バイデン氏が漸く降りて副大統領のハリス氏に代わった。
大して変わりはないからトランプ優勢!
とのセンセの基本的見方は変わりませぬが、
いや、ことによるとことによるかもしれない。
アメリカの政治的分断と
両陣営のパルチザン的態度には非常に大きいものがあるため、
トランプ狙撃事件もバイデンからハリスへのすげ替えも
さまで振り子を大きく揺らすものではないのかもしれない。
先のフランス選挙の結果を見ても分かるように、
「これでもらったも同然!」との見方が油断を生むかもしれない。
対する陣営は当然大いに危機感を抱くので、
一発逆転の大番狂わせが生じるかもしれない。
ま、選挙結果を待てばよいだけのハナシではあります。
パリ・オリンピックの後はアメリカ大統領選挙。
今からワクワクドキドキが止まりませんね!
で、最近ではとんと話題にものぼらない反捕鯨団体のシー・シェパードですが、
そこのボスみたいのが※グリーンランドでデンマーク警察により捕まった。
例の、捕鯨船に体当たりとかしていた連中だ!
で、このオトコ、日本政府によって国際指名手配されていたそうなので、
デンマーク政府は彼を日本に移送する可能性。そこまでは良い。
問題は、どういう訳かフランスがこれに首を突っ込んで反対している、
ということだ。
※過激過ぎて、現在ではシーシェパードからも追い出されているそうです。
オーストラリアやニュージーランドあたりが反対するのならまだ分かるが、
なんでフランス?なんでマクロン?しかも反対の理由は?
この問題、センセが毎朝欠かさず見ている NHK BS の海外報道で流していたが、
いわゆる「識者」が登場して、
「環境保護活動している者を逮捕するのは間違っている!」
的なことを言い放った!
すなわち、「造反有理、革命無罪」と言うことで、
未だにこのレベルでものを言う人間がいるものだ!と、
センセは妙に関心してしまった。
なるほど、
地球温暖化否定派の先鋒であるトランプ氏に代表されるような勢力が
勢いを増す理由が良く分かる。
そもそも捕鯨と環境保護の関係は?
この問題に関しては色々なことを指摘できるが、
物事を科学的に考えることができるヒトであれば
そんなに難しいハナシではない。
問題は、物事を情緒的にしか捉えることのできない連中が少なからずいる、
ということだ。
日本人としては、フランス人が、
カエルやカタツムリはよいとしても、
アヒルに無慈悲にも強制的に餌を食べさせて作らせた脂肪肝を食べて
「Trévian!」とか言ってる分には構わないから、
どうぞお前様方も日本人が鯨肉を食うに口を挟まないでおくれなもし・・・。
おまけにそんなに大層食べてはいないぞなもし・・・。
「今月のウクライナ-193」で
「フランス人は矛盾の塊」的なことを言いましたが、
矛盾、というよりもむしろ「偽善」と言う方が正しいかな?
もちろんフランス人全員がそう、という訳ではないのでしょうがね。
それにしても最近、フランスが絡んだハナシが多いね!
さて、東アジアの歴史を話す段において、
朝鮮半島の国々の成り立ちを今一度おさらいしておきたいと思います。
過去ログで結構お話しているので、
ざっと目を通しておいてくださると助かります。
具体的には、
「今月の書評-68」あたりから「~98」あたりくらいまでになります。
現在の半島の人々は、
遼河文明の生き残りである N 系の連中、
北方由来のエヴェンやエヴェンキなどのツングース-1 系、
濊貊や高句麗の流れをくむツングース-2 系、
契丹やモンゴル帝国などのモンゴル系、
歴代中国王朝による属国的支配、
そして水田稲作と海士漁をもたらした南方民、
さらには呉・越の崩壊によって流入したであろう連中など、
多種多様な民族の混合によって形成されています。
最終的にこれらを統一したのが新羅、ということで、
新羅が現代の半島国家にもたらした影響は大きい、と言えます。
半島の歴史には「倭」も大きく関わっているので、
そこまで話すかどうか、ちょと迷っているところです。
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