今月のウクライナ-297

猫の目のようにクルクル変わるイラン情勢。
イラン、アメリカ、互いに封鎖しあって、
睨みあいの状態が続いてますが、
ちょいちょいとジャブを出し合っている・・・
米空母から発信した F/A-18 によるイラン側タンカーへの攻撃や、
革命防衛隊による船舶拿捕の映像が流れている・・・

FA-18.jpgF/A-18  スーパーホーネット  ウイキより
MC3 Ramon G. Go https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=27855899による


アメリカの逆封鎖前は
原油価格の上昇によってイラン経済も恩恵を受けていましたが、
逆封鎖後はさすがにハイパー・インフレに陥りつつある模様・・・
加えて
カーグ島の石油備蓄タンクから石油が海に流れ出る映像も発信された。
タンクが満杯となったが輸出できない、
油井からの採取を停止すると再稼働が困難となる、
仕方がないので垂れ流しすることを選んだ、
ということでしょうか?
先日の CIA による情報によれば、
イランの石油備蓄能力は数か月先まで大丈夫、とのことでしたが、
情報の誤り?
それとも革命防衛隊の「やらせ」でしょうか?
対岸の首長国諸国の多くが
海水淡水化により飲料水を確保している現状を考えると、
「ほれほれ、どうするどうする?」とか言って
わざと「嫌がらせ」をしている可能性も否定できません。
当然首長国側はアメリカに泣きつくでしょうから
これを狙っている可能性も十分に考えられます。
互いに「ああしたらこうする、こう来たらこう出る」の状況と
なりつつあるようです。

キンペー・トランプ会談も今週末には開始予定ですが、
究極の打開策はどこになるのでしょうか?
やはり「核開発~ウラン濃縮」になるかと思いますが、
キンペー氏がイラン側を説得し、
開発停止を受け入れさせることは出来るでしょうかね?
仮に出来たとしたら、
これはトランプに対して極めて大きな貸しとなりますので、
キンペーは、対価として、台湾に言及するはずです。
要するに、
どちらに転んでも日本にとっては痛手となります。

以前にも書きましたが、
トランプ個人にとってはいざ知らず、
アメリカという国家の根本的な安全保障においては
台湾の「現状維持」は大変に重要な課題ですので、
そうは簡単に譲ることはないと思います。
問題はトランプ氏個人の反応で、
「市場」へのお土産として
何らかの「甘い言葉」をキンペー氏に与える可能性もあります。
そのような「甘い言葉」には大きな実質性はないと思いますが、
台湾の頼清徳総統には痛手となるはずで、最悪の場合、
2028 年に行われる次期選挙では
国民党に総統の座が奪われる可能性にも繋がります。
さすがのアメリカも
台湾人民の民意を翻意してまで現状維持に固執することはできない
と思いますので、
キンペーにとっては熟柿が落ちるのを待つだけ、
との状況にも繋がります。

ま、台湾人民が雪崩を打って大陸側にすり寄る状況も
極めて考えづらいことですので、
上記シナリオはあくまでセンセの妄想に過ぎないのかも知れませんが、
ロシアのウクライナ侵攻以来、
これまで妄想の範囲内であったようなシナリオが現実化する状況が
連綿として続く昨今ですので、
あながち穿ち過ぎな見方ではないのかも知れませぬ・・・

最善の解決策が
アメリカに対する信頼を取り戻す、
信頼できるアメリカに戻ってもらう、
ことにあるのは言うまでもありませぬ!