今月のウクライナ-249

さて「今週のトランプ」
数日の単位で大きく変化する世界に住んでいる昨今の我々ですが、
この一週間も激変の日々でした。
まずは中国 vs アメリカの関税戦争ですが、
アメリカがサッサと白旗を揚げた WWWWWW

いや、90 日間の停戦ということですし、
関税率はアメリカ 30% に対して中国 10% ですから中国の負け、
という見方もできますが、
アメリカの方から「もうやめにしようよ~」と袖を引いたのは明らか。
何故かって?
もしもキンペーの方から打診したとすれば、トランプ氏、
「中国が我々の前に叩頭した!!!」と大騒ぎするに決まってるでしょ?
それをしないのはトランプが折れたため。
ある意味、分かりやすいヒトではありますね WWWWWW

で、一件落着とも見えますが、いや、
本当のところが分かり始めるのは 90 日後から。
30% の水準でも世界経済に大きな影響が生じるのも明らかです。

で、ハナシを上手くまとめたベッセント氏ですが、センセの目には、
どうみても「掃きだめの鶴(ツル)」にしか見えないのですが・・・
センセだけですかね?
で、不思議なのは、なぜ彼はトランプ政権に参加した???
MAGA 信仰などとは 3 億光年くらい距離をおいたヒトのように思えますが・・・

彼自身が将来的に大統領を目指していて、
この際「腕」と「顔」を売っておこう、という腹積もりでしょうかね?
仮にそうだとしたら、
「すでに大成功を収めた」と言っても過言ではないと思います。
仮に 4 年後に名乗りを上げるとすればヴァンスと争う形となるのでしょうが、
すでに決まったも同然だと思います。 
いや、個人的には、4 年後にまた再びポリコレ政党になるよりかは
ベッセント氏に舵取りをしてもらいたいです ♪♪♪♪
少なくともこれまでの経過を見る限りでは、のハナシですけど・・・。

次に分からないことは、
米中関税戦争が不発に終わったと同時にダウとドルが急上昇しましたが、
あれあれあれ~~~?
トランプはドルを下げて欲しかったんじゃないの??
それとも漸く経済学の基礎を学びつつある???
FRB のパウエル議長、「利下げはしない!」と言っているのではない。
「おめ~が仕出かした関税の影響を見定めてから動く!」と言ってるだけだ。
100% だの 145% だの言った口が乾かぬうちに 30% にする、
そんなオトコの妄言のままに為替をいぢくるとどうなることか、
小学生でも分かりそうなことだわ WWWWWW

で、トランプ氏に対して色々と悪口雑言の限りを尽くすセンセですが、
中東歴訪の件に関しては「ナカナカ味のあることをやるなあ~」と感じてます。
一石二鳥というか、三鳥~四鳥くらいの成果が生じているのでは?

まずは例の「パレスチナ・リビエラ発言」によって
これまで長らくアメリカ寄りであったサウジまで怒らしたトランプでしたが、
今回の歴訪によって関係修復が相成ったこと。
ただしその後にリビエラ化的なことをまた言い出してますが・・・。※
※ パレスチナ住民 100 万人をリビアに引き取ってもらうとか言い出した・・・

次にシリアの暫定政権のトップ、シャラア氏とサプライズ的に会談し、
これまで課してきた制裁を解除すると同時に、
将来的な国交正常化を示唆したこと。
たぶん、復興援助のハナシなども含まれているかと思いますが、
これらは色々な意味で重要です。以下。
1. シリアの安定化~復興によって中東の安定度が増す
2. 結果、トルコや欧州に流れていた難民が帰還する
3. イランの影響が激減する
4. ロシアの影響も消滅する
5. 米国との繋がり強化によってイスラエルとの関係も安定化する
などなど・・・
シャラア氏に関しては「今月のウクライナ-224 と -225」でも言及しましたが、
個人的にはナカナカの人物に見えます。
今現在、アラウイ派に対する虐殺事件などで混乱が続くシリアですが、
今後はシリアがりに良くなっていくことを期待しませう!
同じダジャレの使いまわしで恐縮ですが・・・。

次に、
トルコのイスタンブールで開かれたウクライナ・ロシア停戦協議に向けて
同席の意を示したこと。
プーチンが出席しなかったためにトランプも参加しない結果となりましたが、
仮にゼレンスキー、プーチン、トランプの三者が一堂に会したら、
それなりの進展はあったでしょうね。
ただし、
言い出しっぺのプーチンが出席しないのは見え見えでしたけどね WWWWWW

最後に、
青息吐息であるボーイング社から 160 機もの航空機を購入する取引を
カタールとの間で取り付けたこと!
これ、スゴイですね!!!
確かに「こんな芸当が出来るのはトランプだから」とは言えそうです。
まあ、実際に納入されるのは相当に先のハナシとはなりますが・・・。
で、カタール国王からゴージャスなボーイング機を 1 機進呈のハナシまで!
で、民主党や一部共和党からもやいのやいの言われてますが、
実のところ、この機体を大統領専用機とするには大変な改造が必要なようで、
実現は疑問視もされてます。
大統領専用機、Air Force One との別名を持ちますが、
靴の名前ではありませぬが、
原爆が炸裂しても大丈夫なような構造をしているとのことです。
空中に飛んでいる状況でのハナシですが・・・。
で、このように商売にも成功したトランプ氏の中東歴訪でしたが、
一方で、
トランプ一族がこれに同調して商売しているとの黒いハナシもあります。
けれども
バイデン政権時もバイデンの倅がウクライナで似たようなことをしており、
これに関してバイデンが恩赦を出しまくった件に関しては
「今月のウクライナ-222」で述べました。

で、一旦お昼にして、
後半は中国の技術開発が本質的に離陸~加速しているのでは?
というハナシを少ししてみたいと思います。

と思いましたが、
ちと時間が取れないので、
そのうち気が向いたらします WWW