喜源テクノさかき研究室: 2017年8月アーカイブ
本日はようやく日が差しましたので、「坂城散歩道-15」でお知らせしたように、大道山(堂叡山)登山口を求めて林道横引線を平沢地区方面からセローで登ってみました。
地図で調べますと、さかき第一研究所からは二つのルートが考えられましたので、まずは短距離コースを探ってみました。
左に行くと長野高速道路の千曲川さかきPA(高速バスの停留所を兼ねている)に出られますが、この道を進みます。
途中の眺望。ブドウ畑が広がります。右手の山が、村上義清の城だった葛尾城跡。坂城町のこの斜面は典型的な扇状地で、往時は一面の桑畑、現在ではブドウやリンゴの畑が広がっています。
高速の下をくぐり抜けて山に向かって突進して行きます。始めは舗装路です。
しばらく行くと、松くい虫にやられた松を切り倒した見晴らしの良い場所にでます。
おかげで眺めが良い。
ほどなくダート道になりますが・・・。
この後、恐ろしい状況が待っているとは・・・。
このところの雨に加えて松を伐採するトラックが通るものだから、ご覧の有様。
ここはまだ道幅が広いですが、この先もっと狭くなると同時にヌタと轍(わだち)がドンドン酷くなり、フロントは取られるは横滑りはするはで、もうダメ!
見事に轟沈してサッサと尻尾を巻いて逃げ帰ってきました。
写真撮る気もしなかった。
で、一旦戻ったところでセローくんの給油ランプが点灯しましたので、ひとまずスタンドに寄って給油。その後に別ルートを目指しました。
別ルート途中の眺望。どっかから前沢さんが飛び出してきそうな雰囲気です。
しばらく行くと、前回ご紹介した「善太と三平」の沼に出ます。
岡田クンが早速ブラックバス釣りに通っているとのこと・・・。バスは釣ったら食べませう!ここから平沢地区に向けてドンドコ登っていきます。
平沢地区までの道、一応舗装路ですが、あまり車が通らず、加えて森林の中で暗くてジメジメしているので、道の真ん中が苔むしている・・・。さらにここ数日の雨で結構濡れている。だもんで、舗装路だからといって安心できません。ある意味、ダート道よりも怖いかも・・・。
平沢地区に到着。ここには昌言(まさのぶ)神社があります。
せっかくですので、お参りしました。
立派な杉の木!
だそうです。偉い人ですね!
以前「坂城散歩道-5」で甘利代官のことをご紹介しましたが、昔は偉いヒトが居たものですね。映画や漫画では昔の役人などは皆どれも悪人のように描かれてますが、もちろんそのような連中も居たとは思いますが、そうではない人々も数多く居たのもまた事実なのでしょう。
記念碑です。
神社のすぐ横から横引林道に入りますが、入り口、分かりづらいです。
センセは先々週に逆方向から出てきたのですぐ分かりましたが、初めてのヒトが平沢地区から侵入しようとすると、たぶん、分からないと思います。看板も無いし・・・。侵入口はリンゴ畑の道ですので、エイヤっとばかりに検討をつけて突進して下さい。幸運を祈ります。
林道の雰囲気はこんなカンジで、走りやすいです。
ドンドコ走って、前回紹介した不動建林道との分岐に出ます。これを右に折れ、登っていきます。
必ずありますね、こういうの・・・。
しばらく走ると分岐点に出ます。ここが大道山の登山口です。
左側が登山口。赤いコーンが置かれてた。これ以上はバイクや車は「進入禁止」ってことかな?確かにここからはガレの急坂となります。
左に折れずに真っ直ぐ突っ込むとどこに行くのだろうか?
次回は突っ込んでみようかと・・・。
登山口の看板。
コオニユリが咲いてました。
近くには大きな栗の木があった。秋が楽しみだね!
クマも来るかも知れないけど・・・。
セローくんお疲れ様でした。今日もよく頑張りました!
今回は詳しく場所を書き込みました。バイクで大道山の登山口まで行かれる方は(ほとんど居ないと思うけど)、ぜひ参考にしてください。
ではっ!
みなさまコンニチハ!
夏休み真っ最中の方々も多いかと思いますが、如何お過ごしでしょうか?
