駐車場からすぐ。大永寺山門の対面にあります。
本日午前10:30に登山開始!
黄色く染まったクヌギの林が続きます。
9年前は近道を選んでえらい目にあった。
今回は姫城(ひめじょう)城跡方面を目指す1.5 kmコースを選びました。
途中の道はこんなカンジ。
落ち葉の道です。
途中で「飯綱山」と呼ばれている大きな岩石に出会います。
飯綱山と言っても、もちろん長野市の有名な飯綱山とは別物です。
国道18号線から葛尾山を見たときに、一部、大きな岩石が突出した部分が見られますが、それが「葛尾山の飯綱山」です。
タモリが喜びそうな「おっきな岩」です。
写真右下には小さな祠(ほこら)が見えますが、古来より、大きな岩は日本人にとって「神が宿るところ」でありました。
ここを右に折れてさらに登って行きます。
岩場があります。難所というほどではありませんが、鼻歌まじりで登れるところではありませぬ。
30 分ほどで、峰に到達します。左に折れれば峰の西先端である姫城(ひめじょう)に行くことができますが、残念ながら松茸山ですので、この時期進入禁止でありました。峰を右に進みます。
坂城散歩道-3でもご紹介した「馬の背の道」。
露出した岩石が風化によって細かな砂利となって表面を覆っていますので、この先段々と登りづらくなっていきます。
この季節、昔も今も・・・。
到達!バンザイ!!大体1時間かかりました。休むことなく一気に登ってきた。
若い男性5~6名のパーティーが居りました。先週の太郎山林道の倒木についてお話しすると、少し驚いていた。やはりこちら側はあまり被害がなさそうです。
頂上の祠(ほこら)。
眼下に広がる坂城町。南方面を臨みます。真正面に見えるは虚空蔵山。
左手に長野高速道路が走っています。
休憩を取らず、ここからさらに五里ヶ峰を目指します。
葛尾城跡は、その名が示す通り、戦国時代の地元の武将、村上義清の山城でした。ここから五里ヶ峰にかけては、たくさんの堀切(ほりきり)が切られてます。だもんで、登山者の便宜を図り、このような木製の階段が設置されています。でも、そろそろ架け替えの頃かも・・・。
途中には電話ボックスがあります。もちろん今では電話機はありません。TVの「なにコレ!?」に登場しても良いように思えますが・・・。
いつ頃のものですかね?もちろん設置した時には電話線を引いたのでしょうけど、ご苦労様です・・・。
ここの電話を使ったヒト、一生の思い出となるでしょうね!
義清の頃は狼煙(のろし)をあげて通信しておりました。江戸時代は飛脚。明治になって電話が通じましたが、平成の時代は携帯~スマホです。今後は人工知能(AI)の時代となるのでしょうけど、テレパシーとかはいつ頃使えるようになるのでしょうかね?
石積みの堡塁跡なども登場します。義清の時代のものか、あるいはさらに後のものなのかは知りませぬが、小さなものです。
逆に、なぜこの一角だけ石積みなのか、その理由が気になります。
教育委員会が建てた解説看板が現れます。字が小さいですが、ナントか読めるかな?
おおっと~~~!看板の横にはなにやら美味しそうな林道が接続してる!
地図で見ると、これは林道北山線だと思われます。和平から左に折れる道から侵入できるみたいです。道の状況が良いし、広いし、こ、これは次回はここから行ってみるかっ~~~!!!
葛尾城から五里ヶ峰への道は、堀切を抜けるとほとんど一直線の登りです。
急坂とは言わないまでも、10分登って休み、5分登っては休み、の状況となります。
で、
登頂!やった~!開始から丁度2 時間の登山でした。
女性二人組と一組の夫婦が居られました。
登っている途中は寒くは感じませんでしたが、頂上では汗が冷えて寒く感じました。でも日が差すと温かい。
待望のお弁当タイム。頂上で食べるお弁当とお茶の美味しいこと!
善光寺平が見渡せます。
千曲市の遠景。
こちらは戸倉上山田温泉方面。
30 分ほどで、下山開始。五里ヶ峰頂上のすぐ下はなにやら広場のようになっていて、居心地がヨロシイ。
左に折れると鏡台山方面、右に行くと元に戻ります。
葛尾山下山途中から坂城方面を撮影。
帰路。落ち葉で足元がすべるすべる・・・。
お留守番のセローくん。ブーツもゴーグルもそのまま置いてあるだけですが、盗るヒトなんておりませぬ。
盗ってどうする?
オトナになるためのキモ試し最中の中学生くらいでしょうか?
