今月のウクライナ-211

暑さ寒さも彼岸まで!
今日の坂城はカラッと晴れ、湿度も少なく涼しくて気持ちが良い!
しばらく前からトンボが山から下りてきて、コオロギも鳴きだしてはいたが、
秋がホントに体感できたのは今日が初めてだ ♪
夏場のセンセは低血圧で熱中症気味・・・。
台風が来るときなどはゾンビのようになる・・・。
昨日あたりから空気が変わり、
体表面の血管も収縮して血圧も上昇!絶好調だ!
午後は早速ゴルフの練習に行ってこよう!

さて、YDNAO1b2 です。
過去ログの「今月の書評-68」と「-85」のチェックをお願いします。
先日の「今月のお悔やみ」でお話したように、
O1b2O1b1 との分岐がおよそ 3 万年前で、
O1b2 がオーストロアジア系やオーストロネシア系の間にほとんど見当たらず、
加えて中国国内、特に江蘇省から山東省にかけて見つからないことを考えれば、
確かに稲作の北方への伝播と O1b2 の連中とを
結び付けて考えることはできませぬ。
O N の共通祖先である NO が分かれたのがおよそ 4 万年前で、
そこから生じた O-M175
O2a、O2b、O1a、O1b に分かれていくのがおよそ 3 万年前
ということですので、相当に昔だ。
列島にはすでに旧石器時代人は居た時代ですけどね。
で、YDNA は、基本、現代人から得られるデータですが、
O1b2 の大部分は朝鮮半島と日本列島に分布し、
両者の共通祖先は
およそ 8000 年前に生きていた一人のオトコに帰せられるそうだ。
で、そのお方がどこに住まわれていたのかは知る由もないが、
諸事情より判断すると、半島の基部あたりが怪しいと、個人的に考える。
以下、理由。

3~4 万年前と言えば狩猟採集時代。
大型獣を求め、
森林地帯よりもむしろ草原~疎林地帯へ進出する方が有利だった可能性がある。
そこで、スンダランドや東南アジアから東部アジアに進出した連中は、
C のみならず、O~N の中にも、より北方の地域を目指す連中が現れた。
当時のシベリアにはマンモスや毛サイなどがいたが、
遼河から黄河にかけてもゾウなどの大型動物がうろついていた。
縄文人のご先祖様やアイヌ人のご先祖様は、
これらマンモスやナウマン象などの大型動物を追いかけて
列島の南と北から入ってきたのだ!
途中の朝鮮半島にはたくさんトラが居たのでスルー。ホントか?
やがて大型動物も捕り尽くし、気温もさらに低下してくると、
北方集団は分裂し始める。
あくまで大型動物に固執する連中はベーリング海峡を渡りだす。
バイカル湖や沿海州周辺で
より小型の動物の狩猟や漁猟に精を出す連中も現れる。
満州~遼河地方~黄河地方に留まる連中もいただろうし、
そもそもあまり北へは行かず、故地に留まっていた連中もいただろう。
いずれにしても、こういう形で、
分岐した集団のそれぞれは、大陸の各地に分散するようになった。以下次号!