昭和40年代:時代と音楽-14

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アメリカでトランプ氏が大統領に当選しました。
誰か予想していたヒト、いる?
センセは「んん~ん、イギリスのこともあるし、接戦だし、あるかも知れないが、ギリギリでヒラリーだろうな・・・。」ぐらいの感覚でしたが、多くのヒトもそうだったと思います。
ところが蓋を開けてみると、なナンとトランプ!!!
イギリスのEU離脱~ボブ・ディランのノーベル賞に続くサプライズではあります。

で、このブログは政治的には中立の立場を堅持しますので、トランプ氏に関してとやかく言うつもりはありません。それよりも、マスコミその他、各種専門家と呼ばれる人たちのバイアスというか色眼鏡というか偏見というか、自分たちが見たいもの聞きたいものそうであって欲しいもの=真実、という相変わらずの図式が今回ほど如実に現れた状況は近来なかったのでは?ということを指摘したいのです。
アメリカABCなどは開封直後にヒラリー70%で当選確実!なんて速報を出したところが程なく逆転のコメントを発表せざるを得なくなってうろたえることうろたえること・・・。日本国内でも事前にトランプ大統領誕生の可能性を指摘していた報道専門家は、センセが知る限りでは、木村太郎氏ただ一人というカンジでした。木村太郎がトランプ当選の可能性を指摘した時、同席していたアメリカ生まれの大学教授が気色ばって反論していたのが印象的でした。パックンも7:3でヒラリーと言ってたし、その他は推して知るべし・・・。
木村氏の場合、別にトランプ氏が大統領になるべきだと言っていたわけではなく、彼独自の現場での取材に基づいてそのような結論に至った、と述べたに過ぎません。既存のマスコミの取材の甘さを指摘した、とも取れる彼の予想でありました。

これは金融市場関連においても同様です。ごく一部を除き、株や為替などの専門家の大部分は、トランプ大統領当選による大幅なドル円~株価の下落を予想していました。
当初のヒラリー優勢の報によってドル円は¥105まで上昇しましたが、その後にトランプ優勢の報が入ると急落!一時的に¥101水準にまで到達しました。そこだけを見ると、彼らの予想は当たったかのように見えました。ところがその後持ち直し、¥103台で膠着。その後、トランプ勝利がほぼ確実視されるに従い、ドル円は下落するどころか急上昇!専門家の予想とは正反対の値動きを示しました。
その時センセが思い至ったのは、「ハハア、トランプといえどもとりあえず共和党。上下両院を共和党が占めたのだから、もはやねじれは無いわけだ!」という考えでした。当選前は、「TPP廃棄に象徴される保護貿易主義に陥ることにより、アメリカ発の世界不況がやってくる!」などと騒いでいた経済関連の連中でしたが、見事なまでに外しましたね!
今になってようやくトランプ氏の掲げる経済政策について本格的に考察しはじめているようで、法人税の大幅な減税策~インフラ整備のための巨大な財政出動~各種規制の大幅緩和策などを念頭に、「トランプ大統領下で米国経済は強くなる!ドル円は来年は¥120を回復する!」なんて言い出している始末です。

結局のところ、当初のドル円の急落は、多くの人々がトランプ氏の当選を予想していなかったので、不安感や不透明感からとりあえず市場から逃げ出した、ということに過ぎません。専門家の多くも、結局はトランプ氏の当選を予測していなかった=彼の経済政策についてまじめに考察していなかった=本当に当選したらビビるだろうから、とりあえずはドル円は下落だ!ぐらいのことだったのかも知れません。

でもそれって、専門家の態度とは呼べないです。

結局、マスコミ関係者と同じく、地道な事実の積み重ねではなく、自らの期待に基づいた「予断の世界」で生きていた、ということが露わになった出来事ではありました・・・。

ただし、現在の段階で彼らを非難するのはまだ早いのかも知れません。この先どうなるか、本当のところは誰にも分からないわけですから・・・。
また、彼らの判断のもととなった世論調査が抱える根本的な欠点こそに、原因を求めるべきなのかも知れません。結局のところ、ヒトの心が抱える闇などは、世論調査などの通り一遍のデータから読み解くことは不可能なわけですから・・・。


本日はここまで!
次回は、あの、「ケロンパ!~ゲロゲロ~!」のオジサンが登場します!

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このページは、喜源テクノさかき研究室が2016年11月14日 21:02に書いた記事です。

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