坂城散歩道: 2019年5月アーカイブ
本日、下界では、ナンカ、雹(ひょう)とか霰(あられ)とかあって大変だったらしいですが、ここ坂城では無風の快晴状態。で、バイクで和平(わだいら)~傍陽(そえひ)に抜ける林道を走ってきました。地元では「ここを走らなきゃオフライダーじゃないだー!」とまで言われる個所です。で、まだまだ連休も続きますので、走ってきました。
例の、「赤土の小道」です。
ここ数日は雨が降ってないので、ツルツルじゃない。
前回とは異なり、いとも簡単に通り抜けることができました。
和平のてっぺんはこういうカンジ。
手入れの行き届いた農地が広がってます。
気持ちが良いです。
右は、一昨日登った鳩ヶ峰に通じる本来の登山道の入り口です。
でも、私有地なので進入禁止。
だもんで、一昨日は、不動建線の横から侵入しました。
本来はここから入るべき道ですが、入れてくれないのだから仕方がない・・・。
左に折れると、真田の傍陽方面へ抜ける林道入り口となります。
本日は、ここを走ります。
入り口はこういうカンジ。
傍陽口終点まで一気に走りましたので、行きの写真は撮ってません。
だもんで、帰りの写真を載せていきますね!
傍陽口の終点はこんなカンジ。手前は地蔵峠に向かう県道35 号線となります。
ここからU ターンして、和平方面に向けての写真を載せてきます。
50 万?安い安い www。いくらでも請求してちょうだい!・・・って、もちろんうそですがな~(カネオくんの声で)。
よゐこのみなさん、分かりましたか?「ハ~イ!」 by Yoiko。
傍陽口からの直線は大体こんなカンジ。フラットで簡単です。
けれどもこんな大き目の石が敷き詰められている個所がずいぶんある。
もうちっと小さければな~と思いますが、オフロードバイカーの声なんて、国会には届きませぬ・・・。
新天皇に直訴するかな!
傍陽口からは、しばらくの間、小川に沿って走ります。
ちょいと雰囲気が良いですが、まともな魚とかはおりませぬ・・・。
ここで分岐し、和平方面へ登ります。
傍陽口からここまではフラットな直線で、簡単な道ですが、ここから和平までは登りとなり、道幅も狭くなり、ガレが激しくなり、さらにブラインドコーナーが連続するようになります。
途中で「やらかしそう」な場所があります。
先行する誰かが明らかにやらかしてます。
センセじゃありませぬ。
和平口の道はこんなカンジ。
基本、ガレはもっとひどいです。
和平に戻ってきた。
例の、「ぬかるみの小道」だ。
ここをバシャバシャ一気に通り抜ける。
「赤土の小道」に通じる道。
見晴らしも良い。
真正面は虚空蔵山。
左の山は鳩ヶ峰。
最後に5 月4 日の第二研究所の様子。
芝桜がきれいですね!
最後に感想を一つ。
この林道は坂城と真田を結ぶ路線として有名な道ですし、また、生活~産業のためにも重要な道かと思われます。
実際、これまで林道とか走っても、林業関係者のケットラに遭遇することは時折あるものの、普通車に遭遇することはめったにありませんでした。けれども、本日は道路わきに停めてある車を含めて総計6~7 台に遭遇しました。
林道で対向車をやり過ごすためにしばし待った経験は、本日が初めてです。
もちろん天気の良い連休の一日、ということもあったからだと思いますが、それ以前に、上記の理由から、この道は一般車両の往来が比較的多い林道かと思われます。
で、傍陽口からのフラット直線区間は良いとして、和平口のガレ+アップダウン+ブラインドコーナー連続区間での車両との遭遇は、あまり心地よいものではありませぬ・・・。
傍陽口では小川に沿って走りますので、ちょいと雰囲気も良いかな?というカンジもしますが、小川に魚もおりませんし、並走もすぐに終わります。
水晶線や不動建線のような「深山幽谷」の雰囲気は皆無ですし、んんん、センセとしては、「つまらない林道」と言わざるを得ませぬ・・・。
それよりも、「赤土の小道」から「ぬかるみの小道」を通って真田方面入り口までの「和平農場」のフラットな道の方がよっぽど楽しい!
で、センセは行き帰り共に、セローくんと共に突撃し、大いに「泥んこ遊び」してまいりました!
おかげさんでバイクだけじゃなく、ブーツもジャンパーもズボンも泥だらけとなりましたが・・・。
令和元年5 月2 日、新たな天皇の即位を祝し、和平高原から鳩ヶ峰~大道山=堂叡山(地元ではどうえいざんと呼ぶ)まで、登ってきたというか遭難しに行ってきたというかいろいろして参りましたので、ご報告いたします。
朝は少し曇りがちでしたが、昼過ぎからは快晴となり、まことに気持ちの良い一日となりました。・・・あれがなければ・・・。
さて、後日にバイクで走ることも想定し、不動建線入り口の横にある林道から峰すじに侵入するルートを考え、探索がてら、とりあえずジムニーで和平まで登りました。
右に下りると、「坂城散歩道-15」で紹介した不動建線となります。
今回は左を登ります。
登り口は比較的急で、雨が降るとヌタってバイクで登るのはちょいとキツイ気がしますが、ヌタってなければ問題ないと思います。
左サイドは手入れの行き届いた農地となっており、電柵が張り巡らされてます。
10:30 に出発。左側への分岐が何本かあります。これは最初の分岐。
ここを左に折れてみました。
電柵農地となって、抜けられませぬ・・・。
三本目くらいの分岐。ここを左に折れると・・・。
謎の広場に出ます。運動会ができそうなくらいです。
反対側には傍陽(そえひ)側を走る林道がつながっているようです。
ここから峰すじの登山道が接続してますが、ちょいと見つけるのが困難です。
これがそう。ここから登ります。
けれども、先の林道をそのままドンドコ真っ直ぐ行く方が楽です。
途中で峰すじに接っするところが何か所かあります。
最初はこういうカンジ。取り立てて特徴はありません。
若葉を付け始めたカラマツの梢の合間から、坂城の町が顔を覗かせます。
途中、平行に走る林道と接したので、ここから登ることにした。
これが間違いのもとでした・・・。
分岐してる。左側が山なので、当然左に行った。
倒木だらけ・・・。おまけにトゲトゲのイバラだらけで、手は血だらけ・・・。だらけの三連荘・・・。
軍手をつけて倒木の間を何度も越えながら、漸く登頂した。
大人しく峰すじの登山路を登れば良かった、と後悔しましたが、帰りはさらにひどい展開となるのであった・・・。
鳩ヶ峰山頂に到着!12:30 でした。ここまで2 時間かかりました。
例によってお弁当の写真です。
前回とはおにぎりの向きが異なります。気が付いた?