本日のルート。登山開始からセローにまたがるまでほぼ4 時間。
お昼にお弁当を食べるか食べないかで、バテ度数がずいぶん違う。
当たり前だねっ!
第一研究所から見た位置関係。研究所から北方面にあたります。今回は、姫城と葛尾城との丁度中間辺りから右方向に向かった。
赤い線が今年踏破できたところ。今回もいくつかの倒木は目にしましたが、多くが道から撤去され、登山の支障となることはありませんでした。けれども先週の状況をみる限り、恐らく、しばらくは太郎山林道~西峠の線は使えないと思います。従いまして、次回は「坂城散歩道-14」でご紹介した林道大久保線から大峰山を試してみようか、と考えています(黄色の線)。ではっ!
みなさまコンニチハ!如何お過ごしですか?
今年の坂城は夏から秋にかけて雨ばかり・・・。だもんで、バイク~山登りのチャンスも無く、ブログの更新もできませんでしたが、昨日は雲一つない快晴!日中の気温も20℃くらいまで上昇し、風もなく、ホントに過ごしやすい日となりました。
数日前から晴れの予報が出ておりましたので、久方ぶりのバイク~山登りに出かけようと、前日から準備を整えておりました。
前回の太郎山の経験から、お弁当も前日に自分で作り(おにぎり二つ、卵焼きとウインナー)、ペットのお茶も2本用意し、非常食としてのチョコレートも買い、磁石や探照灯、虫よけスプレーやムヒなども用意して、準備万端(のはず)!セローにまたがり、勇んで出かけました。
で、林道入り口に差し掛かると「通行止め」の標識が道路わきに・・・。でも「道路わき」だし、この先には民家もあるので、構わず突撃して行きました。
太郎山林道、初めのうちは舗装路ですが、さすがに秋もたけなわのこのごろは落ち葉もすごく、路面も結構濡れていて、ちょいとやばいです。で、ほどなくダートに突入しましたが、やはりこの秋の雨の影響で結構ヌタってる。前回の「坂城散歩道-17」でご紹介したほどではありませんが、それでもハンドルが取られがち。ま、安全運転で登って行きました。
こういうカンジ。
で、しばらくトコトコ登って行くと、いきなり「通行止め」の標識と共に道が木でブロックされてる・・・。
センセは良い子ですので、標識に従ってここでバイクを降り、登山靴に履き替えて、ここからトコトコ登山を開始しました。前回ご紹介した右に折れるヘアピン急坂の入り口からほどない所です。
で、しばらく行くと、工事現場!
こ、これは舗装工事にほかならないではありませんか!!!やめちくり~~~!
ま、お気持ちは良く分かります・・・。
ハッキリ言って、正論かと思われます・・・。
それはそうなんですけど、オフロードバイカーの立場というのがありまして、今や道路の大部分がアスファルトで舗装されている現状を見ますと、舗装されていない道路を探すのにナカナカの困難さが要求される状況なわけです。
アスファルト道路を走るオフロードバイカーって、まるで●●●を入れない●●●
のようなものじゃないですか!
まだ良いですよ、坂城は!
これが東京とかの大都市、中でも千代田区とか港区とかに住んでいてオフロードバイクを買っちゃったヒトなんか、ホントかわいそ~。皇居前広場の砂利道にどど~んと乗り込んで「アクセルターン!」とか「ウイリー!」なんか決めた日には速攻で機動隊に取り押さえられて「大逆罪」かなんかでぶち込まれるのがおちです。
いや、ええ、ちゃんと分かってます。林道はオフロードバイカーのために作られた道路などではありませぬ。・・・・ありませぬとも!・・・・。
・・でもね・・・・その、なんと申しましょうか、いわゆるその、「夢!」とか「希望!!」とか、あるいは「少年の心!!!」というか・・・ううう・・・。
・・・もういいです・・・。
さて、気を取り直してさらに登って行きますと、工事現場もほどなく終了し、ヘアピンから急坂を登り始めました。二番目のヘアピン(前回コケたところ)に差し掛かると、ナント倒木が道を塞いでいる!
これは前々回の台風によるものです!もんのすごい強風でした!