センセもみっちりとした実験の日々から解放されて、大いに羽を伸ばしております。
でも、今年の坂城の夏は少しおかしい。・・・お日様が出てこない。毎日どんよりとした天気で、時々小雨が落ちてくる・・・。
ま、あの猛烈な日射が無いだけに過ごしやすいですが、ちょいとさみしい気もします。
で、先日はいつもバイクの練習でお世話になっている水晶林道をテッテ的に探索してやろうと、登山靴を履いて「行けるところまで行く」ことにしました。
昨年バイクを購入して初めて入山した林道が水晶林道でしたが、この時の印象から「水晶林道は恐ろしかとこバイ・・・。コケたら谷底へ真っ逆さまで命がいくつあっても足りんバイ・・・。」といきなり九州弁で思ってしまいましたが、ことによるとそれは初心者の偏見では?という気がしてきましたので、それを確認することに加え、歩いて散策すれば細かな観察ができると同時に運動にもなって良いな!と思いましたので、夏休みですし、十分に時間もありますので、ひたすらテクテク歩いて行くことにしました。
水晶林道から芝峠に向けて登山をする方々のためのガイドにもなっておりますので、どうぞご利用ください。
で、カメラを持って第一研究所をまさに出発せんとしたとき、庭のトサミズキの木の下のアシナガバチの巣をスズメバチが襲撃している瞬間に出会いましたので、行き掛けの駄賃に、まずはこれを撮影しました。
アシナガバチはフタモンアシナガバチという種類で、普通のアシナガバチよりも小柄です。また、一方のスズメバチはヒメスズメバチで、これもやや小ぶりです。ずっと観察していると、スズメバチはどうやら中のサナギを狙っているようですが、ひたすらウロウロするばかりで巣からサナギを引き出すことができません。また、アシナガバチの方はスズメバチを攻撃しますが、TVなどで見るようなミツバチが大群でスズメバチを攻撃して殺してしまうようなことはなく、時々刺すようなそぶりを見せるだけで、ナンカ、間延びした光景です。
で、これ以上付き合っていられないので、結果を確認することもなく、9:30 に出発しました。
平成29年夏のさかき第一研究所外観。ノウゼンカズラとムクゲの花が満開です。
坂城インターへ向かって坂道を登ります。高速の下をくぐり、右手にインターを見ながら直進します。
御堂川を渡り、道なり(左寄り)に数分も歩くと、右手に分岐します。ここが水晶林道の入り口です。因みに左手は葛尾の焼却施設~墓地となります。
林道水晶線の案内板。芝峠を経て、水晶山と大道山方面に登れます。案内板のすぐ横に、車を止めることができます。
ほどなくダート道になります。初めの1 km ぐらいは細かな砂利の直線で、走りやすいです。
すぐにこんなカンジになって、深山幽谷の雰囲気となります。
加えてここら辺からカモシカクンが出没するようになります。
本日もこの先で若い個体に出会いました。大きさ~出没場所から、先月出会ったものと同じヤツだと思います。とっとと逃げたので、写真撮る間がなかった。
初めの左ヘアピンに入る直前、御堂川に下りられます。
ヘアピンを抜けたのち、開けたところに下ります。その後、写真のオニグルミの木のところから、再び登っていきます。
初めて走ったときは急な坂道に見えたけど、今から見ると全然たいしたことない・・・。
こんなカンジ。今回もまた林道の写真ばっかし載せますので、興味のない方には申し訳ないです。当分「林道シリーズ」が続く予定です・・・。
ここがヤバイ箇所です。すぐ左の崖が崩落するので(次の写真を参照)、落石が道をふさぎ、さらには御堂川に流れ込んで来ます(矢印)。
矢印で示した岩、いつ何時落ちてきてもおかしくないです。ここを通過する前は一旦停止し、岩が落ちてこないことを確認のうえ、通過するのが良いかもしれません。
たぶん、この場所が、初めてバイクで走ったとき、ビビったところだと思います。
先の写真を見ても、路肩からバイクごと川に落ちれば五体満足とはいかないように思えます。けれども、今回の探索結果から、このような場所は水晶林道を通して二~三か所しかありませんでした。しかもバイクが通過する幅は十分ありますので、軽トラの対向車が来ないかぎり、全く問題ありません。但し、バイクが谷側を走る一方で対向車が山側を走る状況では、注意しなくてはなりません。そのような状況は帰路に発生しますが、その場合でも向こうから対向車がやってくることは見渡せますので、手前で待ち、やり過ごしたのちに通過すれば良いだけです。以上から、「水晶線は危険では無い」と結論づけられました!