ここからさらに大道山を目指します。
初めのうちはこんなカンジ。鼻歌混じりで歩けます。
鼻歌は、Stan Kenton の「Opus in Pastels」だ。
謎のキノコ・・・。なんだべ???
至る所にあるカモシカの糞。
所々にこういうカンジで石が転がっている。
たぶん、村上義清の頃にはここら辺も山城として用いられていたのかと・・・。
途中の看板。峰すじから林道横引線に下りられる。帰りはこれでミスをした・・・。
鳩ヶ峰から大道山までの道は、最初のうちは鼻歌混じりのピクニックですが、途中には相当に急な長い下りが続く個所があります。
下るのも大変ですが、帰路はこれを登らなくてはなりません。これが、林道に抜ける誘惑となります・・・。
この急坂で、大道山から登ってきた一組の夫婦と出会った。文字通りの這う這うの体であった。
こういうのがあったので、山頂は目前だ!
三十六童子というのは、不動明王の眷属です。
ん? 眷属って、なに? どう読むの? ググってください。
大道山の頂上です!お地蔵さんではなく、神様仏様の石像が並んでます。
石碑もある。
もう一丁!不動明王です。
頂上からの展望が素晴らしい!
地元の有志の方々が、眼前の樹木を切り開いてくれたのでしょうね!感謝!
令和元年おめでとうございます!
本日は北アルプスもバッチリ!
鳩ヶ峰から大道山頂上までは1 時間+アルファくらい。
現在14:00 。
ということで、ここから戻ります。
先の林道横引線の看板のところから、林道側に下りた。
道は良い。
例によってイノシシのヌタ場。
ツチガエルかアカガエルかの卵がたくさんあった。
しばらく歩くと再び分岐。右は山沿い。左はさらに下るようだ。
分からないので、とりあえず左を下ってみた。
ご覧の通り、道は良く、鼻歌混じりで下って行った。鼻歌は、ヘレン・シャピロの「悲しき片思い」だ。
が、なんか変だ・・・。
どんどん山から離れるばかりか下り方が早い!
このまま進めば和平の頂上(ジムニーを停めてあるところ)からずいぶん離れることは必定だ!ヤバイっす!
で、結構歩いた後で、先ほどの分岐点まで引き返した。
先ほどの分岐点には、こういう看板が何気なく置かれていた。
矢印通りに行けば元に戻るが、山沿いの分岐に沿って歩いて行った。
すると・・・。
道が相当に荒れている・・・。
さらに・・・。
こんなカンジになってきた。
これを乗り越えてさらに先に行ったところ、この先は完全に崩壊しており、この林道は完全に途切れていた。
で、再びここから引き返しただけでなく、元の大道山の看板まで戻る羽目に陥った。この時15:00 。
結局、峰すじの往路をそのまま戻ることとなり、足腰の負担もさることながら、日が落ちるのも不安材料となってきた。水筒のお茶も残り少ないし・・・。
ようやく林道入り口まで戻ってきた。樹木の影も長くなっている。
帰りは下りもあって、時間も来た時よりは短くすんだのは、幸いであった。
ジムニーに戻ったのが17:00 くらい。
昼食時の休憩以外に休みらしい休みを取らず、ほとんど歩きっぱなし。
6 時間くらいぶっ通しで山道を歩いた勘定となる。ヤレヤレ・・・。
最後に、和平から下界に下る途中で撮ったさくらの写真を一枚。
この風景に疲れもいっぺんに吹っ飛んだ!
本日のルート。
恐らく、本日、大道山から間違って下ってしまった林道は、「坂城散歩道-17」で紹介した大道山登山口につながる道なのではなかろうか?
また、この林道は、大道山頂上の下から芝峠につながり、ひいてはこれが水晶林道と接続しているのではなかろうか?
さらに、この道は、和平方面からの林道と本来は接続していたが、先に見てきたように、道が崩壊したため、現在はつながっていないのではなかろうか?
などと色々考えているセンセです。
結局のところ、バイクで走って確かめなくてはなりませぬ。
「坂城を取り巻く山々を全て踏破してやろう!」というセンセの良からぬ企みも、ずいぶん進んでまいりました。和平と黒柏木(くろかしゃぎ)を結ぶ線が切れてますので、そのうち接続したいと思います。これは朝飯前だと思いますが、令和元年中に全線開通となるでしょうか?
・・・今日のような調子では、達成前に本当に遭難してしまうかも・・・。
まだまだ続く連休です。
みなさまにも良い日が続くことを祈ります。
ではっ!