お焦げとガンについて-11

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北欧におけるフィンランドの特異性

色々な影響因子を排除するために、前回は日本人に限定して時系列的な分析を試みました。
今回は、人種的~文化的に比較的似ている国々の大腸ガン罹患率と食の傾向を比較検討してみたいと思います。まず初めに、北欧諸国を比較してみます。

北欧四カ国と呼ばれるデンマーク、ノルウエー、スエーデン、フィンランドは日本人にとってはナカナカ区別しがたいカンジですが、そんなこと言ったら現地のヒトには怒られると思います。でも、国旗もみんな同じようなカンジですから仕方ない気もします、、、。

人種的~文化的に比較的似ていると言いましたが、もちろん実際は異なります。特にフィンランド人は元々はアジア由来の民族ですので、言葉なども他の三国とは系統的に全く異なります。ヒトの名前などもケッコネンとかピッコネンとかナンヤネン?とか言うのが特徴的ですね!冬のオリンピックでおなじみです。事によると人種的~遺伝的にも他の三国の国民とは幾分異なる面があるのかも知れませんが、現代では相当に混血も進んでいると思いますし、地理的~文化的~歴史的にも北欧四カ国は他のヨーロッパの地域とは別途にくくることが出来ると思いますので、これらの四カ国中での相互比較もあながち不当と言う訳では無かろう、と考えてます。

下の図は、北欧四カ国の女性の大腸ガン罹患率を比較したものです。

北欧女性の大腸ガン罹患率 2012.jpg
フィンランドが顕著に低い事が分かります。日本人よりも少ないです。この事実を頭の片隅に入れておいて下さい。

次の図は、北欧四カ国の食肉消費量の比較です。

北欧の食肉消費量の比較 2007.jpg
ノルウエーが一番少ない!ナンか理由がありそうですね!一方でフィンランドの食肉消費量もデンマークやスエーデンに比べれば少ないですけど、顕著に低いと言うカンジではありません。

次の図は、牛乳の消費量を比較したものです。

北欧の牛乳消費量の比較 2007.jpg
おおっと!これははっきりしていますね!!!牛乳って、最近は悪く言われがちですが、結局、良いのか悪いのか分からんですね!少なくともこの結果は、何かを強く訴えている様に思われます。

最後に動物性脂肪の摂取量を比較してみます。

北欧の動物性脂肪摂取量比較 2007.jpg
こ、これも顕著な傾向が出てますね!
こうなると寧ろ、「何故ノルウエーは大腸ガンが多いの?」と言う方に興味が湧いてきますね!
また一方で、フィンランドの動物性脂肪の摂取量が四カ国の中で最も少ないと言う事実も、なんだか不思議です。


さて、色々な考察が出来ると思います。

まず、「牛乳って動物性脂肪が豊富に含まれているはずなのに、何故牛乳消費量が多いフィンランドで動物性脂肪の摂取量が少ないの?」という疑問が挙げられます。これは、「牛乳は液体なので、同じ重量で比較した場合、肉よりも脂肪の量は圧倒的に少ないからさ!」と言う答えでOK です。

次に、「結局牛乳は良いのか悪いのか?」と言う事ですけど、少なくとも大腸ガンに限って言えば、フィンランドのデータは積極的に摂るべき事を示唆していると思われます。牛乳の何がよい?と言う事ですが、これはカルシウムの存在が指摘されます。カルシウムの摂取に加え、ここは北欧という要因を加味すると、日光の恵みに乏しい点も指摘されなくてはなりません。即ち、ビタミンD と大腸ガンとの関係についても考える必要が出てくる訳です。カルシウム~日光~ビタミンD ~大腸ガンの問題に関しては、このシリーズの最後で少し議論する予定です。

次は、「デンマークの異常な動物性脂肪の摂取量って、どういう事?」と言う疑問です。先のフィンランドの牛乳摂取量とデンマークの動物性脂肪摂取量に関する疑問は、恐らく、この両者の料理を比較する事で解決されるかも知れません。

で、デンマーク料理とフィンランド料理をネットでググってみましたら、なるほど!と言う結論となりました。画像をお見せしたいのですが、このブログのテーマの流れの中でデンマーク料理のレストランからパクッた写真を載せたら「営業妨害だ!」とか言われて袋だたきにされそうですので、どうぞご自分でググッてみて下さい。

でも、「どちらを食べたい?」と聞かれたら、「デンマーク・・・。」と答えてしまうであろう自分が情けないです・・・・・。

さて、「ノルウエーはどうした?」と言う件ですが、これは確定的では無いのですけど、ノルウエー料理には魚の天日干しや燻製が多いとのことです。また、トナカイなどの野生動物の肉を燻製にした料理も多いそうです。そうなると、燻製が怪しい、と言う事になります。燻製肉に関しては、このシリーズの最後に議論してみる予定です。

最後にスエーデン。
「ノルウエーとデンマークとフィンランドを足して3 で割った様なトコロです。」 はい、オシマイ!

こうやって比べてみますと、北欧四カ国と言えどもそれぞれ個性に富んでいる事が分かって来ました。北欧の皆さん、どうもすいませんでした。フィンランドのDQN のあんちゃん、どうぞ「ナンヤネン?」などと言って絡まんといてください・・・。

次回は日本と韓国を比較します。結構面白くなるかもよ!!!



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このページは、喜源テクノさかき研究室が2014年4月23日 14:02に書いた記事です。

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