センセは沖縄生まれですし、宮崎にも6年間住んでおりましたので、台風には慣れてます。で、ここ長野に台風が直撃する機会はほとんどありません。進路上直撃の予想があっても、これまでの多くは「そよかぜ」程度で、たいしたものではありませんでした。ところが今度の台風は夜明けの風が物凄く、センセの住んでる建物も風でガタガタ揺れて、おかげで午前4:30には目が覚めてしまったほどです。昨年植えたばかりの第二研究所の庭木が心配でしたが、これはつっかえ棒のおかげで大丈夫でした。
で、たまたま一本倒れているだけだろうと思い、リュックを下ろし、ナンとか枝の間に体が通れるところを探しました。
・・・ところが・・・。
こういう状況。で、隙間を見つけると・・・。
さらに先にも一本倒れてる・・・。
まあ、これは難なくクリアしましたが・・・。
すぐに大物に出会った!幹の太さは50 cmくらい・・・。
根こそぎです!
わずか100 mくらいでこのありさまですので、このルートはあきらめ、ヘアピンまで戻って直進することにしました。すると・・・。
山肌の至る所から水が噴出している・・・。
ここ、普段は沢では無いところです・・・。
別の場所。道がイノシシのヌタ場状態になってる・・・。左の谷に向かってザーザー落ちてる・・・。
ホントに山全体がスポンジのようになってます。もう一発台風が来ていたら、どこかで大崩落が生じていたかも知れませぬ・・・。
ここで行き止まり。ここからは松茸山で進入禁止。いずれにせよ、道もほどなく途切れます。地獄沢の大崩落個所の直下になります。
で、再びここから引き返し、別経路から太郎山を目指しましたが・・・。
やっぱりここもダメでした・・・。
結局坂城側からのルートは全滅でしたので、バイクまで戻った。
お留守番をしていたセローくん。
錦秋に映える大峰山。今回はこの頂上でおにぎりを食べる予定だったのに・・・。
雲一つ無いお天気。北アルプスの山々が美しい!
きれいどころを一つ。ヨメナの花。
もう一丁。キタテハ。
で、セローで太郎山林道を下りましたが、悔しいので、途中で左に折れて菖蒲平(陣馬平)林道を登りました。大峰山はあきらめて、陣馬平でお弁当を食べようと考えました。
菖蒲平林道は砂利道ですので、多少の雨が降ろうがヌタりません。
で、調子よく飛ばしておりますと・・・。
♪ はいそれま~で~よ~・・・・。
というわけで、本日のバカンスは終了。第二研究所に戻りますと・・・。
せっかくのお庭がイノシシに荒らされている!
ヌタ場にするつもりか?浴銭も払わずに???
明らかにミミズ狙いです。ナントカ対策を講じなくては!
「ここにはミミズはおりません」と、まずは看板を立てておくかな?
というわけで、本日はまさに踏んだり蹴ったりの一日。
せっかく昨晩作ったお弁当ですが、結局自宅で食べる羽目に陥ってしまいました。以下、本日のルートです。
8月後半から今に至るまでホントに雨ばかりの坂城ですが、9月に雨の合間を縫って和平(わだいら)までバイクで出かけました。あわよくば真田の傍陽(そえひ)に抜ける林道を走ってくるつもりでしたが、達成できませんでした。今回ついでにちょいとご報告。
傍陽に抜ける道の最初に出てくるのが、あの有名な「赤土の小道」。わだちで大きくえぐられていますので、普通乗用車は底を打って踏破は困難かと・・・。
この写真は雨が降っていない時に撮ったものですのでバイクで難なく走れるように見えますが、9月に走った時は前日が雨だったので赤土がつるんつるん!
アクセルふかしても進まない!どころかバックする!
ナンとか両足バタバタさせながら足で進んで通り抜けた・・・。
で、その先。
こういう状況。
一応ここはクリアーしましたが、先のことを考え、ここで諦めた・・・。
びっちょびちょ。お母さんに叱られちゃう~!
ホント、今年の天気は可笑しい!
そもそもここ坂城は日本でも降水量が少ない所として有名で、加えて水はけの良い扇状地を利用してのブドウやリンゴの栽培が盛んな所ですが、今年ばかりはそうではない。今年は日照時間も少なく、台風もあり、何かとお百姓には影響があった年かと思います。松茸も例年になく不作だという話ですし・・・。
本日の登山からも分かるように、太郎山だけでなく、他の山々も大きな被害を受けていると推察されます。で、全ての倒木を処理するだけでも、労力もさることながら、時間も大きくかかるかと思います。ナンとか今年中に処理できれば良いですが、事によると来年までかかるかも知れません。そうなりますと、来年、センセのバイクによる林道巡り~山登りが出来るか、不安です。
ゴルフに専念しますかね?(← いや、仕事に専念と言うべきだろ!)
でもゴルフじゃブログのネタにならないので、新たなシリーズも考えてます。
結構真面目なものとなるかも・・・。
では、みなさまの連休が有意義なものとなりますように!バッハハーイ!