因みに、バイカーは軽トラにはキチンと挨拶を心掛けてください。遊びで走るのと仕事で走ることの違いです。時折、普通乗用車が走ってますが、これは登山者の車だと思います。
さらに、登山者の方々は、車を奥まで乗り入れない方が良かろうと思います。道が狭すぎます。出来うる限り、先に紹介した林道入り口の車置き場に停車し、歩いて行く方が無難かと思われます。車が対向するチャンスは小さいですが、一旦対向する羽目に陥った場合、通過はナカナカ辛いと思われます。
ここはグーグルマップでU字に大きく曲がっているところです。
初めて水晶線に入ったとき、ここでUターンしようとしてコケました・・・。
この場所にはこのような看板が立ってますので、これを見て引き返そうとUターンしたところ、コケました・・・。
今から見れば何でもない所ですが・・・。
御堂川上流部です。マップのU字部で、御堂川を跨ぎ(またぎ)ます。
ここから先は未知の世界。でも、思いの外(ほか)、走りやすそうです。
ほどなく松林になります。そろそろ入山禁止の季節だと思います。
松林を抜けると杉の林となり、その後はクヌギ林となります。
まだまだ道は走りやすそうです。
時折、看板が出てきますが、一本道なので間違いようもありませぬ・・・。
さらに登っていくと、御堂川もさらにちょろちょろと・・・。
御堂川水源の一つ。
大体この辺りから道が荒れだし、幅も狭くなってきます。
センセの場合、今の腕ではバイク登坂はこの辺りまでかと思います・・・。
ここから先はこういうカンジ・・・。
ガレ+急坂+ヘアピンの連続技!
もう一丁!
しつこいっす!
上手いヒトなら何でもないところだと思いますけど、まだまだ下手くそなセンセとしては、芝峠に到達するまでに5回はコケるかと思います・・・。
ガレてるだけじゃなく、車がほとんど入らないので、路面が緩いのが問題です。もっと締まっていればガレ場も恐れるに足らず、と思いますが・・・・・・言い訳だよね?
ギボウシ。
キツネノカミソリ。
キオンの花。
ヒヨドリバナ。
クズの花。
因みにセンセは葛餅が大好き!
クサギ。
たくさん咲いてました。
周りにクロアゲハも飛んでた。
ボタンヅル。
ヤマアジサイ。
ホオノキ。
段々と頂上に近づいてます。
この辺りからはカラマツ林。霧にむせぶカラマツの姿。
ここで二頭の親子のカモシカに出会いました。またもシャッターチャンスを逃した。それにしてもカモシカ、うようよ居るようです。
「山を歩くときには獣臭に気をつけよ」と言われますが、カモシカの臭い=牛の臭いです。坂城に赴任して初めて水晶林道を散歩したとき、牛の臭いがプンプンしたので、センセはてっきり近くで牛を飼ってるとばっかり思ってましたが、今回テクテク登ってきてハッキリと認識しました。
歩きながら時折プンと鼻につく牛の臭いは、あれはカモシカが近くに居るか、またはカモシカの糞塊があるのか、あるいはカモシカが臭腺をこすりつけてアピールする縄張りに入ったか、の何れかと思います(カモシカの臭腺の臭い、嗅いだこと無いけど)。ナルホド、確かにカモシカは牛の仲間でありました。
一言、言ってくれれば良かったのに・・・カモシカくん、キミも牛臭いねエ~・・・。
ほどなく道が三方に分かれた。矢印の左右は林道で、左はたぶん大道山方面に向かうのかな?右は分かりませぬ。真ん中の矢印が芝峠への登山口。看板が出てます。
ここからは山道となり、車はもちろんのこと、一部のヘンタイ連を除き、バイクも通れません。
小雨がパラつきはじめ、お昼ご飯も持ってこなかったので、芝峠を目前に、ここから引き返しました。12:00 を少し回ってました。
本日のルート。9:30出発で13:50 帰宅。往復の直線距離およそ10 km、標高差およそ800 m 弱。途中、カモシカ3頭とヤマドリ2羽に出会いましたが、霊長類との遭遇は一切ナシ!例によって、シャワー後に焼きサバと冷やしソーメン+ビールで昼食を取りました。
結論は、「二~三か所気を付ければ、水晶林道のバイク走行は問題ナシ!」でありました。
めでたしめでたし!
グレン・キャンベルが死にました。
81歳。
知らないヒトは知らないでしょうが、1960~70年代のアメリカの代表的なカントリーポップ歌手です。ブログ「昭和40年代:時代と音楽」に書くべきであったのに書き忘れてしまった歌手の一人です。
センセはガチガチのカントリーは聴きませんが、グレン・キャンベルのあの有名なご当地ソング三部作、「Wichita Lineman」、「By the Time I Get to Phoenix」、「Galveston」はお気に入りの曲でした。特に「Wichita Lineman」が好きで、この曲を聴くと、20台の頃にバイクで千葉の林道を走っていた当時を思い出します。
たぶん、アメリカ人、特に中西部の白人のオジサンたちにマイクを持たせると、このうちのどれかを歌い出すような気がしますが・・・。
・・・広島長崎の原爆慰霊と共に、ここに合掌致します。
みなさまこんにちは!
