昭和40年代:時代と音楽-20

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キューバのカストロ議長が死にました。
90歳。
また一つの「昭和40年代」が、消え去りました。
で、カストロと言えばJFK。JFKの後はジョンソン、ニクソン、フォード、カーター、レーガン、ブッシュ(父親)、クリントン、ブッシュ(倅)、オバマ、そして次がトランプですので、確かにキューバは、好むと好まざるとに関わらず、時が止まった国ではありました。でも、オバマ政権下で国交が回復しましたので、これも好むと好まざるとに関わらず、今後は相応に変化していくことでしょう。でも、あのアメ車のクラシックカー群が消えていくのを見るのは寂しいですよね!

さて、センセは昨日もまたバイクのお稽古。
白バイなんかが見せる、停止からのフルロック右Uターン発進を延々とやってた。アクセルワークと倒し込みのバランスが難しい・・・。これをビデオで撮影し、後でチェック。勉強になります。

で、本日は「フィラデルフィア・サウンド」についてお話します。

ブラック・イズ・ビューティフルをスローガンに掲げたブラックパワーの全盛期が70年代初期ですが、ファンクな音作りを中心とした「ソウル」全盛の時期でもあります。一方で、黒人音楽の成熟を背景に、従来の南部系黒人音楽とは全く異なる新たなトレンドが、アメリカ東部のNYとワシントンDCに挟まれた都市、フィラデルフィアから生まれました。の名を冠して、「フィラデルフィア・サウンド」と呼ばれた一群の楽曲の誕生です。
代表的ミュージシャンとしては、オージェイズ、スピナーズ、スリー・ディグリーズ、ハロルド・メルビンとブルーノーツ、そしてスタイリスティックス。いずれもコーラスグループです。ソロでは、人妻との不倫を歌った曲「Me and Mrs. Jones」で有名なビリー・ポール。バンドとしては、スリー・ディグリーズや「ソウル・トレイン」のバックを勤めたMFSBなど。
以上は文字通りフィラデルフィアを本拠とした連中ですが、シカゴ発の代表がシャイライツ。シャイライツと呼ぶのかチャイライツと発音するのが正しいのか、本当のところは分かりませんが、スペルはThe Chi-Lites。「シカゴの灯り」という意味です。

フィラデルフィアサウンドの特徴は、ゆったりとしたテンポを背景に、甘く優しく美しいメロディーと裏声(ファルセットボイス)を駆使した歌を乗せた音作りにあります。スタイリスティックスの「You Are Everything」、「Betcha by Golly, Wow」、「People Make the World Go Round」、「You Make Me Feel Brand New」などが代表です。センセも大好きです。
もちろん、オージェイズやスリー・ディグリーズなど、「ソウル・トレイン」に登場するような、もっとノリの良い連中もいます。
シカゴのThe Chi-Litesは、「Oh, Girl」、「Have You Seen Her?」などが代表作です。これもゆったりとしたテンポを背景とした独特の雰囲気を持った楽曲で、センセは大好きです。

フィラデルフィア・サウンドのような、甘くて優しい一連の曲が出てきた背景には、ウッドストックやブラックパンサーなど、やかましく、荒々しく、暴力的で野放図な世相に対して、そろそろアメリカ人が嫌気を差し始めたのでは?と推測されます。
そのような風潮は、ロックの世界にも生じ始めます。
で、いよいよロック本番?とのお気持ちはよう分かりますが、もちっと待ってネ!

次回は、ボサノバ~映画音楽~ポップ~バート・バカラックのお話をします。

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このページは、喜源テクノさかき研究室が2016年11月27日 10:31に書いた記事です。

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