坂城第二研究所の引っ越しが完了しました!

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みなさまおはようございます。
今日は文化の日。ここ坂城は昨晩の雨も止み、朝から文化的な快晴です。

さて、先月ご紹介の坂城第二研究所(旧長野工場)、ようやく内部機材の搬入が完了しましたので、ご報告していきたいと思います。



検査室-2.jpg

ここは検査室。
怪しい光を放っている左の物体はクリーンベンチです。この中で菌を扱います。正面は冷蔵庫、その右が-80℃の冷凍庫。ここに乳酸菌の菌株が眠っています。



孵卵器-2.jpg

一群の孵卵器類。
30℃、37℃、27℃と揃っています。乳酸菌や酵母の種類によって培養温度が異なるので、何種類もの孵卵器が必要となります。



各種検査機器-2.jpg

各種検査機材。
左から、遠心機、分光光度計、高速遠心機、顕微鏡。
ここでは簡単な実験も出来ます。



仕込み室-2.jpg

ここは仕込み室。
乳酸菌発酵液の培地を作るところです。
大豆粉や米糠エキスなどの原材料は冷蔵室に保管されたのち、開封後は写真のようなポリタンクに密栓して使用に供されます。もちろん賞味~使用期限厳守です!
台の上にある物体は、大型のデジタル秤量器。



洗浄室-2.jpg

ここは洗浄コーナー。
左の棚にズラッと並んでいるのが、ステンレス製の培養缶です。これに培地を仕込んで菌を接種し、培養します。



大型圧力容器-2.jpg

これは大型の圧力容器。
培地や培養液を滅菌する装置です。背後にボイラーの頭がちらっと見えますが、ボイラーで発生した蒸気を引き込んで圧力と温度を高めて滅菌します。要するに、家庭の圧力釜のバケモノです。
左の台車に培養缶をズラット並べて圧力容器に入れ、一気に滅菌します。



冷蔵室、恒温室(培養室)-2.jpg

こちらは保存室。
右が冷蔵室、残りの二つは恒温室(培養室)です。



冷蔵庫内部-2.jpg

冷蔵室の内部。
写っているのは大豆粉が入った袋です。それぞれ15kg ほどあります。
上に乗っている白い物体は吸湿剤。



恒温室内部-2.jpg

これは恒温室内部の様子。
上部の黄色い物体がヒーターで、ビニールで覆われた棚の内部は無菌環境になっています。
30℃、あるいは37℃の温度で、およそ1 週間ほど培養します。



500L撹拌タンク-2.jpg

これは500L 攪拌タンク。
培養終了後の培養液は全てここに集められ、攪拌して均一化されます。
その後に再び培養缶に分注され、最後の滅菌を行います。



連続遠心機-2.jpg

これは連続遠心機。
毎分15,000 回転で培養液を連続的に遠心し、培養液から固形物を分離します。
乳酸菌菌体を除去した製品を作製する時に使用する機械です。



保存室遠景-2.jpg

これは保存室の遠景。
正面に見えるのが、大型冷凍室です。右にちょろっと見えているのは、解凍用のブース。




大型冷凍室-2.jpg

大型冷凍室の近影。
最終滅菌を施し、20L ポリタンクに分注された原液は、出荷までここで凍結保存されます。
出荷時には右の解凍ブースで解凍し、冷蔵便で別の工場へ運ばれます。



冷凍室内部-3.jpg

原液は台車の上でポリタンクに詰められ、バンドで固定し、台車ごとそのまま冷凍室に運び込まれて冷凍保管されます。その結果、搬入~搬出が極めて楽になりました。



冷凍室内部-4.jpg

冷凍室内の一部。
各ロットから100ml ずつサンプルを抽出し、少なくとも3 年間冷凍保存します。いわゆるトレーサビリティの確保、という事です。


余談ですけど、トレーサビリティとかコンプライアンスとかサステイナビリティとかのカタカナ言葉、なんとかならんでしょうかね???PC で入力するのも面倒ですしね、ホント。

本日は文化の日。昭和21 年、日本国憲法が発布された日を祝って作られた祝日です。
日本国憲法が戦後日本の民主化の礎となった事に異論はありませんが、同時に、さらにさかのぼって、日本国近代化の基を作り上げた明治時代の偉人達にも思いを馳せたいと思います。

中でも多くの外来語を日本人に分かりやすい言葉に訳した福沢諭吉先生が大偉人の一人である事に、異論は無いかと思います。政治経済で現在用いられている言葉の多くが、諭吉先生によって生み出されたものです。「自由」も「経済」も「民主主義」も、諭吉先生の造語なんです!
諭吉先生が居なければ、「自由経済民主主義」と8 文字で済むところを「リベラルエコノミックデモクラシー」と16 文字も使わないといけなくなって、新聞もよっぽど分厚くなって印刷屋はウハウハ繁盛していた事でしょうね!
これらの熟語は中国~韓国にも逆輸入され、現在では彼等も当たり前のように使っています。にもかかわらず、隣国の人々にとって、諭吉先生は不倶戴天の敵のような扱いです。

まったくね・・・!

私は、福沢諭吉先生本人もさることながら、ほら、諭吉先生の肖像が載っている、あの丈夫な紙で出来た長四角のヤツ、あれが大好きですね!
これから寒い季節になりますが、諭吉先生の肖像画が何十枚~何百枚も揃っている所を想像するだけで、何だか懐が温かくなる気がする今日この頃です。

では皆様、晩秋の一日を暖かい気持ちでお過ごし下さい!


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この記事について

このページは、喜源テクノさかき研究室が2015年11月 3日 10:00に書いた記事です。

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