猛烈な暑さが続いたと思うと猛烈な雨が降ってくるというトンデモない毎日が続いていますが、如何お過ごしのことでしょうか?
センセの実験は「三歩進んで二歩下がる」状況の連続ですが、差し引き一歩ずつ、着実に前進しております。そのうち学会や論文の形でご報告できると思います。
さて、梅雨明けの後もぐずついた天気の坂城ではありましたが、本日は少なくとも午前中は雨の気配ナシでしたので、和平高原から不動建林道~横引林道~平沢線をセローくんと共に巡ってまいりました。和平高原に行く道はいくつかありますが、最も簡単なのは坂城高校の下の道を標識通りに進むことです。
丁度ひまわりの花が満開の畑がありました。この横を登っていきます。
右が不動建線入り口。左の急勾配は横引線につながるそうです。今回は右。
ちなみに、反対方向は真田町の地蔵峠に向かう道となります。
途中の道はこんなカンジ。和平方面からは下りになります。
今の時期、草が結構生い茂って、走りやすくはない・・・。
途中、三羽の子供を連れたヤマドリ一家に会いました。
因みに、先々週の水晶林道での練習中、横からいきなり真っ黒なケダモノがバイクの前に飛び出してきた!ヤヤッ、クマか!と思いましたが、黒色毛のカモシカでした。まだ若い個体で、1 mくらい。センセのバイクの前をとっとことっとこ走って逃げてましたが、ほどなく横の藪に消えてった・・・。
ホントにこの山系はカモシカが多いトコロです。
写真ではそれほどでもないが、基本、もっと草が茂っている。
だもんで、ガレが草の中に埋もれて見えないので、思いがけずにタイヤがとられていきなりズルッと滑る、というか、はじき飛ばされる。
途中で見つけたホタルブクロの花。
これは真上から撮ったウツボグサ。たくさん咲いてました。
オカトラノオ。これも満開。
カナヘビくん。
謎の幼虫その一。ご存知の方は教えてください。下記まで!
kigen@ce.mbn.or.jp
(ヒメトラガかなあ?イモムシハンドブックより)
同じく謎の幼虫その二。(フクラスズメかな?同じくイモムシハンドブックより)
食べてる葉っぱは苧(カラムシ=イラクサの仲間)でしょうか。
クヌギの大木。
謎の木の花。
木々や花々、虫などその他、森羅万象日本の色々な生き物の名前を知りたいので、ご存知の方は是非ともお教えくださいませ。先のアドレスまで!
(令和三年四月二十五日: ニシキギ科のマユミ、かな?違うかな?)
雨で法面が結構崩壊している。落ちたガレが草に埋もれて道の中にゴロゴロしてるので、気が抜けない。
しばらく行くと、横引林道との合流点に出る。
横引林道との合流点が、大道山の登山口となってます。
けれどもここからさらにバイクで登れるので、次回はここを探ってみます。
さらに下っていくと再び分岐する。今回は左を下る。
すると、ほどなくダート道が終了し、リンゴ畑に出ました!
たぶん、ここら辺が平沢地区だと思います。
ここから先は舗装路。でも、道の真ん中は苔むしているので、この時期はくれぐれも乗り上げないこと!
ここから比較的広めの道に出ます。
平沢線だそうです。
途中には溜池があります。
ナンカ、坪田譲二の「善太と三平」を思い出してしまうような雰囲気です。
集落の辻。右を行きます。
右側に怪しい石像が並んでいますが、何でしょうか?
取り合えず拝んでおきましたが、お賽銭はあげませなんだ・・・。
本日のルート。
不動建線はあまり車が入っていないせいか、この時期、草が茂り気味で、走りやすくはない。けれども難しい所ではない。
不動建線よりも横引線の方が下草が少なく、走りやすい。
従って、次回は平沢方面から逆方向に横引線に侵入してみようと考えてます。
その後は大道山登山口から侵入し、最終地点まで行ってみようと思います。
もちろんその後は鳩ヶ峰~大道山~大峰山を徒歩で縦走する予定です。
そろそろ夏休みの時期ですが、太郎山の宿題もありますし、夏季休暇もナカナカ忙しいセンセです。ネズミくん達も、も少し実験に協力的であって欲しいのですが・・・。
ではまた!